この猫漫画が面白い！かわいいのがおすすめ！猫好きなら外せない
掲載日：2018.10.15
猫はいつだって可愛いそんな猫漫画が大好き！
もう世の中に可愛い猫さえいればいい、と思ったことはありませんか。猫たちをじっと眺めているだけでとっても幸せな日々。素敵です！
ランキング第1位 
新装版 小さなお茶会
猫はいつだって可愛いそんな猫漫画が大好き！
ストーリー性
キャラクター性
画力
読後感
なつかしい～！子どものとき、大好きだった、花とゆめ。
特にこの「小さなお茶会」は、他の漫画とちょっと違って、可愛くて、ほのぼのしてて、読んでいてほっと安心できるものだった。
もっぷが優しくて、のんびり屋さんで、平和で。奥さんはちょっと天然で、でも、もっぷのことが大好きで、理想の夫婦だなぁって読んでいて、幸せだった。
コミックスが欲しくて探したけれど、近くの本屋にはなくて、何軒も探したのを覚えている。結局手に入らなかったから、花とゆめ捨てるとき、「小さなお茶会」だけ切り取ったことを思い出した。
でも、いつの間にかなくなってしまって...。
正直、大人になって、すっかり忘れてた。でも、ネットでたまたま、「新装版 小さなお茶会」が出るって載っていたのを見て、本当、走馬灯みたいに、あの日の思い出がぶわぁって甦って、いてもたってもいられなかった。
本が届いたとき、若干めくる手が震えていた。開いてみたら、もっぷとぷりんはあの時のまま、のんびりとしていた。
多分、この二人（二匹？）は、この先もずっと幸せにお茶してるんだろうなあって思ったら私も幸せになった。
まだ、私の子どもは小さいから、漫画は読めないけれど、大きくなったら一緒に読もうと思っている。
実は猫漫画の猫のバリエーションは多い。でも、どの猫も本当にかわいいにもほどがある！
猫のイラストや猫動画や画像、猫グッズをみるだけでいい気分になるから不思議だ。通りすがりの猫を撫でたり、猫がしっぽをふっていたり、猫の鳴き声を聞けただけでも心がウキウキしてくる。
「猫が出ていれば癒やされる！」という猫漫画は、そもそも著者が猫好きすぎるだろう！ いや猫好きすぎるのは読者の方かもしれない。
うーむ、きっと両者の猫好きパワーが合体した何かに違いない！ そうに違いない！
だとしたら、そのパワーは半径3メートル内の人達を幸せにしている！と思う。（当社比＜マンガナビ編集部＞）もうみんな猫すきなんだから・・・。
かわいい猫漫画特集をおすすめ！猫にもっと,もっと癒やされる！猫大好き過ぎる人へ
かわいいにもほどがある
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ストーリー性
キャラクター性
画力
読後感
人生の岐路にいくえみ綾。 犬好きだった友人を猫好きに転向させた衝撃の一冊！ このインパクトのある「かわいいにもほどがある」のタイトル通り、猫の魅力がこれでもかと言うほど詰め込まれているのだ。
いくえみ家の歴代の猫ちゃん達が登場し、可愛くて笑えて楽しい猫の、不思議で面白い行動をいくえみ流な漫画で丁寧に描かれる。
いくえみ綾にとって猫はかわいいのだが、読んでいると結構カワイイだけじゃ無いのだ。なのにやっぱりかわいいのだ。猫と暮らすってことがどんなにキラキラしているか、猫との生活の魅力が伝わってくるのだ。
どの子も個性的でユーモラスなキャラクターばかりでいろいろとやらかしては笑わせてくれる反面、いくえみさんが飼っている歴代の猫ちゃんなので当然お別れのシーンもあり、ジーンと胸が熱くなり一緒に涙する場面も...。
でもいくえみさんはその部分もとても優しいさじ加減で描いてくれているので、悲しみも共感しながら、ちょっとしんみりしながらも、猫がもっと好きになってしまうのだ。
全体的な猫を描くトーンも「過ぎない表現」で上手くまとまりがあるのでとても読みやすいし、猫好きや猫を飼ってる人なら必ず「あるある」と共感してほっこりなれるところが満載。
猫の愛らしい魅力をいくえみ先生ならではの素敵な表現でコミカルに素敵に可愛く表現され何度読み返しても笑えて、泣けて、猫がとっても好きになる飽きない不思議な魅力の一冊。
東伍郎とまろすけ
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ストーリー性
キャラクター性
画力
読後感
