おもてなしエンターテイメント精神が凄い宝塚市立-手塚治虫記念館
掲載日:2007.03.10
宝塚市立手塚治虫記念館
今回は、宝塚市にある宝塚市立手塚治虫記念館に行ってきました。
宝塚は、手塚治虫先生が5歳から24歳までの多感な青春時代を過ごしたゆかりの地。
自宅裏での昆虫採取、宝塚歌劇や映画を観て過ごした日々が作品創作の源泉となったといわれています。
手塚治虫記念館へは、JR・阪急宝塚駅を降り「花のみち」をまっすぐ徒歩8分ほど。
宝塚大劇場を越えるとすぐにあります。
「花のみち」。両脇を走る車道から一段高くなっており、たくさんの花や木が植えられた素敵な遊歩道です。
「花のみち」には3体の歌劇モニュメントがかざられています。写真の銅像は「ベルサイユのばら」。
途中、宝塚大劇場を通り過ぎます。公演が終了したばかりでしょうか。多くの人でごった返してました。
宝塚大劇場を過ぎ、少し歩くと見えてきました、『宝塚市立手塚治虫記念館』です。
記念館の特徴となるガラスのドーム。これは、手塚先生の未完の遺作である「ガラスの地球を救え」をモチーフにつくられています。
横壁には手塚作品の代表的キャラクター達。
アトムとサファイア。他にも、ヒゲオヤジ、レオ、ブラック・ジャック、火の鳥の順に飾られています。
記念館前には、高さは3mの『火の鳥』モニュメントが私たちを迎えてくれます。すごい迫力。
足元には、手塚キャラクターの手型・足型。まるでハリウッド。
このかわいらしい手足は『鉄腕アトム』。
こっちは『火の鳥』。
この巨大な手は『マグマ大使』。
早速館内へ。
ホール足元には、かわいいモザイクタイル自画像が
エントランスホールの足元には、かわいい手塚先生のモザイクタイル自画像。
天井は、手塚キャラが所狭しと描かれているステンドグラス。
入り口正面には、手塚先生の幼少時代の話などがみれるメッセンジャー機。
火の鳥「太陽編」を参考にデザインされたそうです。
1階は常設展示室とハイビジョンシアター。
常設展示室には手塚先生の漫画年表と、少年時代のマンガやデビューしてからの様々なアニメーションのコンテ等、貴重な資料が盛り沢山。
当然の話ですが、小さい頃から絵がメチャメチャ上手い!!
特に小学校時代に描かれた昆虫標本のイラストは本物と見間違えるほどです。
他にも、手塚先生を象徴するアイテムのベレー帽やメガネ等も展示されています。
ちなみに、ベレー帽は、大学時代、学生である自分とマンガ家である自分を使い分ける為の小道具として使用したのが始まりらしいです。メガネは小学校5年生の頃より掛け始めたそうですよ。
資料が納められているカプセルは、火の鳥「未来編」に登場する猿田博士の生命維持装置をモチーフに作られています。
手塚先生の漫画年表。
「ジャングル大帝」の連載を開始したのはなんと22才!大学在学時。
常設展示室奥には、 メッセンジャー機があります。
こちらは火の鳥「望郷編」をモチーフにデザインされたそうです。
流れている映像は、手塚先生が話す姿を観ることができる「手塚治虫大いに語る」と、著名人が手塚先生への思いを語る「手塚治虫を語る」の2本。
常設展示室の奥には、52人収容のハイビジョンシアター「アトムビジョン映像ホール」があり、手塚治虫記念館のために作られたアニメーション作品を観る事ができます。
上映作品は3作品を約一ヵ月ごとに交代で上映。
映像ホール天井にも手塚キャラクターが満載です。
G階はチンクの休憩ベンチとアニメ工房。
エレベーターを使いG階(地下1階)へ
G階はチンクの休憩ベンチとアニメ工房。
フロア全体は、手塚マンガに登場する「ロボット工場」をモチーフにデザインされています。
アニメ工房では、パソコンを使いキャラクターに色を塗ってみたり、3DCGのキャラに動きをつけたり、アニメの創作を楽しく体験できたりします。
エレベーターも近未来的なデザインでカッコイイッ!
地下に降りるとチンクの休憩ベンチがあります。 回転するミラーボールの上でポーズを決めるチンクが可愛すぎ!
