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「本の時間」「ダ・ヴィンチ」「モノ・マガジン」「ターザン」「アックス」などで連載中のイラストレーター・漫画家 川崎タカオさん

掲載日:2008.12.16

川崎タカオさん

クリエーターインタビューでは、商業誌で活躍中のクリエーターや同人誌で活躍中のクリエーターなど、みんなが気になるクリエーターを毎回お一人ずつご紹介。
作品の裏話や、普段どんな風に作品を制作しているかなど、気になる疑問をインタビューでお聞きします!
今回は、現在「本の時間」「ダ・ヴィンチ」「モノ・マガジン」「ターザン」「アックス」などで連載中のイラストレーター・漫画家 川崎タカオさんを紹介致します。

川崎タカオ 川崎タカオ
1975年生まれ。神奈川県出身。
阿佐ヶ谷美術専門学校卒業後、スージー甘金さんのアシスタントを5年間勤めた後、フリーのイラストレーターに。主にエディトリアル系。渋谷アートワッズにて個展を2回開催。 「本の時間」「ダ・ヴィンチ」「モノ・マガジン」「ターザン」の他、「アックス」にて『待ちぼうけ紳士』を連載中。
2004年に漫画本「へたれチキン」(リトルモア)発売。 同年に「アックス」(青林工藝舎)にて短編を描き始め2007年に単行本「きまぐれな輝き」発売。
Webサイト:ドラマティックな街角
Blog:『渋く滑稽に』(川崎タカオ・著)

【書籍】
きまぐれな輝き』青林工藝舎より好評発売中!
きまぐれな輝き

へたれチキン』リトルモアより好評発売中!
へたれチキン

川崎タカオさんの事を教えてっ!

――マンガを描き始めたきっかけは何ですか?

幼稚園児の頃に仮面ライダーが好きで仮面ライダーの漫画の模写が最初ですね。『仮面ライダースーパー1』。

――初めて描いたマンガはどんなマンガですか?

小学生の頃に何かのプロレスマンガをパロって『プロレスラーくん』というのを描いてました。これが初のオリジナルといえばオリジナルです。鉛筆書きで、らくがき帳を半分に斬ってB6くらいのサイズ、両面180Pの単行本を6巻分くらい描きました。巻が進むにつれ内容は完全に『キン肉マン』のパクリになっていきましたけどね。堂々と「超人」って言葉使ってますし。

――何か一貫したテーマを持ってマンガを描いていますか?

「滑稽さ」でしょうか。

――作品のアイディアはどうやって考えていますか?

「疑問」「ムカツキ」「単なる思いつき」等から得た些細なエピソードを常に頭の中で転がしてます。転がりっぱなしで出てこない事もありますが...。

――マンガを描くうえで、何に一番苦労しますか?

コマ割りとセリフです。あとはオチ。絵に関してもまだ納得いってません、って結局ほぼ全部か...?

――今までに描いたマンガのキャラクターの中で特に印象に残っているキャラはいますか?

以前ライブドア4コマでやってた『ダンディ・エイリアン零二』。地球人とコミュニケーションずれまくってるんだけど全然気にしてない(気付いてない)というキャラで、ライブドア4コマ全体が書籍化の話しもあったんで、どんどん描いていこうと思ったらあの事件で初期執筆メンバーは解雇。まだ考えてたアイディアもあったんですが幾ら記憶を堀(エモン)おこしても忘れちゃいました...。次に出す単行本には収録したいです。

――キャラクターを描くときのこだわりを教えてください。

パっと見、何を考えてるかわからなそうな雰囲気。

――今後描いてみたいキャラクターはありますか?

泣きたく、逃げ出したいけど無理して頑張る「ヤセ我慢キャラ」。

――そのキャラを使って、どんなマンガが描いてみたいですか?

ホノボノしててなおかつハードボイルドなマンガを。

川崎タカオさんの描き方を教えてっ!

――1ページあたり、どのくらいで仕上げていますか?

ちょっとわかりません。ページ内の要素によるので...すいません。

――画材は何を使っていますか?

ゼブラの筆ペン、ミリペン、漫画用原稿用紙、時々鉛筆、仕上げはPhotoshop、部分部分Painterを。

――これは便利だ!と思うオススメの道具はありますか?

筆ペンは便利だと思いますが、いかんせん線が太いので細くて滑りの良いペンって何がいいですかね?

――マンガを描くときの作業工程など教えてください。

すごい普通ですが下書き、ペン入れ、スキャンニング、パソコンでベタ、トーンです。

――技術向上の為に何かされていますか?

なるべく丁寧に描くとか...。

――マンガを描くときの○秘テクニックをこっそり教えてください!

なるべくトレース...じゃなくて...特にないです。

川崎タカオさんにとっての描くとは...

――商業でのお仕事経験はありますか?または、初めてお仕事をもらった時の心境を教えてください。

若い頃からイラストレーターとして食ってきております。イラストレーターとしては吉本興行が出してたフリーペーパーのカットが初仕事でレギュラーだったので筋立てを考えてやってました。その後ネット上のみで描いてた漫画(『へたれチキン』)を後にリトルモアで単行本化してもらったのでこれが商業的な漫画家デビューとなりました。自分の名前での漫画単行本が出ることに中々リアリティが感じられなかったのを覚えております。

――自分のアピールポイントはなんだと思いますか?

仕事に関しては...まぁまぁ柔軟なとこでしょうか。

――将来こうありたい!という願望はありますか?

思い付く数々のアイディアに手が追い付いてないような状態。

――休日は何をして過ごしていますか?

常に休日みたいなもんですが...映画を見るか酒を飲むかです。バドミントンもやります。

――マンガ以外で好きなものを教えてください。

映画、酒です。上と同じこと書いてすいません。映画はオール・タイム・ベストが香港映画『ザ・ミッション 非情の掟』で、酒は生ビールが好きです。アル中にならないように気をつけたいです。あとラジオ(主にTBSラジオ)とラーメンとつけそば。スポーツドリンクの中ではAsahiの「SUPER H2O」がダントツ。

――影響を受けたマンガなどあったら教えてください。

これは...ありすぎて...。いましろたかし先生の数々の作品、小田扉先生の数々の作品、狩無麻礼先生原作の数々の作品、諸星大二郎先生の数々の作品(短編)、本秀康先生の数々の作品、吉田聡先生の数々の作品、吉田戦車先生の数々の作品...まだなんか多数あると思います。影響受けたといってもその影響で得たものを上手く抽出できてるかどうかはまた別の話しですが...。

――どのあたりに影響を受けましたか?

これも...ありすぎて...。強いて言えば、上記の先生方の作品は「間」と「笑い」のセンスが絶妙です。僕もそうありたいと思いますがまだまだです。

――最後になりますが、川崎タカオさんにとって描くとは何ですか?

愚痴の発露...ってこともないか...『支え』ですね、あらゆる意味で。

――ありがとうございました!

川崎タカオさん 作品紹介

走る、川崎のキャラたち
(待ちぼうけ紳士、へたれチキン、ダンディ・エイリアン零二)

走る、川崎のキャラたち



漫画『待ちぼうけ紳士』より

漫画『待ちぼうけ紳士」より

川崎タカオさん 作品紹介2

小説『遠い響き』(藤谷治)挿絵

小説『遠い響き』(藤谷治)挿絵



オリジナルイラスト『めぐり逢い』

オリジナルイラスト『めぐり逢い』


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