猫漫画にして時代劇漫画である。なのに笑える癒やし系というひねりが効いているのだ。
一見無骨なタッチで剣術漫画なのかと思わせるのこの作品『東伍郎とまろすけ』
主人公は剣の達人、夏目東伍郎。 「腕が確かな上に真面目な性格」で周囲の尊敬を一身に受ける夏目は、剣術の指南役を方々から頼まれるも断り続け、傘張り浪人を続けている。
稽古に励んだ後も酒も飲まずにまっすぐ帰る禁欲的な夏目に誰もが尊敬の念を抱いているが、そんな彼にはある秘密が。
猫好きの人間から見ると「あるある」と思わず口にしたくなるようなエピソードが満載♪ 嫌がっている猫のお腹に頬ずりしてみたり、可愛い仕草に身もだえしたり、奮発して刺身を買ってくるとおねだりに負けてついつい自分の分まであげてしまったり。
もう猫を前にすると剣の達人もメロメロ。
さらに隣町の剣の達人、猫好き仲間の大佛武人のキャラクターも良い味を出している。いや出し過ぎている。 夏目はまろすけ一匹だけだが、大佛は三匹猫を飼っている。 「なんと！おぬし多頭飼か！」
しかも余りに猫をかわいがりすぎるため普段はまろすけに避けられている夏目と違い、大佛の猫は毎日彼と一緒に寝ているようなのだ！「なんと羨ましい･･･」夏目は猫愛され生活において大佛に適わないと思い込んでいるが、どっこい・・・という展開も非常にムフフ。
とは言え当のまろすけでさえ「この二本足は好きだ。愛で方に、品というものがある。」と大佛のことを気に入っているらしい。夏目ーーー！！！（涙）
そんな感じで猫好き主人公の夏目がちょと哀れなようだが、夏目の猫好きまっしぐらぶりに笑ってしまうばかりでなんだかんだとすませられるのがいい。 読むと肩の力が抜け、何とも癒されるのだ。
同居人はひざ、時々、頭のうえ
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ストーリー性
キャラクター性
画力
読後感
猫と人間、一匹と一人の主人公達の関係がとっても良い感じで表現されている表紙に思わず見惚れる。
偏屈で人嫌い、生きていくのがとっても下手そうな青年・朏（みかづき)の職業はミステリー作家。
両親の墓参りの時にお供え物で釣れた猫に対しての第一声が「ネタが来たーっ！」でそれだけの理由で自分の家に猫を連れて帰ることに･･･。でも猫を飼った経験はなく、両者の関係は初っぱなから怪しい雲行き。
一話ごとに朏（みかづき)視点から猫（ハル）へ、猫視点から朏へと交互に変化し、お互いがどう思っているか、相手の行動から何を感じ取っているかがよくわかる構成。
ハルの猫視点にはあれ？猫って実は自分に懐いてくれていると勝手にこちらが思っているだけで、猫達は人間に対して、もしかしたらこんな風に感じて動いているのかも･･･。 と想定外の猫視点を楽しく想像しながら読めるのだ。
人間は勝手に「猫もわかってくれる・・・！！」と解釈するが、猫の方は全然違う。 かもしれない。 そのズレっぷりが「あるある！そうそう、そんな感じ」とクスっと何度も笑わせてくれるのだ。
とは言えだんだんとお互いズレまくりながらも相手に対する愛情だけはベクトルがあってきているところがほんわかとうれしくなるのだ。
猫好きな担当編集も絡んでなんだか三人の猫ライフが楽しくなりそう。
続きがとっても気になるハートフルな猫漫画。
ねこ書店
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ストーリー性
キャラクター性
画力
読後感
２足歩行で人間の大きさの猫たちが本屋さんをやっている。と言う猫漫画。 作者のささくまこがそもそも書店員さんなので、妙に具体的な本屋さん業界作業を猫が真面目にこなしているというギャップにノックアウトされる。
大型書店に変装して偵察に行く真面目な黒吉。 一方、店長のおじいさんと囲碁を楽しむ白吉。 白吉とキャッキャとふざける店長が良い味を出している。 ページをめくるごとにボケとツッコミが巧妙でクスリと笑ってしまう。
セリフが少なくシンプルでさっぱりしているので大変読みやすい。 その分、読者の想像が広がりやすいのだろう。 2匹と1人のゆるい日常がほのぼの描かれている。 ちょっと一息入れたいときにピッタリのマンガだ。
書店員の著者による書店あるあるも大変面白い。 この漫画にはフッと日常に溶け込むことのできるリアリティがある。 特に書店員の方は、うちの書店にも黒吉と白吉が居たらいいのにと思ってしまうだろう。
