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"昭和のまちづくり"の"昭和の元気の象徴"青梅-赤塚不二夫会館

掲載日:2007.06.29

青梅赤塚不二夫会館

今回のマンガ紀行は、東京駅から電車に乗ること1時間半、青梅市にある「青梅赤塚不二夫会館」へ行ってきました。

青梅市は、"昭和のまちづくり"をテーマに町おこしをされてます。手描きの映画看板やレトロな街灯や建物をいたるところで見ることができます。
青梅赤塚不二夫会館は、その"昭和のまちづくり"の"昭和の元気の象徴"として平成15年10月にオープンされました。
青梅市の街並みと合わせて青梅赤塚不二夫会館をご紹介いたします。

青梅赤塚不二夫会館 青梅駅ホーム。昭和30年代後半~40年代の雰囲気を再現しており、時計や待合室、立食ソバ屋までがレトロなたたずまいでした。

青梅赤塚不二夫会館 地下通路を歩くと、さっそく映画看板がお目見えします。

青梅赤塚不二夫会館 駅構内にある青梅赤塚不二夫会館の看板。カッコイイ!!

青梅赤塚不二夫会館 改札口を出ると、「バカボンのパパ」ブロンズ像が「コニャニャチハ」と迎えてくれます。

青梅赤塚不二夫会館 青梅駅前の信号を左に曲がると、そこは赤塚不二夫シネマチックロード。

青梅赤塚不二夫会館 お店の軒先や壁面で、手描きの映画看板が飾られています。

青梅赤塚不二夫会館 ケムンパスの看板。

青梅赤塚不二夫会館 この独特な建物は、電話ボックス。思わず中に入ってしまいました。(中は普通の電話でした。)

青梅赤塚不二夫会館 しばらく歩くと右手に青梅赤塚不二夫会館が見えてきます。奥の白い建物が「青梅赤塚不二夫会館」、その隣の茶色い建物は「昭和レトロ商品博物館」です。

青梅赤塚不二夫会館 正面から。建物は、明治末期頃に立てられた外科病院だそうです。入り口前には、イヤミの看板と駅にもあった「バカボンのパパ」シルバー像が迎えてくれます。

青梅赤塚不二夫会館 館内に入ると、これまたレトロなテーブルとイスがあり、ここで赤塚不二夫大全集を読むことができます。テレビには「天才バカボン」が流れていました。

青梅赤塚不二夫会館 同フロア内、受付横にはおみやげ屋「赤塚堂本舗」。食べ物、漫画本、Tシャツなどあらゆる赤塚グッズがそろっています。ここでしか手に入らない商品もありますよ。

次ページは館内を紹介

交友があった芸能界方々との写真

青梅赤塚不二夫会館 バカボンのパパの顔をした展示室への入り口。

青梅赤塚不二夫会館 入り口を潜ると正面には、赤塚キャラ100人が青梅マラソンを走る巨大パネル。圧巻です。

巨大パネルが飾ってある最初の展示スペースを抜けると、いかにも昭和っぽいイメージの板堀が続く、まるで路地のような展示スペースになります。

青梅赤塚不二夫会館 板堀には、バカボンのパパの落書きが。そして板堀に空いている穴をのぞくと・・・(それは見てのお楽しみ)。

青梅赤塚不二夫会館 赤塚先生の生い立ちを紹介する写真や当時の雑誌の記事、看板などが張られています。

青梅赤塚不二夫会館 「おそ松くん」が連載していた頃の雑誌の記事。見出しは「シェー!!大学生がマンガだって~東大はじめ一流大学構内の書店でマンガ本がどんどん売れる理由~」。まだこの頃は子供がマンガを読む時代だったんですね。時の流れを感じます。

青梅赤塚不二夫会館 実際に触って遊べる展示もあります。頭、胴体、下半身と分かれたパーツをめくってキャラクターが作れる「変身マンガ」。自分だけのオリジナルキャラが作れます。

青梅赤塚不二夫会館 奥へ進んでいくと、赤塚先生と交友があった芸能界方々との写真が飾られています。

青梅赤塚不二夫会館 記念撮影用のパネル。お客さんの立ち位置に向かって、バカボンのパパが「バカな顔なのだ!!」と指さし毒舌を吐くセンスは流石です。

昭和風路地を抜けた奥の展示スペースは、「トキワ荘」関連の展示になります。

青梅赤塚不二夫会館 昭和30年代のトキワ荘界隈マップ。

青梅赤塚不二夫会館 ジオラマの詩人と高い評価を受けている山本高樹さんが制作された「トキワ荘」のジオラマ。細部までこだわってます。

青梅赤塚不二夫会館 トキワ荘出身の偉大な漫画家方がパネルで紹介されています。

青梅赤塚不二夫会館 階段の壁にもバカボン一家の絵がっ!

