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ペンタブレットを30年間作り続ける株式会社ワコム

掲載日:2008.09.11

液晶一体型ペンタブレットを作るワコムへインタビュー

1983年に設立し、その翌年の1984年からペンタブレットを作り初め25年間ペンタブレットを作り続ける株式会社ワコム。
コンテンツ製作のデジタル化に伴い日本だけでなく海外でも多くのプロクリエイターたちがこぞって使うペンタブレット。
デジタルでグラフィック制作をする人は1度は使った事があるんじゃないんでしょうか?今回の気になる企業インタビューは、そのペンタブレットを作るワコムへインタビューをしてきました。

ワコム 営業本部
グラフィックス推進担当
角井健一
広報室
マネージャー
池田一臣

1983年 株式会社ワコム、設立
1987年 世界初のコードレス・グラフィックス・タブレットSDシリーズ発表
1988年 ドイツ現地法人設立
1990年 ディズニーに採用、「美女と野獣」制作に利用
1991年 米国現地法人設立
1996年 クリントン大統領、ワコム電子ペンで通信改革法に署名
1998年 プロ向けグラフィックス・タブレットIntuosシリーズ発売
      科学技術庁長官賞受賞
1999年 一般ユーザー向けグラフィックス・タブレットFAVOシリーズ発売
2000年 中国現地法人設立
2001年 液晶一体型タブレットCintiqシリーズ発売
2003年 ジャスダック(JASDAQ)市場へ上場
      タブレットPC向けコンポーネント供給開始
2004年 韓国現地法人設立
2005年 オーストラリア現地法人設立
      東京証券取引所市場第一部へ上場
2006年 シンガポール現地法人設立
2007年 東京証券取引所「ディスクロージャー新人賞」受賞
      コンシューマー向けグローバルブランドBambooシリーズを展開

株式会社ワコム

ペンタブレットの違いを教えてください

ワコム コンシューマーペンタブレット
 ・Bambooシリーズ(バンブー)
プロフェッショナルペンタブレット
 ・Intuosシリーズ(インテュオス)
液晶一体型ペンタブレット
 ・Cintiqシリーズ(シンティック)
 ・DTシリーズ

――色んなペンタブレットをリリースされていますが、違いを教えてください。

角井健一様(以下角井):そうですね。まず、筆圧感知の性能が違います。
IntuosシリーズとCintiqシリーズは筆圧感知レベルが1024になります。
Bambooシリーズは筆圧感知レベルが512ですね。筆圧なので、触ってもらって試してもらう形が一番なんですが(笑)、繊細なタッチを表現したい場合には、ハイエンド向けのIntuosシリーズやCintiqシリーズがオススメです。
Bambooシリーズは、ホーム・ホビーユースで楽しく使う事ができます。
池田一臣様(以下池田):ペンタブレットは、医療分野では電子カルテに使用したり、教育現場では、書いたものを投影して電子黒板みたいに使われたりもしてますよ。
イラストレーターさんやマンガ家さんの方はやっぱり、IntuosシリーズとCintiqシリーズを使うのがお勧めですね。

――ペンタブレットのチュートリアルってあるんですか?

池田:BambooArtmasterいう商品には、付属のソフトウェアを活用するためのガイドブックが同梱されています。また、今後ペンタブレット講座なども開ければとも思っております。
弊社のサイトにも、ペンタブレットを便利に使える「活用ガイド」を掲載しています。
そちらもご覧いただければと思います。

――ペンタブレットには大きさがいくつかありますが、買う際にはどのように選んだらいいんでしょうか?

角井:いまお持ちのパソコンのディスプレイの大きさに合わせて買っていただくのが一般的です。

――ペンタブレットの可能性を教えてください。

池田:WindowsVistaでペンタブレットを使っていただくと、たとえばOutlookでメールを送る際には、簡単に手書きでメールを送る事が出来ます。
また、OSに関係なく、マウスを使わずにペンタブレットでパソコンを操作する方も増えています。

――先程、液晶一体型ペンタブレットのお話がありましたが今後は液晶型ディスプレイを優先して開発されていくのでしょうか?

池田:両方開発していきます。液晶一体型ペンタブレットが良いと言う方もいらっしゃいますし、ペンタブレットが良いと言う方もいらっしゃいます。
どちらのユーザーも弊社としては重要だと考えております。

液晶一体型ペンタブレットの凄さを聞いちゃいました

ワコム

――液晶一体型ってまだ使った事がないのですが、ペンタブレットとの違いを教えてください。

角井:板型のペンタブレットですと、パソコン画面を見ながら手元で動かして操作するのですが、液晶一体型ペンタブレットは、紙にペンで描くのと非常に近い形で描く事が出来ます。
パソコンの画面を見ながら手元を操作するので板型のペンタブレットの姿勢は、最初違和感を感じると思うのですが、その点液晶ペンタブレットはアナログで描くのと変わらないので、より直感的に操作できると思います。

――液晶一体型ペンタブレットを作られたキッカケは何でしょうか?

池田&角井:直感的な物を追及した結果。また、その技術が可能となったからです。

――液晶一体型ペンタブレットの今後の動きを教えてください。

池田:方向性としては、ボタン類などで使いやすさを良くしたり、指を使って操作したり出来るようにする事ですね。

ワコム
池田さんに液晶一体型ペンタブレットの使い方を教えていただきました

ワコム
紙に描いてる感覚に非常に近いです

ワコム
イラストを描いてみました

ワコム
なんと!まわして書くことも可能です!

世界が使うペンタブレット

――ペンタブレットを使った事がないユーザーに一言お願いします。

池田&角井:ペンタブレットだけで全てが出来る訳ではなく、パソコンとソフトウェアと組み合わせることで出来なかったことが出来る物です。
それが漫画であったり、イラストであったりパソコンを使った形であったり、こんな事をしてみたいなと思った時には、ペンタブレットをぜひ使ってもらえればと思います。

――ペンタブレットを使っているユーザーに一言お願いします。

角井:これからもペンタブレットを使って楽しんでもらえればと思います。
池田:皆様が使ってるペンタブレットは、世界で使われているんだと感じてもらえればと思います。

ワコム
ワコムでは、社員全員がペンタブレットを使ってパソコンを操作されておりました。


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