小さな書店に行くと、黒吉と白吉、そして店長のおじいさんがいてくれるんじゃないかと探したくなる。 本と猫の組み合わせが妙にしっくりくるのはなぜだろう？ どちらも穏やかな時間を約束してくれるからかもしれない。
しましまえぶりでぃ
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ストーリー性
キャラクター性
画力
読後感
多頭飼い猫漫画作家TONOさんの漫画。 ページをめくるとさっそく、しまちゃんの紹介文が「うちの猫で一番肥満」と書いてあって思わず笑った。
もうそこからはこの本のトリコ･･･。デザインチックな絵柄も大好き。 猫好き冥利に尽きます！ あー何て猫って幸せにさせてくれるんだと思っていたら･･･。気になって再度よく読み直してみると･･･かなり衝撃的なコトをさらりと。
もうか、もうなのか。 しっぽちゃんの短い尻尾が好き。ぴこぴこ動くのが見たい。 獲物を捕まえて満足げなしっぽちゃん。かわいいくてしょうがない。 多頭飼いは難しいので、しましまえぶりでぃのたくさんの猫を見るのが好きだ。
出てくる猫の歴史も面白い。猫の歴史を書き出すってのは絵描きの特権でうらやましい。 読み進んでいくごとにあるある！わかる！が沢山あった。 TONOさんの猫を見る目線が優しく、時にクールなのも良い。
どの猫たちもTONOさんを好きで愛しているのが伝わってくる。 私もこんな飼い主になりたいと思う。 べたべたではなく、そっと猫に寄り添っているような。
ずっと読んでいたい、そんな気持ちの良い猫漫画だ。
いい日ねこの日
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ストーリー性
キャラクター性
画力
読後感
キキ、じじ、ロロという、愛猫３匹と猫原家の、基本ほのぼの。時にドタバタな人と猫との生活日記。 適度にデフォルメされた猫の描写で、かなり可愛いのだが同時に勢いのある猫たちなのだ。
その上で「そうそう。猫にも個性があるよねぇ」と思いながら読み進める。 人懐っこいネコ、人に警戒心があるネコ、ツンデレ気味なネコ。 そのネコ達が時折ふっと見せてくれる表情が、これまたなかなか上手いのだ。
猫好きが描いた猫日記なので、読んでいくうちにますますネコが好きになっていくのが分かる。
ネコにはネコの世界があるんだなぁとも。
ウチのネコは私が見ていない場所ではどんな世界で遊んでいるのだろうか？ どんな出来事に遭遇しているのだろうか。 他のネコ達と仲良くしているのだろうか？ そんな風に思える。
猫ダイアリー入門書的な感じもあるので、猫好きは当然楽しめるけれども、実はネコの事が良く分からない、ネコが苦手かもという人達にもお薦めできそうな感じなのがいい。
ネコダン。～猫と男子高校生～
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ストーリー性
キャラクター性
画力
読後感
猫が大好きすぎる高校生・仁田元希と彼の周りにいるやっぱり猫が大好きすぎる登場人物達が繰り広げる、愉快な毎日を描いたコミカル系ショートギャグ漫画。
ご想像の通り男子高校生＋猫という取り合わせでバカっぽく癒やされる。
タイトルが全てを語っている感じで、まさしく猫好きによる猫好きのための猫好き漫画といった作品。
主人公の元希を振り回し君臨する猫コニーを始め、登場する猫が高確率でぶちゃ猫なのも好印象。
とにかく猫を可愛がりたい男子高校生＆なかなか懐いてくれないけどふと懐いたような素振りを見せてくれる猫（涙）ばっかりが登場してくれて、彼らのやり取りは猫好きなら「あるある！」とちょっと泣きそうになるレベル。
てかこれじゃーモテないからキミタチ（泣）
猫以外にも個性豊かな登場人物達が出てきて、軽く笑えるちょうどいいスパイスの青春おバカ系ギャグ漫画としても優秀。
作者『幹本ヤエ』は「十十虫は夢を見る」シリーズを同時進行しているが、あちらはちょっと不思議系の大正ロマン風。
どちらもほどよく好感が持てる絵柄で癒やされるけど、こちらの猫漫画の方がギャグが効いていて癒やされます。猫好きにはだんぜんオススメです。
かわれて候。
