『世界の端っことあんずジャム』感想スタンプ・評価点数でどこが面白い？良い点は？関連作もまとめて紹介！

ストーリー性
キャラクター性
画力
読後感

●普段ダメなお兄さん、でもステージに立つとカリスマボーカル！そんな彼と関わることになったひなの日常は大きく変化して、とうとう恋に落ちて・・・。

●JKとかなり年上のバンドマンの恋、現実世界ではなかなかありえないけど、ここは少女漫画ファンタジーマジックがあるのです。何だかそんな二人の世界に引き込まれます。お互いがお互いを大切にしようとするせつない恋がいい。この二人の恋は見逃せないおすすめ少女漫画の王道をとことん極めてくれます。

●ボーカルの他のメンバーが何気なく要所、要所でいい味を出してます。
ヒロインとボーカルの恋がいろいろ試されるシーンの描き方がとっても上手いです。これはおすすめしたい素敵な少女漫画。

●決めのシーンでの男性、女性の描き方がセクシー、線が綺麗な作家さんです。

“父の代わりにマンションの管理人をする、ひな。ある日、304号室のヘンな住人・杏子（あんず）のキーボードを壊してしまい、弁償する代わりに次々と頼まれごとをするハメに……。じつは彼……大人気バンドのカリスマボーカルで――!?　だっさい素顔が本当？　かっこいいステージでの顔が本当……!?　ひなの普通の毎日が、どんどん変わってく――！　快心の甘くキケンな音速ラブストーリー!!(アマゾンより引用-リンクは表紙画像から)”

ストーリー性
キャラクター性
画力
読後感

Apricot House +たら言う見た目も名前もファンシーな賃貸マンションの、管理人さんと呼ばれている女子高生ひなが主人公。

「めぞん一刻の女子高生版か！？」と色めき給うな男子諸君。
ひなは「管理人さん」と呼ばれておりますが要は父親が管理人なので、女子高生の娘が時々代理で管理人やってるんですね。

そこの３０４号室に「共有エリアに服をポイポイ脱ぎ捨てる杏子さん」という困った住人がいて「今日こそはヒトコト文句言ってやるんだ！」とマスターキー片手に踏み込んだ部屋にいたのはモサ男のアンズ氏（杏子と書いてアンズと読むらしい）。

はずみで壊れたキーボードを賠償する代わりに何でも言う事を聞く約束したひなにアンズ氏は･･･
大丈夫です。少女漫画にあるまじきエグい展開はありません。最初のコロは。

意外にもモサ男アンズ氏はオモシロ系紳士(？)で、女子高生のひなに対して敬語を話し、ひなに対して距離を詰めてきます。

優しくて気が回る彼は、でも普段モサいので結構ひなも邪険にしちゃったりしてますが、このアンズ氏実は人気上昇中なバンドのヴォーカルやってるという美味しい設定があることがわかって、どうも悲しい過去があるらしい事もわかって･･･

その上かつて中学時代にひなを振ったイケメンむっちゃんが急にひなに近づいてきて、どちらも勝手に近づいたり牽制したりで美味しい状態に。

ストーリーは次々と転がり、二人の男性を挟んでとっても胸キュンな展開に。
恋愛漫画のいいところがギュッと詰まった作品です。

可愛い小物デザインをちりばめるオシャレ可愛い系の作家さんで、なおかつデッサン力が凄い。（んじゃないかなと思う）
「この絵おかしいじゃないかな？」というシーンが皆無です。
これって最強じゃないだろうか。

何やら企み顔で牽制してくるむっちゃんに対して、近づいたり離したりと一貫しないアンズ氏。どちらにしてもあと波乱が続きそうそうな可愛い系のお話。
ひそかに最高におすすめです。

ストーリー性
キャラクター性
画力
読後感

父親の代わりにマンションの管理人をしているヒロイン・ひな。
304号室の住人・杏子(あんず・男)は変わり者で一風冴えない感じなのに...、まさかの有名ボーカリストなのでした！

ひなが杏子の大切な楽器を壊してしまうことで二人は急接近。　いや、杏子から急接近!?
　ふだんのイケテナイ杏子とカリスマボーカリストの杏子、このギャップが鳥肌もんです。
　イケメンな大人のツンデレな態度も良いけど、年下ひなに敬語なのが個人的にツボりました。

昔の恋の古傷を引きずる杏子は、なかなか素直になれないみたいだけど、個人的にそれでヨシ（笑）。
ひなに杏子を一人占めされてたまるか！と、ヤキモチ妬きながら読んでます。

ホンワカと安定した絵柄ながらちょっと寂しさを感じさせるキャラの描き方が上手いと思います。
杏子のライバル？訳ありイケメン君も登場し、2巻、3巻とどんどんおもしろくなっていきます。

キスシーンの描き方なんか綺麗なのにエロさがあって、色々と感じさせくれる作家さんですね。

ストーリー性
キャラクター性
画力
読後感

「世界の端っことあんずジャム」という変わった感じのタイトルに惹かれて読み始めたが、一気読み必至のお話。女子高生と正体を隠したバンドマンっていう設定が最高に一気引き込まれた。

ひなちゃんが何度も何度もあんずくんのことを好きじゃないって否定しながらやっぱり好きになっちゃう感じがたまらない。
あんずくんも大人なんだか子供なんだか、でもステージで歌っている姿はとってもかっこいい。惚れ惚れしちゃうよ。普段はフニャフニャしているのに決めるときは決めるというギャップ。やられた、という感じ。

セリフの言い回しも素敵。この作者さんは他の作品もそうだけれど、男の子（男性）のセリフにドキッとする。女の子なら言われてみたいセリフが目白押し。うらやましいよ、ひなちゃん。

周囲の人たちのいろいろな感情が交錯してきたし、なんとなく禁断の世界も見え隠れしてシリアスなのかと思わせて、クスッと笑ってしまう場面があったり、目が離せなくて続きが早く読みたくなるよ。