某出版社に持ち込みした時当時の担当編集者に内緒で他社のマンガ賞に投稿したのでペンネームが微妙に
掲載日:2018.07.18
第39回 えびねかずきさん 前編
同人まんが道では、インディーズコミックで活躍中のクリエイターをご紹介します。
作品の裏話や、普段どんな風に作品を制作しているかなど、気になる疑問をインタビューでお聞きします!
これを読んでからもう一度作品を読んでみると、より一層楽しめることまちがいナシ!
今回は、【冒険列車】作者、えびねかずきさんにインタビューしました。
えびねかずき
みなさん初めまして。さすらいのインディーズマンガ描き、えびねかずき と申します。
3年ほど前から理想のマンガを追い求め、商業誌を離れ個人的な作品をわがままに描き始め今に至ります。
いまだ迷い道の途中、理想の作品には程遠く、稚拙なものばかり作り出していますが、なにとぞよろしくお願いいたします。
漫画SNSマンガ読もっ!えびねかずきさんのページ
公式HP 青い空と冒険王
冒険列車をまとめて読んじゃおう!
えびねかずきさんにインタビュー
――えびねかずきさんこんにちは!今日はえびねかずきさんについていろいろお伺いしますのでよろしくお願いします!
はじめまして!よろしくお願いします!
――まずは、PNの由来を教えてください。
え~と、ただ本名をひらがなにしただけなんですけど、数年前に某出版社に持ち込みをしていた時に、当時の担当編集者に内緒で他社のマンガ賞に投稿した時にひらがなに変えました。
――マンガを描き始めたきっかけは何ですか?
子供の頃は、まあいわゆる絵を描くのが好きで、マンガを読むのも好きでみたいな感じです。本格的に描きだしたのは高校卒業後で、卒業の進路を決める最終段階になって『オレはこのままサラリーマンになってもいいのか』的な思いにかられまして...今となっては『なってればよかったんじゃ...』的な思いを力技でねじ伏せる毎日です。
――初めて描いたマンガはどんなマンガですか?
たしか小学校の頃、ノートに鉛筆で野球マンガを描いていた覚えがあります。
――何か一貫したテーマを持ってマンガを描いていますか?
ない、といえばない。あるといえばある...でも言葉では説明できません。
――作品のアイディアはどうやって考えていますか?
イメージとかはポンと降ってくる事もありますが、それをマンガで描けるかどうかってのは、そこに自分のなんかグチュグチュした部分というか...なんか上手く形に出来ないけど、どうしても形にしなきゃと思うものがあるかって言う事が僕にとっては大切な事で、作品はアイデアで作るものじゃないと思ってます。
――マンガを描くうえで、何に一番苦労しますか?
自分自身と向き合う事です。
こちらがえびねかずきさんの引っ越ししたばかりの作業机です。
えびねかずきさんコメント:
机の高さと椅子の高さが合いません。いきなりやっちまいました。あと画面が近くなって...と不満を言えばきりがないんですが、二年間コタツに座って作業してた事を思えばなんだって慣れます。腰は逝きます。
『自分以外の人のために描くマンガ』です
――今回のマンガ(冒険列車)のテーマを教えてください。
う~ん...よくわからないです。読んだ人が感じてくれた事が答えだと思います。
――『冒険列車』を描こうと思ったきっかけを教えてください。
よくマンガを評価する時に『自己満足』とか言いますが、そういう意味では『自己満足』してみたかった、と言う事でしょうか。当時商業誌に持ち込みをしていたんですが、いつのまにか自分の作品に自分で満足出来なくなっていて、だんだんマンガを描くのもつまらなくなってきて。編集部に求められるものを描こうとし過ぎていたんですね。で、結局マンガをやめようと思うようにまでなっていて。どうせやめるなら最後に思いっきり自分が満足出来る、全部を出し切った作品を作ろうと。で、結局やめてないんですけど...(笑)
――今回の作品でえびねかずきさんのいちおしキャラは誰ですか?
やっぱ主人公の春樹でしょうか。
――そのキャラを描くときのこだわりを教えてください。
僕はどっちかというとジャンクのような動き回るキャラを主人公に設定する事が多かったんですけど、春樹は自分から動かない。気持ちをリアクションで描けない分、表情にはものすごく気を使いました。野球に例えると、外角低めにボール3分の1くらいはずれた笑顔、とか(わかりにくい)。
――そのキャラの設定秘話などあったら教えてください。
結構前の事なので...あんま覚えてません。
――今後描いてみたいマンガはどんなマンガですか?