次ページはトキワ荘時代の作業場を公開

トキワ荘時代の作業場を公開

2階へ上がると、右側に1展示場、左側には縦長に3つの展示場が続いています。

青梅赤塚不二夫会館 右側の部屋には、トキワ荘時代の赤塚先生の仕事部屋が再現されています。

青梅赤塚不二夫会館 トキワ荘時代は極貧生活だったため、机を買うお金がなく、積み上げた雑誌の上に板を載せ片側を窓枠に掛けて机の代わりにしていたそうです。

青梅赤塚不二夫会館 2階左側の部屋は、赤塚作品の約100点もの原画が展示されています。中央にある机は赤塚先生が実際に使用していた仕事机。

青梅赤塚不二夫会館 パソコンには「赤塚不二夫 漫画大全集」が入っており、イスに座ってじっくりと赤塚作品を堪能することができます。

青梅赤塚不二夫会館 奥の部屋も原画がズラり、その中心には、「シェー!」のポースをしたイヤミのブロンズ像が。

青梅赤塚不二夫会館 さらに奥の部屋は、キャラクターグッズや出版物が展示されています。

青梅赤塚不二夫会館 「赤塚不二夫の漫画家生活40周年と還暦を祝う会」時に着られた真っ赤なチャップリン風衣装。当日の写真も飾られています。

青梅赤塚不二夫会館 赤塚作品が表紙を飾った雑誌がズラり。

階段を下りれば、入り口前に戻ってくる構造です。
おみやげ屋でグッズを買い、最後に館長と受付の方にご挨拶をして会館を後にしました。
館内では、ずっと「バカボン」のテレビ放送の音声が流れていたので、なんだか無性にテレビアニメが観たくなりました。(笑)

以上、簡単ですが青梅赤塚不二夫会館の紹介となります。

東京駅から少し距離はありますが、青梅赤塚不二夫会館の他にも、昭和の頃の懐かしい商品パッケージや玩具などが展示している「昭和レトロ商品博物館」や、 昭和の情景のジオラマと映画看板を展示されてる「昭和幻燈館」などがあるので、1日中楽しめるかと思います。
是非一度、足を運んでみてください!

オススメ本紹介

訪れる前に赤塚作品を読むことをオススメしますが、もちろん、読んでなくても充分楽しめます!更に、赤塚作品は大方読んだよ、という方は、是非ともこの本も読んでみてください!!

青梅赤塚不二夫会館 赤塚不二夫のことを書いたのだ!!
武居 俊樹 (著)
「ギャグの神様」に密着して40年。ついには「武居記者」として赤塚漫画の人気キャラクターになった名物編集者が書く数々の秘話。「つげ義春と赤塚不二夫の友情」「手塚治虫ってどんな人?」等、エピソード満載。 (Amazonより)

■赤塚不二夫プロフィール (リンク先はwikipedia)
1935年 9月14日、旧満州国に生まれる。本名は赤塚藤雄。
1946年 終戦後帰国。
1948年 手塚治虫の「ロストワールド」に影響をうける。
1951年 中学卒業後、看板屋に就職。 同時に「漫画少年」に投稿開始。
1953年 上京、漫画修行をはじめる。
1954年 東日本漫画研究会の同人誌「墨汁一滴」に参加。
1956年 「嵐をこえて」で漫画家デビュー、アパート「トキワ荘」に移る。
1958年 「ナマちゃん」が初めて月刊誌掲載になる。
1962年 「おそ松くん」「ひみつのアッコちゃん」が連載開始、一躍人気作家となる。
1965年 「おそ松くん」で第10回小学館漫画賞を受賞。
1966年 「おそ松くん」が毎日放送系でテレビアニメ化。
1967年 「天才バカボン」連載開始、ギャグ漫画の王様とうたわれる。
1969年 「ひみつのアッコちゃん」「もーれつア太郎」がNET系でテレビアニメ化。
1971年 「天才バカボン」がよみうりテレビ系でテレビアニメ化。
1975年 「元祖天才バカボン」が日本テレビ系でテレビアニメ化。
1988年 「おそ松くん」「ひみつのアッコちゃん」がフジテレビ系でアニメ化。
1990年 「平成天才バカボン」がフジテレビ放送系で、「もーれつア太郎」がテレビ朝日系でアニメ化。
1995年 「赤塚不二夫の漫画家生活40周年と還暦を祝う会」を開催。
1997年 日本漫画家協会文部大臣賞を受賞。
1998年 「ひみつのアッコちゃん」がフジテレビ系で放送スタート。
       紫綬褒章を受章。
2002年 「赤塚不二夫漫画大全集DVD-ROM」刊行。
(青梅赤塚不二夫会館パンフレットより)

■青梅赤塚不二夫会館
所在地   東京都青梅市住江町66番地(google map
開館時間  10:00~17:00
休業日   月曜日(月曜祝日の場合は火曜日)、年末年始
入館料   大人400円 子供(小中生)200円 団体(10名以上)300円
昭和レトロ商品博物館、昭和幻燈館との共通入場券 大人700円 子ども330円
アクセス  JR青梅線 青梅駅下車 徒歩5分


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