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新人漫画家の原稿チェックというお仕事-コミックハイ!新編集長 庭野国彦さん

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コミックハイ!新編集長 庭野国彦さん

マンガ読もっ!にて「コミックハイ!の公式コミュニティ」がリニューアルOPEN!しました。
今回は、コミックハイ!新編集長の庭野国彦さんのインタビューとなります。 「コミックハイ!公式コミュニティ」の最大の売り! 「編集長の原稿チェック」にて、今後、原稿を確認する庭野編集長の傾向と対策がわかっちゃうかも!?

庭野国彦
1995年双葉社入社。週刊大衆編集部を経てコンビニ系アダルトコミック誌の編集部に。2003年よりメンズヤング編集部編集長。07年よりコミック企画編集部副編集長兼任。09年よりコミックハイ!編集部編集長。

コミックハイ!公式コミュニティ

コミックハイ!
双葉社の月刊誌。新刊情報、壁紙、編集部ブログ、作家インタビュー。
コミックハイ!公式コミュニティ
家にいながら持ち込みが出来ちゃう!コミックハイ!公式コミュニティOPEN!

「コミックハイ!」の編集長になった経緯について

――庭野編集長の経歴を教えてください。

95年に新卒で双葉社に入社して、週刊大衆編集部に配属されました。その後コンビニ系のアダルトコミック誌を複数扱う編集部に異動し、03年からメンズヤングの編集長を務めました。

――「コミックハイ!」の編集長になった経緯を教えていただければと思います。

07年にメンズヤング編集部とコミックハイ!編集部が統合されました。それ以前からメンズヤング編集部の部員はコミックハイ!を手伝っていた事があって、私も担当作品を持っていました。両誌で描かれている作家さんが多かったせいもあります。 そんな経緯で二つの編集部が一つの編集部になりまして、二誌にまたがって仕事をしていましたが、09年の夏に前編集長が全体を統括するポジションに着いたので私がコミックハイ!の現場責任者になることになりました。

――庭野編集長が考える「コミックハイ!」の特徴を教えてください。

若いヒロインにフォーカスをあてた作品が多いです。ほとんどの場合ラブコメ要素が絡むので、必然的に学園ものが多くなっていると思います。派生として部活もの、大雑把なくくりでの学生もの、だいたいその範疇に入りますね。男性読者を意識した作品が中心になっています。

――「コミックハイ!」コミュニティへの投稿に関して質問をさせてください。
庭野編集長が求める作品ってどんな作品なんでしょうか?

「この人にしか描けない」というオリジナリティのある作品は強いです。それは世界観であったりキャラクターの造形であったりタイトルであったり様々なものなんですが、漫画が溢れているいまの日本では一瞬で目にとまるキャッチーさが求められています。 ただし世の中に完全な同じ人はいないわけで、つまりオリジナリティは誰にだってあるんです。漫画は自己表現だとよく言われますが、漫画を描くからには自分自身を思う存分、表に出して欲しいです。本音や本心、自分の好きなタイプの女の子、人には言いにくい趣味嗜好、恥ずかしがらずに表現して下さい。
先ほど話したようにコミックハイ!では学園ものや部活ものが王道です。そこに踏み込むのなら、何らかの新しいアイデアや個性が欲しい。まだ取り上げられていない部活や、全く新しいタイプの部活を生み出せればインパクトのある作品になる可能性が高いです。目先を変えるなら部活でなくても部活的なものを考え出すというのも悪くありません。例えば若い人の多いアルバイト先などはどこか部活動的になりますよね。
一方で編集部は既存のスタイルと違うものも求めます。足りないものは何かと考えたりします。いま私はスピード感のある作品がもう少しあってもいいかなと感じているのですが、他にも何か気づいていないものがあるでしょう。雑誌を読んでみて何らかの欠けているピースを発見したらチャンスだと思って下さい。

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プロの条件はプロレベルの作品を描けることだけではない

――逆に、こういう作品は採用されにくいなどありましたら教えてください。

雑誌の大きなコンセプトから外れてしまうものは難しいです。男性キャラしか出てこないものは採用されないでしょう。たとえギャグ漫画でも、やはりヒロインは可愛くなければいけません。ここで言う「可愛さ」というのは自由に解釈して欲しいのですが、キャラクターの魅力度は大きな注目点です。
前の質問でも話したようにコミックハイ!には王道的なジャンルがあるわけですけれど、そこに拘りすぎると二番煎じ三番煎じになりがちで、あざとさだけが目立ってしまいます。これは自戒を込めて言っているのですが、例えば「とりあえずパンチラを描こう」などと考えていると読者には簡単に「とりあえず」を見抜かれます。「とりあえず」で描いたものは、そこに愛と情熱を持っている人の描いたものに決して勝てません。

――作品以外でのアドバイスがあったら教えてください。

プロの条件はプロレベルの作品を描けることだけではありません。継続性も同じくらい大事です。最初は難しいでしょうけど、ネームを切って作画をするサイクルが、最低でも一ヶ月で収まるように意識して下さい。また、アイデアや気がついたことはメモする癖をつけておいた方がいいと思います。

――話が、がらりと変わっちゃいますが。
最近ですと、コミックハイ!の「ちゅーぶら!!」がアニメ化されたんですが...。
今後、アニメ化を予定されている作品ってあるんですか?

話の進んでいるものがいくつかありますが、現時点では具体名まで挙げられません。ごめんなさい。

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コミックハイ!の今後の展開を教えてください!

――ちなみに、庭野編集長の好きな漫画を教えてください。

基本的には何でも読むのですが、青春群像ものは特に好きです。昔の作品ですと「すくらっぷ・ブック」(小山田いく)、「めぞん一刻」(高橋留美子)、「じゃじゃ馬グルーミン★UP!」(ゆうきまさみ)、「敷居の住人」(志村貴子)。最近のものですと「しゃにむにGO」(羅川真里茂)、「弱虫ペダル」(渡辺航)、「咲-saki-」(小林立)「GUNSLINGER GIRL」(相田裕)、「イエスタデイをうたって」(冬目景)などでしょうか。キャラクター達が愛おしくなるようなタイプのものが好きです。

――「コミックハイ!」の今後の展開をおしえてください。

2月発売号から新連載攻勢が続きます。初めてコミックハイ!に登場する作家さんも多いので個人的にも楽しみです。また、WEBコミックハイ!との連動企画なども考えています。時期は未定ですが兄弟誌の発行計画もあります。

――庭野編集長個人の今後の目標も教えていただけますか。

私はフィクション全般が好きで、特に漫画が大好きです。会社員的にはすでに中堅なのですが、まだまだ現場で漫画作りに立ち会い続けたいと思っています。まずコミックハイ!をより魅力的な雑誌にしなければなりませんし、より面白い作品を提供し続ける義務があります。そのためにどうするべきなのか考え続けることが目標です。絶対的な答えを求めると言うより、考えるのを止めないことが目標です。

――最後に、投稿を予定している皆様に一言お願いします。

悩むことも大事ですが、まず完成させることがより大事です。自分の作品を人目に触れさせるというのはとても勇気のいることで、自分の裸を晒すのに等しい行為です。それを恐れずに一歩を踏み出しましょう。チラ見せではなく、全裸を見せるくらいの意気込みが欲しいです。私達もそれに真剣に応えたいと思います。多くの読者から楽しんでもらえる漫画家という仕事は、長年編集者をしている私の目から見ても実に羨ましい仕事です!

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