『ダンダダン』感想スタンプ・評価点数でどこが面白い？良い点は？関連作もまとめて紹介！

ストーリー性
キャラクター性
画力
読後感

オカルトオタクと言うジャンルのオタク少年高倉健(本名)と、祖母（めっちゃ美人）が霊媒師というJK綾瀬桃のラブコメバトル何でもありジャンプギャグ漫画（長いな）。

バトルシーンは凄い迫力。
主人公の高倉健はどちらかと言うと痩せ型チビ（オタクだしね？）絵面的にもアクションに向く体型で無いんだけど、２巻のターボババア後半戦以降は変身能力付きでスピード特化型バトルをこなします。

対する桃ちゃんは「クラスでも人気の美人」で、しかもイジメとかを軽蔑する肝が座ったタイプのJK。

宇宙人と幽霊はどっちが実在するか？　で二人は喧嘩して、相互に相手ジャンルの能力を手に入れる羽目になり、協力して両方の怪異を撃退。
その後も次々と怪異と戦う羽目になります。

ジャンプラブコメと言えば男子の妄想を叶える展開がお約束っぽいが、この漫画の主人公二人はそっち側にはあまり寄らない。

３巻あたりから明確に両片思いっぽくなっていくんだけど、そして美少女やらイケメンやら（ブサメンやら）が仲間として入ってきて３角４角の混戦状態に発展していますが、ズルい事を良しとしないメンバーばかりなので（特に女子陣）読んでいて清々しい。
ラブパートは本当にほのぼのと笑えるのです。

一変してバトルシーンは凄い迫力。
画面に効果音が無い！　大友克洋ばりの書き込みでバトルシーンが展開するし、４巻から登場する円成寺仁の体術格闘シーンは時間が止まって見える演出。
凄かった。

合間合間にちょっとした怪異とのバトルが入ったりして、それは乗り越えると何ともない日常風景に戻るのがちょっと怖い。

とにかく要素てんこ盛りなので誰が読んでも満足すると思います。

ストーリー性
キャラクター性
画力
読後感

幽霊を信じる綾瀬桃と宇宙人を信じる高倉健の同類のようで同類じゃない高校生コンビ。

詳しくない方から見れば、どっちもオカルトじゃん？怪奇現象じゃん？と言いたくなりますが、当人たちはいっしょにしてほしくないようで、とっくみ合いになるのには笑いました。

オカルト？ホラー？そういう怖い系のジャンルのはずなのに、不思議と暗くなりすぎずに軽い感じで読める作品です。
コミカルっぽい要素があちこちに散りばめられているせいかのかもしれません。
不気味さはあっても画もそこまでシリアスじゃないし、どちらかと言うとコメディ寄りで少年誌らしい可愛さがあります。
ターボババアなどのネーミングからして笑いを取ってるし、怪異たちも怖くなりきれてない感が…。

お互いの嗜好を否定していたけれど、幽霊も宇宙人も妖怪も登場するし、オカルティック怪奇バトルと謡っているんだから、やっぱりなんでもありな気もします。

エピソードもしっかりしているし、オカルトとバトルとラブとが盛りだくさんで飽きずに読めてオススメです。