「やはり歴史物が好き！宮城谷昌光先生の中国春秋時代本や塩野七生先生も」KINAさん　後編

第２０回　KINAさん　後編

同人まんが道では、インディーズコミックで活躍中のクリエイターを毎回お一人ずつご紹介します。
作品の裏話や、普段どんな風に作品を制作しているかなど、気になる疑問をインタビューでお聞きします！
これを読んでからもう一度作品を読んでみると、より一層楽しめることまちがいナシ！
今回は、インディーズコミックで好評連載中の【ルルティマ　ムジカ】作者、KINAさんにインタビューしました。

プロフィール
KINA
この物語（ルルティマ　ムジカ）を描くために会社を辞めイタリアに１年間留学。夢追い人。もしくはただのアホ？
現在は京都で働きながら執筆活動中。
通勤に使う自転車が壊れかけているのが悩み。
漫画SNSマンガ読もっ！KINAさんのページ

ルルティマ　ムジカをまとめて読んじゃおう！

ルルティマ　ムジカ　第１話を読む
ルルティマ　ムジカ　第２話を読む
ルルティマ　ムジカ　第３話を読む
ルルティマ　ムジカ　第４話を読む

KINAさんにインタビュー

この話を描くために漫画家になりたく、漫画家になるためデビューを目指し
投稿用に別の話を描くも余りパッとせず、どうして行こうかと悩んでいました。

――ルチアの衣装が毎回可愛らしくて楽しみにしているのですが、
登場人物の衣装は何か参考にされているのでしょうか?

ありがとうございます。参考にしているのは、マール社「服装史」や当時の画集です。
場所（モデル国はイタリア）や時期（初期ルネッサンス）を考慮しながら考えているので衣装選びはかなり大変です。
...というと、史実と厳密に向き合っているようですが、私の独断と偏見で抹殺されているものもあります。
それは男性のあられもないタイツ姿！あれが許せないので国もストーリーも架空のものにした、
と言っても過言ではありません。
少し言いすぎましたが、男性陣の衣装選びにいつも苦労しているのは本当です。

――第2話からはみんな成長して、カミュもますます男らしくなりましたよね。
ところで、KINAさんのイチオシキャラを教えていただきたいのですが。

イチオシはやはりカミュです...が、悲しいことに余り周りの評判は芳しくありません。
曰く「ぼんやりしている」とか。「鷹揚だ」という風に見てほしいところなのですが...！
イメージアップに向け邁進していきます。

――ルチアとカミュがどうなっていくのか大変気になりますが、今後の見どころを差し支えない程度に教えてください。

カミュとルチアは次回第4話で一応の結着がつきます。そして、トルキア公国に迫る存亡の危機。
そこにレンツォの持つ複雑な感情も絡んで、今後3人の関係がどう変わっていくかが見どころです。
時折ルオウも登場してルチアの過去の秘密に触れながら、クロスして話は進んでいきます。

――なるほど、かなり第4話が気になりますね。
さて、質問は変わりますが、影響を受けたマンガなどあったら教えていただけますか？

「竜の眠る星」清水玲子先生の美しい絵、ドラマチックなストーリーには圧倒されました。

――マンガ以外で好きなものなどありましたら教えてください。

読書です。やはり歴史物が。宮城谷昌光先生の中国春秋時代本はどれも秀逸です。
あとはもちろん、大御所の塩野七生先生も。
他は旅行、写真撮影などです。

――インディーズコミックに投稿する事になったキッカケがありましたら教えてください。

この話を描くために漫画家になりたく、漫画家になるためデビューを目指し投稿用に別の話を描くも余りパッとせず、
どうして行こうかと悩んでいました。
この話はかなりの長編となるため、早く描き始めないと朽ち果て死んでしまうかもと思い、
こうして公開の場を設けてくれているこのサイトに投稿したわけです。

――最後にKINAさんにとっての同人マンガとは何ですか？

自由にモノを表現できる、とっておきの媒体です。

スペシャルイラスト

同人まんが道（後編）いかがでしたか？
今後もどんどんインディーズコミックで活躍されている方をピックアップ致します。
次回もお楽しみにっ！

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