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ストーリー性
キャラクター性
画力
読後感
猫のこでぶ...いやいや「こつぶ」！白猫こつぶが可愛い。 猫好きにはまずこつぶの魅力にやられちゃうかもしれない。 猫の柔らかい感じがしっかり描かれている絵なのだ。
しかし内容は猫物語ではないのである。 美大生である主人公、高屋は「猫の面倒をみるのが条件だ」と言われて転がり込んだ一軒家はナゼか黒髪年上の女性が居たり居なかったり。 え？ この家にいるのは猫だったんじゃないの！？ どっち！？
結構強引だったその女性＝絵本作家の月嶋がなんやかんやあって同居する。猫と男女の巻き込まれ型ドタバタ同居物語なのでした。
絵が結構上手い。シンプルで丁寧で見やすく、ストーリーもそれぞれの悩みが丁寧に描かれている。 有名画家を父に持つ主人公や、主人公に想いを寄せている第２のヒロイン的存在の万咲、ひとりひとり思うことや悩むことがあってリアルな人間の中身を読むことが出来る。
恋愛のことや未来について悩んだり、答えを見つけようと頑張っている姿が読んでいて心が温かくなっていく。
しかしやはり一番の魅力は猫。 最初だけしか出てこないのかなと少しビクビクしながら読んでいたけれど、そんなことはなかった。
こでぶ猫『こつぶ』の自然体さやふてぶてしさ、イザという時にひっくり返してくれるところ。 全部ひっくるめてこつぶが可愛い。 人間ドラマも楽しめる猫漫画なのだ。
問題はＬＩＮＥの無料漫画アプリとして掲載されていて、そこは連載中止になってしまったこと。 双葉社からコミック化されたが、続きをどこで読める事になるのか、今は未定なのだ。 ファンが多いのでどこかで連載が続けられる事を願って積極的におすすめ。
ほんとねこ
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ストーリー性
キャラクター性
画力
読後感
本と猫を愛する書店員さんの漫画「ほんとねこ」の魅力は2つある。 まず1つめは普段多くの人は目にすることのないだろう本屋の裏方、書店員さんの日常である。
本屋に集まるお客さんからの無謀なリクエストや、真面目なのにちょっとズレてる書店のスタッフさんにはくすっと笑ってしまうのだ。
また折々に紹介されるオススメ本の解説も共感できる所が多く、ネットで本を買う事の多くなった身でも「たまには本屋に行ってみようか」と思わせるような、本と書店への思いがつまっていて読み応えがある。
そして２つめは、一緒に暮らす愛猫オンちゃんとハルちゃんである。 作者が「甘やかし大臣」として育てた箱入り猫の2匹は超甘えん坊で、疑うことを知らずに擦りよって来る所が本当に可愛い。 またいつでもマイペースで、極度の人見知りで、時に予想の斜め上を行く彼らの行動に猫を飼っていなくてもファンになってしまう人は多いだろう。
特別な事はない日常のドタバタや温もりが楽しく癒されたい人におすすめの1冊の猫漫画である。
本と猫、本とカフェ、カフェと猫、うーん･･･何だかどれもとってもイメージ的にマッチするのはなぜだろうか。 理由なんかなくてもいいか。のんびりしている感じなのがいいのかも。
一丁目のトラ吉
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ストーリー性
キャラクター性
画力
読後感
この『一丁目のトラ吉』の作者『セツコ山田』はゴルゴ13の作者さいとうたかおの元妻であり、30年以上にわたって猫漫画の連載を継続している猫漫画専門の漫画家である。 またこれまで猫おばさんとしても活動しており、猫の表現者としては第一人者的な存在として認識されている。
ちなみに元夫の影響はあんまり見られないので劇画調の猫とかそういうのは出てこないので安心して欲しい。
そんな著者が描く「一丁目のトラ吉」は、1978年の6月から1988年の9月にかけて連載されていた作品で、作者が初めて飼った猫をモデルとしている。 ほのぼの系の作品で、可愛らしい猫が大好きという人であれば誰でも安心して楽しむことが出来る猫漫画の代表格。 連載終了から既に20年以上が経過しているために一度は絶版となったが、もう一度読みたいと希望する人が多かったために2011年に復刊されている。