そしてベンチ奥にはアニメ工房。パソコンは14台設置されています。
簡単なマウスの操作だけで、色塗りやアニメの編集作業が体験できます。
部屋の一番奥には、手塚先生がっ!!!机や本棚は虫プロ時代の仕事部屋が再現されています。
壁にはセル画やアニメの歴史パネルが飾られています。
2階まで今度は階段で。
2階フロアは展示がたくさん
2階は「企画展示室」の他、手塚作品が読める「手塚治虫ライブラリー」、「単行本展示棚」、「ジャングルカフェ」、「アトム科学省型 情報・アニメ検索機」、「ミュージアムショップ」があります。
「企画展示室」は、年に3回、漫画・アニメに関する独自な企画展示が行われています。
「アトム科学省型 情報・アニメ検索機」では、 設置されているパソコンで、手塚先生のプロフィール、作品データベース、ミニゲーム、アニメシアターとコンテンツが満載です。
階段の壁には、漫画歴史パネルが展示。
「鳥獣人物戯画」から、「新宝島」登場までの歴史が紹介されています。
2階へ上るとまずは企画展示室。
「手塚治虫文化賞10周年展」が開催されていました。「ドラえもん」「バカボンド」「PLUTO」などの過去10年間の受賞作品を紹介していた他に、受賞者のインタビューや受賞作品の選考理由、関係者のコメントなどが展示されてます。
是非とも直接足を運んで観て下さい。期間は11月21日までです。
記念館の中で一番の賑わいをみせていたのはこちら、 『アトム科学省型 情報・アニメ検索機』。
満席だったので遠くから席が空くのを待つ。
やっと空いた。
操作はマウスのみで小さい子供でも簡単に操作できるようになっています。
手塚先生の幼少時代の紙芝居風アニメやデータベースから好きなアニメ作品を探して鑑賞したりできます。また、手塚先生の仕事部屋の間取りなども見れます。
著名人の名前がズラりと並んだこのページ。
名前を押すと、その方の好きな手塚作品TOP5をみることができます。
『新宝島』が一番選ばれてたかな。
こちらは手塚治虫ライブラリー
本棚にビッシリ納められた手塚作品。全部読むことができます。
僕も何か読もうと思い、さっきの情報・アニメ検索機で藤子不二雄先生や石ノ森先生がNo.1に選んだ作品「新宝島」を読みました。
さらに奥へすすむと・・・
ショップは常に大盛況
単行本展示棚
この棚は貴重初版本など約560冊の作品が展示されています。
ジャングル大帝のキャラクターに囲まれている『ジャングルカフェ』。
可愛らしいテーブルやイスに座り一休み。
MENUは飲み物だけでしたが、おみやげ用の紅茶などがありました。
そして『ミュージアムショップ』。
Tシャツ、ストラップ、マグカップなどの他に記念館限定のグッズもあります。
以上、簡単ですが手塚治虫記念館の紹介です。
混んでいたので少ししか見れませんでしたが、『アトム科学省型 情報・アニメ検索機』なんかは、1日では全て観れないほどのボリュームです。
今度、来たときには、記念館だけでなく手塚先生の育った宝塚の町並みをゆっくり周ってみたいなぁと思います。
関西方面へ観光に来た際には、是非一度、手塚治虫記念館を訪れてみてください。
大阪からも電車で40分くらいで行くことができますよ。
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宝塚市立手塚治虫記念館
住所:〒665-0844 兵庫県宝塚市武庫川町7-65(google MAP)
休館日:毎週水曜日(祝日と重なる日は開館)8月中の水曜日は開館
12月29日~12月31日、2月21日~2月 末日
開館時間:9:30AM~5:00PM 入館は4:30PMまで
入館料:大人500円、中高生300円、小学生100円 障害者、団体割引あり
アクセス:
・ JR・阪急「宝塚」駅 花のみちを徒歩8分
・ 阪急「宝塚南口」駅 宝塚大橋を渡り徒歩5分
(JR伊丹駅、JR川西池田駅、阪急川西能勢口駅、能勢電鉄日生中央駅方面からは宝塚駅下車、
阪急伊丹駅、阪急三宮駅方面からは宝塚南口駅下車。)
※専用駐車場はありません。周辺有料駐車場をご利用ください。
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