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まんがの達人を作るお仕事-アシェット・コレクションズ・ジャパンのエリック・デュシュマン

掲載日:2008.03.27

まんがの達人を作るお仕事

まんがの達人創刊号、44万部完売!大ヒットの裏側に迫る!!
今年1月23日に販売されたマンガの描き方ガイド「まんがの達人」(アシェット・コレクションズ・ジャパン)が創刊号44万部の大ヒット!「まんがの達人」が生まれた経緯から、世界展開までを、「まんがの達人」を刊行されているアシェット・コレクションズ・ジャパン株式会社、代表取締役のエリック・デュシュマンさんにお話をお伺いしました。

エリック・デュシュマン エリック・デュシュマン プロフィール
フランス出身。5年前にフランス本社から、日本支社を立ち上げのため来日。『週間タイタニック』や『国産名車コレクション』などを成功させる。今年1月23日発売の「まんがの達人」を大ヒットに導く。




まんがの達人
まんがの達人 まんがの描き方講習の決定版!楽しく愉快なまんがを描こう! まんがを描くために必要な「まんがの達人」オリジナル道具が毎号ついてくるから、どなたでも買ったその日からすぐに始められます。

アシェット・コレクションズ・ジャパン
アシェット・コレクションズ・ジャパン アシェット・コレクションズの親会社であるアシェット・リーヴルは、1826年に設立された世界有数の出版社。設立以来、2世紀近くにわたり、本社設立の地であるフランスだけでなく世界各国においても出版活動を行っている。

まんがの達人=まんが学校

――創刊号44万部の大ヒットおめでとうございます。率直なご感想をお聞かせください。

「まんがの達人」創刊号の売れ行きについては満足しています。それに続く2号,3号、そして60号までがどういうふうに売れていくのか非常に興味があります。

――どういった経緯で「まんがの達人」が生まれたのですか?

日本の市場を調べていく中で、マンガが日本の文化の一つであることに注目しました。マンガ市場について入念に調査を行い、その中で、パートワークス(分冊百科)とマンガをくっつけるアイデアが生まれました。今回のヒットもマンガ文化に着目したこと、その点に尽きると思います。

――制作されるにあたって苦労された点はありますか?

創刊号が成功に至るまで苦労したことはいくつもあります。そのためにマーケットリサーチをして事前の準備をしました。例えば、編集のことでも慎重になりまして、中のコンテンツの内容はいいか、おまけの品質がいいかどうか。大量生産をすることになりますので、そのロジスティックのことは担当者と何度も打ち合わせを行いました。

――「まんがの達人」で練習した人の発表の場は検討されていますか?

3月からマンガのコミュニティサイトをウェブ上で実施しています。そのコミュニティサイトを通じて、マンガの習得者たちがアイデアを交換したり、大変さ、苦労さを分かち合ったり、そういうことをすることによって、友達ができたりと、マンガを描く人にとっていい場所になることを望んでいます。マンガのコンテストもこれからやっていこうと考えています。

日本はマンガの先生

――まんが学校のような感じですね。

完結の間まで2年間の習得ができます。それは学校みたいなコンセプトに似ていますね。

――「まんがの達人」の世界展開を検討されていらっしゃいますか?

「まんがの達人」をこれからフランスであったり、他の国でも発売しようと検討しています。世界展開する場合でも、現地の言葉に翻訳するだけで内容は日本で発売されたものと同じにする予定です。

――日本がまさにマンガの先生になるわけですね。

そのとおりです。
日本のマンガの技術は世界中で認められているものだと思います。

――マンガは世界中でどれくらい認知されているのですか?

随分前からヨーロッパ全体でもアニメを経由して、マンガというものが認知されています。本の際絵(カトゥーン)はマンガを連想させるものとして認知されていますし、特にフランスではたいへん人気で、ファーストマーケットとして日本のマンガが初めて普及した国として知られています。

――日本とフランスの読者の違いはありますか?

日本の読者は一つのことに熱中して長く続けてくれるというのが特徴です。中身のクオリティを求められますので、その基準を満たすために我々は努力しなければなりません。フランスの読者はその逆だと言えますね(笑)。

編集後記

エリック・デュシュマン 日本のマンガでは「手塚治虫」が好きだというエリック社長。とても気さくに質問にお答えいただきました。ご本人は今とても忙しく「まんがの達人」で描いたことがないとおっしゃられていましたが、必ず描いてみますと青い瞳の奥からは、マンガ好きな一面を覗かせていました。


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