敷居の住人 新装版は面白い?評価点数・レビュー・無料の有無をチェック
『敷居の住人 新装版』をおすすめ! 敷居の住人 新装版の面白さを感想レビュー、みんなの評価点数と口コミ関連情報で紹介。 敷居の住人 新装版は「志村貴子」とにランクインしています。 このページでは敷居の住人 新装版の作者・志村 貴子先生の他の漫画や敷居の住人 新装版が好きな人のためにテーマ・ジャンルでの類似漫画、お気に入りの漫画家の他の作品(過去作)、同じ掲載誌などからの面白い漫画も探せます。さらに各社の無料試し読みサービス比較表付き。 そしてあなたの評価を30秒で簡単にSNSシェアできる!【スタンプ点数評価】付き。 この作品を面白いと思う人のために最新刊~完結情報までしっかり紹介♪ 敷居の住人 新装版の最新刊は『敷居の住人 新装版 1 (ビームコミックス) 』 完結済です。動画配信(動画配信各社の比較付き)・予告動画・声優・出演者・監督の関連情報も随時紹介!

公開日:2011年04月26日
KADOKAWA / エンターブレイン
2011/04/26 発売
作品紹介
『放浪息子』テレビアニメ化で話題沸騰、志村貴子の連載デビュー作にして、初のヒット作! ミドリ頭の健康不良中学生・本田千暁、不思議美少女・キクチナナコ、イケメン不良教師の兼田など、個性豊かなキャラクターが思春期の少年少女たちの心情をデリケートに描き出す、志村貴子ワールドの真骨頂!
一花・二乃・三玖・四葉・五月の五つ子達が
ゲームに登場!
「五つ子ちゃんはパズルを五頭分できない」
4
[ストーリー性 4 | キャラクター性 4 | 画力 4 | 読後感 4]
敷居の住人 新装版のオススメ感想レビュー
読んで共感しない人はいない
敷居の住人 新装版 1 (BEAM COMIX)
ストーリー性
キャラクター性
画力
読後感
「敷居の住人」を読んで共感しない人はいない。誰もが一度は抱えた想いがこの本には描かれている。
私が「敷居の住人」と出会ったのは高校生の時。子どもでもなく、大人にもなりきれない、この本のタイトルにピッタリな時期だった。目標もなく、ただ毎日を過ごし、目の前に突然現れたものに喜怒哀楽する。無駄にいろいろ悩んで思い巡らせる。妄想して、自分を責めて、人を責めて。そんな「敷居の住人」の登場人物たちが当時の自分と重なった。自分ごとのように夢中になった。お互い成長しないね、なんて思いながら読んだ。私の後ろ向きな気持ちを応援してくれる唯一の存在だった。
社会人になった今の私は、この本への見方が変わった。とても前向きでハッピーだ。何かしようと思っても何をすればいいかわからない。そんな主人公・千暁くんが最終話で前向きに成長していることに気づいた。実は千暁くんが…でなくて、私の心が変化したからかもしれない。
ただはっきりわかるのは、今までもこれからも「敷居の住人」を読み続ける私がいるということ。「敷居の住人」が好きで、出てくる人物たちが好きで好きで仕方がない。本当は「面白い」の一言で終わらせたかった。でもそんな単純な言葉で表現してはいけないと思った。読むというより対話するという感覚に近いのかもしれない。「敷居の住人」は心に語りかけてくる。
どこにでもあるごく普通の青春時代を、少し違った角度から見る
敷居の住人 新装版 1 (BEAM COMIX)
ストーリー性
キャラクター性
画力
読後感
居ませんでしたか?あなたが今まで過ごしてきたなかで変わったクラスメイトが。
私たちとは少し違うオーラみたいなものを感じる生徒が一人は居たはず。なぜか彼の周りには常に人が集まり、そして、つい行動を目で追ってしまう。つまり、ある種のカリスマ性、人を惹きつける魅力がある人物、それが本作の主人公、本田千暁なのです。
しかし、彼はとても不安定で、人を魅了したり、惹きつけたりする力があるのにも関わらず、性格というより人間性がとても定まっていなく、自分勝手で見栄を張る。その誰しも持つ不完全さや初々しさが彼の最大の魅力でもあり、ひいてはこの作品の魅力でもあるのです。
そんな生徒をクラスメイトとしてではなく、その人の内側、心の隣で見ているかのような不思議な体験をさせる作品が「敷居の住人」であり、どこにでもあるごく普通の青春時代を、少し違った角度から見ることができるのがこの作品の魅力なのです。
この作品の特徴の一つでもある本田千暁の恋愛事情。色々な性格の女の子が彼に関わっていて、彼が自分の意思とは関係なくどんどん流されていく様はとても面白いです。
そして、もう一つの特徴は皆の成長ぶりです。最初から最後まであまり変わっていませんが、ちょっとだけ大人になっていきます。ちょっと寂しい感じもしますが、一人の人間が少しずつ少しずつ成長していくのを見ていると、まるで親の気分になったみたいに感じ、彼や彼女がとてもかわいく見えてきます。
昔の事を思い出して思い出に浸る。この作品には、あったなこんな事…懐かしいな…と思うことがいっぱいあります。私たちが忘れかけていた思い出の1ページを、忙しい毎日を横に置いておき、あの頃の青春のページをめくりかえしてみる。今を忘れて昔に戻ってみる。ちょっと立ち止まって振り返ってみることができる、そんな作品です。
私はこの作品でまた一つ大人になった気がします。
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