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飛鳥新社 季刊Sやビー・エヌ・エヌ新社 絵師100人などに イラストの提供をされているミルサさん

掲載日:2010.02.02

ミルサさん インタビュー

クリエーターインタビューでは、商業誌で活躍中のクリエーターや同人誌で活躍中のクリエーターなど、みんなが気になるクリエーターを毎回お一人ずつご紹介。
作品の裏話や、普段どんな風に作品を制作しているかなど、気になる疑問をインタビューでお聞きします!
今回は、 飛鳥新社 季刊Sやビー・エヌ・エヌ新社 絵師100人などに イラストの提供をされているミルサさんをご紹介します。

Tobiさん ミルサ
webの片隅で版権や創作の絵を描いて生きています。
自分の絵のスタイルの定まらなさに迷いつつ、 まぁどうにかなるでしょと自由気ままにお絵描きライフ。
3stones

ミルサさんの事を教えてっ!

――こんにちは!今日はいろいろお伺いしますのでよろしくお願いします!

こちらこそよろしくお願いします。

――絵を描き始めたきっかけは何ですか?

親が褒めてくれるのが嬉しくて、だと思います。気がついたらずっと描き続けていました。

――初めて描いた絵はどんな絵ですか?

おぼえてないです...。

――ですよね(笑)。では、デジタルで描き始めたきっかけ等を教えてください。

中学2年のとき友達のサイトのお絵描き掲示板で描いたのがデジタルのきっかけです。 その後ぴくらぼさんで描いたり学んだりしてどっぷりデジタルにハマっていきました。

――何か一貫したテーマを持って絵を描いていますか?

発想、でしょうか。どんなに些細で小さなことでもいいので何か一つはココ!と思う部分を入れています。

――作品のアイディアはどうやって考えていますか?

上記の発想の元は身の回りの小物だったり風景だったり日常だったりすることが多いです。

――絵を描くうえで、何に一番苦労しますか?

構図と人物のポーズです。

――構図やポーズを考えるのって、大変そうですもんね。何か参考にされたりして描くのでしょうか?

納得いくまでひたすらキャンパスで構図とポーズを考えます。ポーズは自分でとってみたりします。
一人部屋の中でああでもないこうでもないとでいろいろポーズとりまくってる姿は滑稽です(笑)

――今までに描いた絵の中で特に印象に残っているものはありますか?

どの絵にも思い入れと愛着があるので...!

――キャラクターを描くときのこだわりを教えてください。

画面になじむように、を心がけています。キャラクターだけ浮き出ても意味がないので。

――なじむように...とは、具体的にどのようにするのでしょう?

えーと説明し辛いのですが、キャンパス全体の雰囲気で感じ取ってもらいたいんです。 キャラ単体でみせるのではなく、背景も小物も全部含めて1つの作品になるようにしています。

――ついつい描いてしまうキャラクターのパターンなどはありますか?

女の子入れると必ずと言っていいほど花がくっついてきます。切っても切り離せない仲です。

――女の子には華がありますからね(笑)。花を描き入れてしまうのには何か理由がありますか?

単純に画面が華やかになるのと花が好きという理由です。 あとこっそり花言葉を含ませたり~なんてするときもあります。

――今後描いてみたいジャンルや、挑戦してみたいことはありますか?

今までもこれからも挑戦したことは山積みです。

――いくつか具体的に教えてもらってもいいですか?

技術・色彩構成力の向上、作業効率化、個性...上げていけばキリがないですね(笑) 最近は映像にも興味があるのでそっちも勉強しようと思っています。

いい部分悪い部分どちらも自分で認められるようになった

――1作品あたり、どのくらいで仕上げていますか?

らくがきは30分~数時間、ガチ絵は2日~1週間です。

――画材は何を使っていますか?

デジタルだとSAIとPhotoshop、アナログだと透明水彩とアクリルです。

――これは便利だ!と思うオススメの道具はありますか?

ノック式の消しゴムが最近重宝しています。細かいところを消すのにとても便利です。

――これがないと描けない!というものはありますか?

使っている画材全部!

――絵を描くときの作業工程など教えてください。

描き方を決めていないのでまちまちですが、大体 ラフ→線画(厚塗りだと無し)→塗り込み→仕上げ です。

――技術向上の為に何かされていますか?

好きだ、良いなと思う絵をたくさん見てそれを吸収することです。pixivでブックマーク乱用してます。

――昔と今で、成長したと思う所はありますか?

反省できるようになりました。いい部分悪い部分どちらも自分で認められるようになったなと。

作業工程

全体のバランスを考えながらラフを描きます

線画です。デジタルでやることが多いですが今回はシャープペンで

とりあえず塗ります

気になるところを調整しつつ塗り込みます

色調整とハイライトを入れて完成です

生きがいです!

――商業でのお仕事経験はありますか?または、初めてお仕事をもらった時の心境を教えてください。

あります。とても嬉しかったですが、反面とても怖かったです。

――どんなことが怖かったですか?

えーとこれも説明し辛いのですが、「ミルサの絵に興味がある」という人以外からも見られるんだ。と思うとプレッシャーでした。たくさんの人の目にさらされるってそういうことなんですけど、やはり今でも怖いです。

――自分のアピールポイントはなんだと思いますか?

えーと...成長、かもです。成長なんて言葉恥ずかしいですけど、昔と今との絵の成長が凄くよくわかりやすいのではと思います。

――日々成長ってことですね!素晴らしい。では、今後もっとここを伸ばして行きたい!という所はどんなところですか?

なんでもやっていく という姿勢を崩さず、自分の世界観ももっと表現できるようになりたいです。

――将来こうありたい!という願望はありますか?

絵でも何でも、好きなことを続けていきたいです。自分が好きでやってることを評価されるってとても素敵で幸せなことだなと常々思います。

――休日は何をして過ごしていますか?

絵描いたり遊びに出かけたり家でぐーたらしたりしてます。

――絵を描くこと以外で好きなものを教えてください。

本を読んだりゲームしたり美味しいもの食べるのが好きです。

――最近食べた物の中で、これが美味しかった!というのを教えてください。

なんですかこの質問は(笑)。この季節はお鍋美味しいですよね。その後のおじやも最高です。

――影響を受けた作家さんなどいたら教えてください。

うわ、とんでもなく沢山いらっしゃいますが...!一人に絞るとしたらキノの旅のイラストをしている黒星さんです。

――どのあたりに影響を受けましたか?

イラストレーションは絵画と違って「何」かを引き立てるものじゃないですか。小説とイラストの二つで読者を引き込ませる感覚。絵そのものの世界観と空気にも影響受けていますが、イラストレーターとして尊敬しています。

――最後になりますが、ミルサさんにとって描くとは何ですか?

生きがいです!

――ありがとうございました!

作品紹介

スカートの中
スカートの中


華

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月刊インディーズコミック増刊号 Indies Comic Plus 2008 #6』でも作品をご覧になれます!


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