作品の中では昭和らしい風景と一緒に猫と共に季節の移り変わりや当時の様子などが鮮明に描かれているのも魅力で、時代が経過したことにより引き出された良さを体感することが出来る。
昨今の猫漫画とは違ったテイストでのんびりと猫漫画を楽しむにはとてもおすすめな一冊。
過去に読んだことがある人であっても、もう一度読み返すことにより違った読後感を味わうことを期待できる。 ちょっと懐かしく味わい深い猫漫画として安心して読んで欲しい。
新・家庭内猫王国
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ストーリー性
キャラクター性
画力
読後感
『いわみちさくら』は２０年近くに渡って猫漫画を次々と発表している猫漫画作家だ。
『家庭内猫王国』『猫っこ倶楽部』『猫のお医者さん』『本日の猫事情』『ほんのり猫味』など、次々と猫漫画を出し続け、しかもネタが切れないという凄い猫漫画化である。
「新・家庭内猫王国』は実在の猫との日常を描いたハラハラドキドキのエッセイ風漫画で、タイトル通り猫だらけ猫まみれな一家のコミックエッセイである。
絵は非常に綺麗で可愛らしくえがいており、キャラクターそれぞれが持つチャーミングな魅力が上手く引き出されている。
前作『家庭内猫王国』からの続きもので、多くのファンの希望により発表された。 猫が好きな人が楽しめることは言うまでもないが、それほどでもないという人でも猫を飼いたくなるような気持に変えてしまう力を持っている。
本当に長い間多くの猫を実際に飼っている作者ならではの観察眼と体験談に基づき、猫一匹一匹が大変個性的で、しかもドタバタとドラマに満ちているのだ。
ただ単に可愛い猫についての物語というだけではなく、猫と暮らすに当たって、または動物と生きていくにあたって当然通らなくてはならない問題についても臆する事無く盛り込まれている。
可愛い絵柄で猫たちが生き生きとしていて、笑いと感動に満ちていながらも、猫や動物についての意識を高めてくれる猫漫画なのがいいのだ。
猫のお尻が好きなんです。
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ストーリー性
キャラクター性
画力
読後感
タイトルはガチである。 よくある「タイトルだけキャッチーだ中身は普通」というタイプじゃないのだ。
友達にも引かれるくらい猫を愛している。 猫が好き過ぎで猫人生を歩みたいので一通りの猫漫画には目を通している。 時にはちょっと変わったかわいい猫を扱った漫画をと思ったときに「猫のお尻が好きなんです。」の変わったタイトルがズキュンと胸に刺さった！ 「そうだよね。私も猫のお尻好きだわ」と思わず声を出してしまった。
読んでいくうちにたくさん共感できるところがあって感動。タイトル通り、猫のお尻が大好きな作者の表情もかわいい。
もちろん、猫のお尻好きな著者のちょっと変わった行為（客観的には変態的ともいえる）を読むと仕事に疲れた日やストレスなんか忘れちゃうのだ。 なかなかこんな猫のお尻にフォーカスした作品は珍しい。 関係者全員が何かを犠牲にして出版された漫画である。 残念ながら電車で読むには適さない。
でも「そうか！そう思う人ってほかにもいたんだ！」って感じで、猫のお尻が好きな人は実はたくさんいるこもとわかる。 というか「猫のお尻って魅力的だよね！」 という当然の事実を今まで誰も絵にすることができなかったなんて！
そういう意味で、いままでにない視点のちょっと変わったストーリーが十分私の猫好きさを満足させてくれました。 この本を読んでから猫を見ると必ずお尻をチェックするクセが付くことを保証します。 また一歩猫の神様に近づけた気がします。
猫好きの新しい世界を開きたい方には絶対のおすすめ！
猫の詰め合わせ
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ストーリー性
キャラクター性
画力
読後感
お目々クルクル系のデフォルメ猫が可愛い、猫大好きすぎる元祖猫好き著者が猫愛を爆発させた本作『猫の詰め合わせ』 猫に対する愛情にあふれた綺麗でかわいい猫漫画である。
表紙から上手い！ タイトル通りでとってもかわいい。 現実にこんな感じの詰め合わせがあったら絶対買っちゃう自信がある。 猫好きにはたまらない。
