クリエイターインタビュー

インディーズ出版レーベル組合を主催されている漫画家香山哲さん

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香山哲さん

クリエーターインタビューでは、商業誌で活躍中のクリエーターや同人誌で活躍中のクリエーターなど、みんなが気になるクリエーターを毎回お一人ずつご紹介。
作品の裏話や、普段どんな風に作品を制作しているかなど、気になる疑問をインタビューでお聞きします!
今回は、インディーズ出版レーベル組合を主催されている漫画家香山哲さんをご紹介致します。

香山哲さん 香山哲
1982年生。漫画家。信州大学理学部卒業、神戸大学大学院医学系研究科中退。現在「UNGA!」「月刊ギターマガジン」「クイックジャパン」などに漫画、ウェブサイト「オタクの電脳blog」にコラム執筆。インディーズ出版社レーベル「ドグマ出版」代表。出版系のイベントなどを主催。一輪車、アイススケートなどのバランス系が得意だと言うが、自身の綱渡り的生活が一番難しいという。常時仕事募集中。

香山哲ホームページ
情報と日記のホームページです。
インディーズ出版レーベル組合
香山哲と田中六大が主催するミニコミなどの組合。

香山哲さんの事を教えてっ!

――マンガを描き始めたきっかけは何ですか?

高校の頃にパソコンでミニゲームを作ってパソコン通信で配信していたんですが、その流れでイラストの仕事をするようになり、卒業後、ストーリーのある絵を作ろうとしている内に漫画に行き着いた感じですね。

――初めて描いたマンガはどんなマンガですか?

森に住む修行僧がひたすら森の動物たちに説教するって感じのキツい漫画でした...。

――何か一貫したテーマを持ってマンガを描いていますか?

全く無いですね。今言われて、なんかそういうのあった方がいいんじゃないかと不安になってきました。愛とか正義がいいかな...。

――作品のアイディアはどうやって考えていますか?

なぜかイライラすると発想が豊かになる癖があるので、ファーストフード店に行って行儀の悪いヤンキーの隣の席でノートに思い付くままメモしていきます。

――マンガを描くうえで、何に一番苦労しますか?

はっきり言って、生活です!稿料の振り込みが遅れたりすると怖くて夜も眠れません。税金の書類作りなども大変で、毎回混乱します...。

――今までに描いたマンガのキャラクターの中で特に印象に残っているキャラはいますか?

「中道シーゲル」というキャラクターです。水木しげるさんが住んでいた「水木通り」の一本隣の「中道通り」で会社勤めしながら漫画を描いて暮らしていた頃の自分がモデルなので、込めた思いもたくさんあります。

――キャラクターを描くときのこだわりを教えてください。

背景に溶け込まない、オブジェクトとしてしっかりしたキャラクターを作りたいと常に思っています。

――今後描いてみたいキャラクターはありますか?

ちょっと世代的には僕の上なんですが、「キン肉マン」の全キャラですね。あれだけたくさんのキャラクターを見ると、全部自分なりにアレンジしていきたくなります。若干無理矢理な造形が多いのもとても魅力的ですし。

――そのキャラを使って、どんなマンガが描いてみたいですか?

サッカーとか、大人数の球技みたいなのがいいかな。でも大変そうかな...。

香山哲さんの描き方を教えてっ!

――1ページあたり、どのくらいで仕上げていますか?

普通の原稿なら下書きから完成まででだいたい2時間半から4時間程度です。

――画材は何を使っていますか?

最近は筆ペンとミリペンがメインです。

――これは便利だ!と思うオススメの道具はありますか?

トレース台とか重宝してます。下書きを別の原稿用紙にペンで写せば消しゴムをかけなくて済むんで。あ、トレース台って言うか、ガラスのテーブルに下からライトを当ててるだけなんですけど...。

――マンガを描くときの作業工程など教えてください。

普通にネーム、下書き、ペン入れ、の順番です。なんか自信が無くて、ペン入れの前に一度印刷されるサイズに縮小コピーしてみる事がたまにあります。それでも自信が無い時があって、その時はペン入れした後にまた印刷されるサイズに...って、そんなに自信が無いなら描きなおせよって感じですけど、実際印刷されるサイズで見ると安心します。

――技術向上の為に何かされていますか?

色んな発想の仕方でネームを作るようにしています。以前は大筋を作った後、名セリフや名場面を繋いでいく感じでストーリーを文章で組み立てていたんですが、たとえばラストから考えていったり、映像で思い浮かべていくようにしたり、複数の方法で複数のネームを立ててから優れた方を採用するようにしています。

――マンガを描くときの○秘テクニックをこっそり教えてください!

精神的な事になってしまうけど、漫画の上手い人や大活躍してる人を見ても嫉妬したりひがんだりしない事です!僕は実際まだまだ下積みですし、謙虚な気持ちで前向きに頑張れば作る物もきっといい方向に向かうと思っています。前向きなモチベーションさえあればどんな種類の努力も惜しまず出来るのでそれを絶やさないように気をつけています。

香山哲さんにとってのマンガとは...

