最近アミを30度くらいずつずらして重ねるときれいに見えるということに気づきました めずさん 後編

第30回 めずさん 後編

同人まんが道では、インディーズコミックで活躍中のクリエイターを毎回お一人ずつご紹介します。 作品の裏話や、普段どんな風に作品を制作しているかなど、気になる疑問をインタビューでお聞きします！ これを読んでからもう一度作品を読んでみると、より一層楽しめることまちがいナシ！
今回は、インディーズコミックで好評連載中の【ワタシト先生】作者、めずさんにインタビューしました。

プロフィール
めず
プロデビューを目指して漫画を描いている夢追い人です。その実態は悲しいかなニートにしか見えません。眼鏡好きです。ストライクゾーンは狭いです。
漫画SNSマンガ読もっ！めずさんのページ
公式HP　枕流漱石
また、地元では漫画・イラスト描きで集まって勉強会を開いたりしております。
長崎漫画創作団体DEPαRTURE

ワタシト先生をまとめて読んじゃおう！

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めずさんにインタビュー

――1ページあたり、どのくらいで仕上げていますか？

下書きから仕上げまでで2時間くらいになると思います。

――画材は何を使っていますか？

墨汁と丸ペンと日本字ペンです。

――これは便利だ！と思うオススメの道具はありますか？

トレス台を購入して、便利さに感動しました。

――マンガを描くときの作業工程など教えてください。

構想　→　ネーム　→　下書き　→　ペン入れ　→　消しゴム　→　アミ、ベタ　→　仕上げ といった感じに進めています。ベタが薄くなるのがなんとなく嫌なので、消しゴムはベタの前にかけてます。

――技術向上の為に何かされていますか？

他人の作品で、いいと思った表現や描写は積極的に取り入れていくようにしています。 最近では、ガッチャマン風リアルタッチを取り入れたりしました(笑)。

――めずさんがマンガを描くときの丸秘テクニックをこっそり教えてください！

自分も修行中の身なので、これといってないのですが......。最近、アミを30度くらいずつずらして重ねるときれいに見えるということに気づきました。

――新しいソフト、道具、マンガに関する情報など、最近気になっていることはありますか？

身の回りでは、コミックスタジオ使いが増えていて、ちょっと気になってます。あと、ジャンプの漫画を読むようになりました。さすがジャンプの漫画って面白いですね。ネウロ大好きです。

めずさんの作業机の様子です。

完成して裁断した原稿の様子です。

商業誌より面白い作品はいっぱいある筈です。

――編集社へ持ち込みをしたことはありますか？また、したいと思いますか？

直接持ち込みはありませんが、投稿したり賞をいただいたり担当さんに指導をうけながら、デビュー目指してネームを切る毎日です。

――同人誌即売会などへは参加していますか？また、参加してみたいイベントはありますか？

地元で、オリジナルの漫画描き同志で集まって勉強会を開いているのですが、
こちら→　https://departure.s56.xrea.com/
この団体を通して合同誌を発行して、同人即売会に参加するようになりました。

――休日は何をして過ごしていますか？

ウィンドウショッピングに出かけたりもしますが、主に家でぐったりしてます。

――マンガ以外で好きなものを教えてください。

音楽が好きです。主に邦楽です。
多分、オルタナティブ・パンクとか、エレクトロニックとか、テクノポップと呼ばれるジャンルが好きなんだろうと思います。また、越路吹雪とか村下孝蔵とか聴くと心が洗われます。

――影響を受けたマンガなどあったら教えてください。

漫画の楽しさを知った「あさりちゃん」（室山まゆみ）、少女漫画への偏見を取り除いてくれた「恋文日和」（ジョージ朝倉）、青年漫画というステージを教えてくれた「蟲師」（漆原友紀）、この3作品が大きな影響を与えてくれました。

――どのあたりに影響を受けましたか？

作風や作画など、直接的にはジョージ朝倉先生の影響が大きいと思います。
室山まゆみ先生のファンクラブの会報などで、漫画製作の知識を得ました。
「蟲師」に出会わなければ、青年漫画土壌で漫画を描こうと思わなかったと思います。

――憧れの作家さんはいますか？もしその憧れの作家さんに会えるとしたら、何を訊いてみたいですか？

前述のとおり、室山まゆみ先生、ジョージ朝倉先生、漆原友紀先生を心の師と勝手に思っております。
お会いできるとしたら、どんな姿勢で作品作りに臨めば永く描くことができるか聞いてみたいです。

――最後になりますが、めずさんにとって同人マンガとはなんですか？

すいませんぶっちゃけ息抜きです。でも羽を伸ばせる場所です。

――めずさんありがとうございました！

スペシャルイラスト

同人まんが道（後編）いかがでしたか？
今後もどんどんインディーズコミックで活躍されている方をピックアップ致します。次回もお楽しみにっ！

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