いろいろな性格や見た目のキャラがいて最後まで一気に読んでしまう。 作者は自称「猫マニア」という通り、ねこのことを本当に分かっている。 仕草や表情なんか本物そっくりで同じ猫マニアにはもう「そうそう」「それそれ」「あるよねぇそれ」とうなずいてばかりで笑えてしまう。
ほのぼのしていて、時には笑いあり涙ありの感動ストーリーだから子供でも楽しく読めるタイプ。 仕事や勉強で疲れている人は、短時間で頭の切り替えができてリラックスできるからおすすめ。
なお、猫に癒やされ猫を愛した著者野中のばらさんは本作発表の２年後に病死されているのを最近知った。 『ネコがスキ』『ネコ様の言うなり』など、可愛い猫作品をたくさん読ませて頂きました。 ありがとうございます。
猫はまたたび
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ストーリー性
キャラクター性
画力
読後感
「猫にまたたび」ではなく「猫はまたたび」そう、ホント、猫ってある種麻薬のような妖しい魅力があるよね という話。 まさにこの作品がそれ。 猫バカを自称できる人だけが「あるある、そうだよそれそれ！」と思わず微笑んでしまう内容が満載。 超猫好きじゃないと通じないかもしれない。「どちらかと言うと猫が好き」程度の猫好きはお断りである。
四コマ漫画なので気軽に読めるところも大きな魅力。 更に、全編カラーなのもまた嬉しい！！ カラーで読む猫漫画･･･可愛すぎる･･･！ ちなみに全編がカラーなのはウェブ漫画アプリGANMA!で連載していたから。
猫を飼ってないけれど猫が大好きという人は、正直に言って解らないと思われる。
またあんまり猫に興味が無い人に読ませると「これだから猫好きって･･･」と白い目で見られる可能性があるので、読ませる相手は選んだ方が良い。 同士だけで楽しみたい猫漫画なのだ。笑えるから。
ちなみに登場する猫だけでなく、登場人物たちも単純にかっこいいところがあるので、そこは普通にオススメ。 可愛いだけでなく個性的で面白い漫画でもあるので。
ほのぼのとした気持ちになりたい時、猫バカ愛で笑いたい時、とにかく猫を愛でたい時に思わず読み返したくなること間違いなしの猫漫画。
猫も寝てはならぬ
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ストーリー性
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画力
読後感
猫も寝てはならぬは、同じくモーニングに連載されている人気作品『誰も寝てはならぬ』の中から、ロシアンブルーの利休之助が活躍（登場？）するエピソードだけを集めてコミック化したもの。
なので本編を持っている人にはおすすめできない。 だけど本編を知らなくても十分楽しめてしまうのは作者の力量と猫愛のせいだと思われる。
単に切り出しただけなのに、猫好きにはたまらない猫漫画として完成している。 誰も寝てはならぬのエピソードからの抜粋なので目新しいストーリーはないのだが、もう一度誰も寝てはならぬを読み返したくなるのは、もう著者と講談社の圧勝である。
猫はそのままで十分可愛いのだが、それがまさに利休之助という感じ。
著者は「可愛くない猫」として利休之助を描いているようだが、猫が猫らしくちょっかい出したり逃げたりしてくれるだけで、やっぱり可愛いと思うのは何故だろう。
ロシアンブルーの利休之助は決して特殊な猫というわけではなく、どこにでもいるような普通の猫なのだが、猫なら当然そうするだろうという仕草がそのまま描かれているため、つい顔がにやけてしまうだろう。
読んでいると思わず目尻が下がっていることに気付く。 やはり猫漫画として完成しているのだ。
しゅんにゃん~奈津さんと猫型ロボット
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ストーリー性
キャラクター性
画力
読後感
これは凄い癒やされ猫漫画なのだ。 癒やし専門の高齢者向けセラピー猫型ロボット「にゃんペット」が可愛くて可愛くて、言葉にするのが難しいくらい可愛いかった。 ふわふわもこもこ、とてとて。 サイズもまたちょうどいい。 たどたどしくしゃべる言葉とつたない仕草が全部いい。
私もにゃんペットと一緒に暮らしたい。 実は家の中にすでにいるんじゃないか？というくらい暮らしたい。 貢ぎたい。むしろ貢がせてほしい。
