『四百四病の外』感想スタンプ・評価点数でどこが面白い？良い点は？関連作もまとめて紹介！

ストーリー性
キャラクター性
画力
読後感

子供たちの将来のために、噂の悪徳教師を退治すべく調査で某高校に赴任した文科省企画課の浅尾モモ。

問題の教師、森野青を調べると、逆に口説かれるはめに。

一方森野の調査も進むにつれて、実は全くの偏見によることがわかると、今度はなぜ自分が森野に好かれるのか、そこが気になり始める。

四百四病とは仏教用語で全ての病を指す。

四百四病の外とはそれ以外、つまり恋の病のこと。

真面目に仕事に生きてきたモモも勤務先を辞めようとした時に森野との結婚が頭に浮かぶ。

でも人を好きになる方法が分からなくて、結婚の選択を悩むモモがかわいい。

噂や風評がいかにばかばかしいことがよく分かる点が、このラブコメディを奥深くして、ポイント高い。

ストーリー性
キャラクター性
画力
読後感

作者の聖千秋さんといえば、バレエ漫画ってイメージなんですが…このお話しの舞台は学校。教員が軸になっています。読み進むうちに、主人公のモモの心の動きを感じることができ、微妙な気持ちに同化していきます。…さらに、学校の内情っていうか、そういうのもよく調べているなぁ～なんて感心します。学園もの、学校もので恋愛が大テーマの漫画はたくさんありますが、この漫画はほかの少女漫画とは一味違うゾって思います。また、人を好きになるってコトを忘れてしまった大人の女性は、この漫画で恋するハートを思い出すのもいいかも。冷たいアールグレーの紅茶を飲みながら読みたい1冊。ちなみに、この難しいタイトルは四文字熟語で、仏教語で人間がかかる一切の病気のこと。恋の病は、その四百四病に入らないことから「外」なのです。