「商業誌では"好きなマンガ＝自分の描けるマンガ"じゃないと生き残れない」マナバナイさん

第２回　マナバナイさん　後編

インディーズコミックで活躍されているクリエイターに作品の裏話や普段どんな風に作品を制作しているかなど、気になる疑問を伺いました！
この同人まんが道を読んでからインディーズコミックを読めば、より一層楽しめること間違いナシ！
今回は、『魔法使い～wizard』の作者、マナバナイさんをご紹介します。

プロフィール
マナバナイ
経歴
某少年向け月刊メジャー漫画雑誌でギ ャグ漫画を連載する。
も一年で打ち切られた経歴を持つ。
当時のペンネームを公開しようかと悩む30男。
その後、他業種に就職しながらも作品を制作してwebで公開したりコミティアに出たりしている。
サークル名は「まんがやさん」。構成たったの2人。
漫画SNSマンガ読もっ！マナバナイさんのページ
公式HP　まんがやさん

【魔法使い～wizard】

"漫画を読む"をクリックするとFlash製のマンガビュワーが起動し、作品を読むことができます。
ただし、ご利用いただいている環境によっては、ポップアップブロック機能の影響でマンガビュワーを起動できない場合がございます。
その様な場合は、ポップアップブロック機能を無効にすることでマンガビュワーを起動させることができます。

マナバナイさんにインタビュー

何も考えずに、自分が描きたかったマンガを描きたかったんです。

――現在は、商業誌から舞台を移して「マンガやさん」という同人サークルで活動をされていますが、
同人サークルとして活動していく心境になった理由などをお聞かせください。

恥ずかしいんですけど...。
マンガの打ち切りをくらってから、描いたマンガが商業誌の会議で全然通らなかったんですよ。
その後、いろんな出版社に持ち込みに行ってたんです。
持ち込みに行くためにはネームが必要なので、あの頃はネームばっかりたまっていきました。
そのときに描いたネームがたくさんあって勿体ないので、現在描いてるって感じです。
また、持ち込みとか行ってるときに、就職も決まりましたしね。
今は、のびのび描いてます。

――インディーズコミックで連載中の【魔法使い～wizard】についてお聞きします。
作品が生まれるきっかけになったエピソードなどがあれば教えてください。
また、１話分の制作時間はどのくらいなのでしょうか？

何も考えずに、自分が描きたいマンガを描きたかったんです。
ありきたりの材料で、手をぬいて描いてみたらどうなるのか？って思って描いたのが【魔法使い～wizard】です。
マンガを描くスピードは、だいたい１週間に２ページぐらい。
１話が完成するまでに３ヶ月ぐらいかかります。
完成したマンガは東京コミティアで同人誌で販売しています。
東京コミティアが３ヶ月に１度あるので、締切に設定するには丁度いいんです。

――「マンガ読もっ！」のインディーズコミックに投稿しようと思ったきっかけは何ですか？
また、マナバナイさんが投稿を決めた理由をお聞かせください。

知り合いの子が、マンガをインターネット上で読ませる場所を知ってると聞いて投稿しようと思ってたんすが、私が投稿する前に閉鎖しちゃったんです。
そこで、他の投稿先をさがしてる時にみつけたのが「マンガ読もっ！」です。

――私の考える魔法使いって言うのは、魔法を唱えて不思議なコトをしちゃうってイメージなんですが、
「魔法使い-Wizard-」では、肉弾戦が多いですよね？
マナバナイさんが考える「魔法使い」って何ですか？

気とかそういうんじゃないです。
【魔法使い～wizard】に出るキャラクターは細胞レベルで無茶苦茶に強い人間って感じです。
だから、手からイナズマとかはでませんよ。

――個人的には、主人公の黒子ちゃんが好きなのですが・・・。
マナバナイさんは、どのキャラクターが好きですか？

そうですね。
描いてて楽しいのは黒子ちゃんです。
おっさんキャラは評判が良いのか、描くと「滅茶苦茶うまいですね」って言われます。 おっさんにあんまり興味はないんですけどね。
補足をすると、【魔法使い～wizard】には、女の子とおっさんしかでません（笑）

私の人生の楽しみ方が、マンガだったってことです。

――話題がガラリと変わリますが、マンガを描くときに使っている画材を教えていただけないでしょうか。

使ってるマンガ画材は、丸ペン・Ｇペン・墨汁・定規です。
墨汁はお値段がお手頃で重宝しております。
落ち着くと言うか、匂いも嫌いじゃないし最高の画材ですね。

――定番の質問ですが、影響を受けたマンガはありますか？ ]

ジャンプ黄金時代のマンガは基本的に影響をうけてます。
一番を選ぶなら、「ドラゴンボール」になりますね。
後は、中平正彦さん。
「ストリートファイターZERO」「さくらがんばる!」とかですね。
っと言うか、ゲームで言うとＣＡＰＣＯＮの動きに影響をうけてますよ。

――インディーズコミックに投稿しているマンガ家で、気になるマンガ家はいますか？
気になる理由も教えて頂けますか？

あんまり読まないんです。
変に読んで競争心に火をつけたくないんです。
それで、若い頃に色々ありまして...。

※マナバナイさんに、ご自身のプロフィール画像を描いてもらいました。

――インディーズコミックで「魔法使い-Wizard-」を連載されておりますが、
描いているときにマナバナイさんが感じる商業誌との大きな違いを教えてください

インディーズコミックは、"好きなマンガ"が描ける。
商業誌は、"自分の描けるマンガ"を描く。
商業誌では"好きなマンガ＝自分の描けるマンガ"じゃないと生き残れないと思いますよ。

――それでは最後に、マナバナイさんにとって同人マンガとは何ですか？

「趣味ですね。」
週末の飲み会を楽しみにしてる人。
休日にドライブとか釣りにいく人。
人それぞれ人生の楽しみ方があるとは思いますが、私の人生の楽しみ方が、マンガだったってことです。

マナバナイさんイチ押しの墨汁！

原稿の一部を激写！

キャラクター相関図

同人まんが道（後編）いかがでしたか？
今後もどんどんインディーズコミックで活躍されている方をピックアップ致します。
次回もお楽しみにっ！

本コンテンツは引用部分を除きマンガナビが独自に制作しています。出版関係・他の事業者(広告主)がコンテンツ内容・ランキングの決定に関与することはありません。。スポンサー等の依頼による広告にはプロモーションを表記します。また本コンテンツはEC・ASPサイト等から送客手数料を受領しています。詳細はマンガナビについて-制作・運営ポリシーを御覧ください。

<<　とにかく描きたい！同人作家さんインタビュー<<　一覧へ戻る