『自分以外の人のために描くマンガ』です。
えびねかずきさん作品紹介
冒険列車
マンガ家になる夢を諦めた春樹は、何か物足りなさを感じながら毎日を送っている。
その日も、いつもと変わらない通勤電車に乗込んだ。
しかしそれは、いつもと違う世界への入り口だった。
それはちょっぴり不思議で、ちょっぴり切ない冒険の旅
冒険列車 名場面
キャラクター紹介
僕、本当は今でも信じてます
絶対にUFOはいるはずだって(第8話より)
春樹
マンガ家になる夢をあきらめ、単調な毎日にやりきれない思いを抱えながらも現在はサラリーマンをしている。
前を見ろ春樹
オレはいつもそこにいる(第7話より)
ジャンク
ポツコン海賊団首領、日本刀を背負う謎の男。マジックとパズルが好きらしい。春樹を助けにやって来たと言うが...。
ぼくもっともっと絵を描いていつかおじちゃんみたいにすごい絵を描けるようになりたいんだ!!(第6話より)
はるき
電車の中で出会う謎の少年。
絵を描くのが好き。
大丈夫、あなたはひとりぼっちになんかなりはしない(第8話より)
車掌
ソウルトレインの車掌。頼りがいがあるのかないのかいまいちわからない老人。
同人まんが道(前編)いかがでしたか?
次回は、えびねかずきさんへのインタビュー(後編)になります。
本コンテンツは引用部分を除きマンガナビが独自に制作しています。出版関係・他の事業者(広告主)がコンテンツ内容・ランキングの決定に関与することはありません。。スポンサー等の依頼による広告にはプロモーションを表記します。また本コンテンツはEC・ASPサイト等から送客手数料を受領しています。詳細はマンガナビについて-制作・運営ポリシーを御覧ください。
<< とにかく描きたい!同人作家さんインタビュー<< 一覧へ戻る
"とにかく描きたい!同人作家さんインタビュー"新着記事
-
- 『Pose Maniacs』というサイトの30秒ドローイングが絵の訓練におすすめ2018.08.01 更新NEW
- 第46回 うださん 後編 同人まんが道では、インディーズコミックで活躍中のク
-
- 『伝える』が一番難しい!子供向きに見えてしまう悩みにどう向き合うか2018.07.29 更新NEW
- 第45回 うださん 前編 同人まんが道では、インディーズコミックで活躍中のク
-
- 何十回もコマやシーンを切り貼りしてネームを納得するまで直します2018.07.25 更新NEW
- 第44回 銅 リコさん 後編 同人まんが道では、インディーズコミックで活躍中
-
- 一度持ち込みに行った編集の人に「描きたいものは絞ったほうがいい」と言われ2018.07.24 更新NEW
- 第43回 銅 リコさん 前編 同人まんが道では、インディーズコミックで活躍中
-
- 初期投資は大きいが消耗品を意識せず何度でも描き直せるデジタルに2018.07.23 更新NEW
- 第42回 絶牙さん 後編 同人まんが道では、インディーズコミックで活躍中のク
-
- 成人後に創作の道に足を踏み入れ、死に物狂いで技術とセンスの習得に励み現在に至る2018.07.22 更新NEW
- 第41回 絶牙さん 前編 同人まんが道では、インディーズコミックで活躍中のク
-
- 3年ほど前から理想のマンガを追い求め商業誌を離れ個人的な作品をわがままに描き始め今に至り2018.07.21 更新NEW
- 第40回 えびねかずきさん 後編 同人まんが道では、インディーズコミックで活
-
- 某出版社に持ち込みした時当時の担当編集者に内緒で他社のマンガ賞に投稿したのでペンネームが微妙に2018.07.18 更新NEW
- 第39回 えびねかずきさん 前編 同人まんが道では、インディーズコミックで活
-
- 下書きと主線入れで一枚一時間くらいでそこからPCで調整と写真合成と着色が2時間くらい2018.07.17 更新NEW
- 第38回 スカラムーシュ管理人さん 後編 同人まんが道では、インディーズコミ
-
- 初めてキチンとラストまで描いたのはSFスポーツマンガで今読むと赤面します2018.07.16 更新NEW
- 第37回 スカラムーシュ管理人さん 前編 同人まんが道では、インディーズコミ