あまりに可愛いので、読者は最初にゃんペットに癒されたいと思い、読み進めるうちににゃんペットを癒したいと思うようになるのだ。 きっとそれが著者祀木円の凄さなんだろう。 こんなホンワカした可愛い絵柄であなどれない･･･！
登場する開発部の人たちもそれぞれに面白く魅力的で目が離せない。 なるほど、にゃんペットはここでこうやって作られたんだ！ にゃんペットの故郷、実家、何だか素晴らしい。お客様サポートにお礼の電話をしたい......！
最初は「ご飯もたべて充電もするの？」と思ったが、充電中のにゃんペットはかわいい。 ご飯を食べる様子も可愛いくてずっと眺めていたい。
疲れた日に読むと、今日はちょっと休憩して、意味不明なうちに明日を頑張ろうという気になれてしまう。癒やしパワーが凄いのだ。今日もまた『しゅんにゃん』シリーズを読んで癒されている。
今日もにゃんペットを飼っている夢を見れたら幸せなのだが･･･。
天才 柳沢教授 タマとの生活
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ストーリー性
キャラクター性
画力
読後感
『天才 柳沢教授 タマとの生活 完全版』は『天才 柳沢教授』シリーズから柳沢教授とタマの交流を描いたエピソードだけを抜き出した再編集完全版である。
なのでタマだけでなく日常目にするような猫たちも登場するので柳沢教授の猫漫画バージョンである。
本編の方もそうだが本作はキャラをタマに絞っただけあって、一話一話のストーリーが温かくほのぼのとしているのがとても顕著。
なので読んでいてい癒し効果が凄いのが嬉しい。 忙しく巡り廻る日常でもこんなゆっくりとした時間があるのかと気づかされる、そんなマンガだ。
一日の生活の中で目がつり上がったり、怒鳴ったり、ため息が出てばかりの人がこの漫画を読めばきっと誰でも穏やかな心安らかな気分になれる。
猫を飼ったことのない人でもなるほど、そうなのかと猫との関わり合いが感じとりやすいと思う。
山下和美にしては全体的に台詞が少ない分、マンガの描写で読む側の人の感じ方がそれぞれ変わってくるという面白い特徴もある。 是非周囲の人たちと一緒に読んで意見を聞いてみて欲しい。
全体的にゆっくりと流れる小川のせせらぎのように、読む人の心の中にゆっくりとマンガが流れ込んで、穏やかな気持ちにしてくれ、スローライフを読み手に与えてくれる漫画でもある。
どのエピソードもほのぼのとしたストーリーで、心のスローライフを体験するには大変良い漫画である。
江の島ワイキキ食堂
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ストーリー性
キャラクター性
画力
読後感
江の島ワイキキ食堂は、言葉を理解するネコのオードリーが主人であるちょっと頼りないけどとっても優しい飼い主？である頼のお店や恋を応援していく、心温まるハートフル系猫漫画。
言葉がわかることは人間には秘密。たまにバレそうになりながらも、あくまでも普通の看板ネコとして生活を送っている不思議猫のオードリー。
オードリーの不思議な魅力に引き寄せられて次々やってくる人々（と不思議系の珍客たち）を笑顔にするために奮闘する一人と一匹の姿がなんとも愛らしい。
ネコのオードリーには過去もう少しシリアスな秘密がたくさんありそう。 でもこんなに賢くて（程よくおバカで）気が利くネコが側にいたら、毎日がどんなに素敵だろうと思う。 いや、もしかしたらうちの猫もオードリーだったりして？？？
そんな気高く健気なオードリーは、頼を助けるためや店にくる様々な珍客達を守るためにボロボロになってまで人助け、猫助けに奔走する。
なのにちっとも理解してもらえないオードリーの姿につい泣いてしまったかと思えば、たまにのぞかせるネコらしい一面に思わず笑ってしまう。 そんなたくさんのエピソードがギュッとつまった、見ごたえのあるお話なのだ。
毎回ストーリーが短くスッキリ構成されていてとても読みやすい。 元気が欲しいときやほっこりしたいときにオススメ。 面倒見が良く賢いがちょっとうっかりもののオードリー、そして江の島ののんびりした雰囲気に癒される作品だ。
おすすめ漫画まだまだあります！
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