――初めてお仕事をいただいた時の心境を教えてください。

とても嬉しかったです。高校の頃に引き受けた雑誌の挿絵の仕事でしたが、稿料の支払証明書が来た時はそこに書かれた原稿料という文字に感動しました。

――自分のアピールポイントはなんだと思いますか?

貧しい所ですね!貧しいとどんな仕事もしっかり真面目にやりますし、出来るだけ長生きしようと何でも真面目に取り組みますから!

――将来こうありたい!という願望はありますか?

せっかくなんで作った物が多くの人に気に入ってもらえるような作家になりたいですね。あとはガシャポンでもお菓子のオマケでも何でもいいから、自分のキャラクターが小さい人形になったらなあって思います。

――休日は何をして過ごしていますか?

スーパーマーケットとか市場に買い物に行きます。料理が好きなんで、工夫して何日か分の食材などを考えながら見て回るのが楽しいですね。あとは、友達と食べたり飲んだりしにも行くし、連載があるうちに次の仕事をもらわなきゃいけないんで、作品ファイルを送ったり持ち込んだり、営業したりしてます。

――マンガ以外で好きなものを教えてください。

ゲームです!とにかくファミコンで育ったので、こうして生きていても、ゲームをやっているのか人生をやっているのか判らないくらいゲームが好きです。最近はフラッシュのプログラミングを覚えて、パソコンや携帯で動くミニゲームを作ったりもしています。これも漫画と同じで、遊びで作っていたら仕事になったので好きってのは大事だなと思います

――影響を受けた作家さんなどいたら教えてください。

絵としては水野純子さんや山本ルンルンさんなど、イラストっぽい漫画に影響を受けていると思います。あとはロバート・クラムやジム・ウードリングなど、海外のサイケな作品に影響を受けています。

――香山哲さんにとって描くとは何ですか?

自分が他の誰でもない自分だって事を表現できる手段って感じです。学校にいても会社にいても、他の誰かでも出来るような事しかしてないんじゃないか...って気持ちになってしまっていたんですが、何かを描いてる時はそういう不安が少ないので、描く事からもらえるそういった安心やパワーを、さらに描く事に注ぐ事が出来ればなって思います!

インディーズ出版レーベル組合について教えて下さい

――インディーズ出版レーベル組合とは、主にどのような活動をされているのでしょうか。

インディーズ出版というのはいわゆる同人誌やミニコミ、フリーペーパーなどで、僕らはその発行人の組合です。交流を深めたり、共同でクリエイターのイベントやなんかに出展したりしています。

――インディーズ出版レーベル組合の魅力・特長を教えて下さい。

まさに活動全てが魅力的です!個人の趣味で作っている所がほとんどなので、経済的にもモチベーション的にもパワフルな事がなかなか出来ないんですが、束になれば出展料金が高かったり開催地の遠いイベントに出せたりできます。あとは、出版物の内容にこだわらず印刷物全体で集まっているので互いに刺激しあえる所が、僕はいい所じゃないかなと思っています。

――いつ、どのような経緯で結成されたのでしょうか。

多分2006年初めごろから具体的に話していたと思いますが、僕が先輩作家の田中六大さんと一緒にデザインフェスタというイベントに出展したのがきっかけですね。二人とも超が付く貧乏漫画家なので、「みんなで共同で出せたら負担も少ないし、組合みたいなのを作ればミニコミとかが盛り上がったりするかもね!」という感じで、負け組なりに希望を持って結成されました。

――現在、何サークルが組合に参加されているのでしょうか。

現在12の個人や団体に参加してもらっています。

――組合に参加するにはどうすればよいのでしょうか?

ホームページからメールを送っていただいて、「どんな物を作ってきたか」などを教えていただければ審議して連絡させていただいています。

――どのような方の参加を求めていますか?

僕らがインディーズ出版と呼んでいるような活動って思い付きや勢いで出来るんですが、なかなか何年も続いたりしない事が多いので、「一定の活動歴があり独自性のある物を複数種類作ってきた人および団体」みたいな感じが参加条件になります。簡単な日本語に訳すると「なぜかインディーズ出版をだらだら続けちゃった変な人」という事になります

――インディーズ出版レーベル組合の今後の展開を教えて下さい。

先日仮オープンしたネット通販ホームページを本格的に動かしていくというのが直近の展開ですね。いろんな種類のフリーペーパーなどを、地域が違っても一度の送料で手に入れられるというのはコレクションをしている人にとってはうれしい事だと思うので、取扱出版物を増やしていきたいと思っています。

――ありがとうございました。

香山哲さん 作品紹介

ギターマガジンに連載中の「弾けないレイラが弾くんだぜ」

香山哲さん作品紹介

HIMEJOHN発行の短編集「再生紙の砦」表紙イラスト

香山哲さん作品紹介

自身のミニコミで連載中の「香山哲のファウスト」

香山哲さん作品紹介

「三国志トランプ」キャラクターイラスト

香山哲さん作品紹介



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