ここなら絶版本,希少本に出会える!現代マンガ図書館 - 内記コレクション
掲載日:2007.09.05
現代マンガ図書館 - 内記コレクション
今回のマンガ紀行は、私設のマンガ図書館としては最大の18万冊以上のマンガを所蔵されてる「現代マンガ図書館<内記コレクション>」へ行ってきました。
「現代マンガ図書館<内記コレクション>」は、貸本屋・山吹文庫を経営していた内記稔夫さんが1978年に開館されたマンガ専門の私設図書館です。(開館時の所蔵数ば3万冊)。 1997年には、館長の内記稔夫さんが現代マンガ図書館の設立と運営に対する労力が認められ、第1回手塚治虫文化賞 特別賞を受賞されています。
東京メトロ江戸川橋駅を降り、新目白通りを落合方向へ歩いていくと、5分ほどで現代マンガ図書館が見えてきます。
新目白通りと外苑東通りの交差点からの風景。
現代マンガ図書館は2Fになります。1Fのナイキ漫画館と不動産屋も内記さんが運営されています。
階段を上り2F入り口前へ到着。
館内は受付と10畳程の閲覧室となります。
こちらが閲覧室。座席数は8つ。
受付後方には、多くの漫画家のサインが飾られています。
閲覧室では現在「グルメ・料理マンガのフルコース!」展が開催されています。
閲覧室上部には、名作からマニアックな料理マンガまで、ところ狭しと紹介されています。
受付前におかれているファイル。現代マンガ図書館は、閉架式ですのでこのファイルのリストから読みたいマンガを探します。
ファイルは、作家の五十音順に全て手書きで管理されています。
作品名、出版社、発売日、価格、ページ数など、事細かに記されています。
これは、「閲覧申込書」。ファイルから読みたい本を調べこの紙に記入し、スタッフへ渡すと、スタッフが書庫から本をもってきてくれます。
受付の奥、館内の半分が書庫となります。凄い数の本!
本は、一部寄贈されたりもしますが、基本的には購入されているそうです。雑誌、単行本合わせると、なんと月700冊以上!!
次ページは、ナイキ漫画館の紹介
現代マンガ図書館の書庫を公開
入りきらない本は床に積み重ねられています。ホントに足の踏み場もなく、奥へ進むのが大変でした。
かなり古くて貴重そうな本がズラリ!(1970年以前の出版物の閲覧は資料保存の観点により会員のみの閲覧となります。)
3Fは雑誌、4Fは重複した本の書庫となります。
3Fも足場が無いほど、本で埋め尽くされています。当然本棚は満杯。
書架を案内してくれたスタッフの方は勤続4年になりますが、それでもまだ全ての本の場所は把握しきれないとのことです。
天井まで積み重ねられた雑誌たち。取り出すどころか探し出すことすら困難です。
あまりの本の量に、思わず床が抜けるのではないかと心配してしまいます。
1Fは古本屋「ナイキ漫画館」。寄贈された物の中で、重複した本をこちらの「ナイキ漫画館」で販売されています。
1Fは古本屋「ナイキ漫画館」。
こちらのお店に置かれているのはほんの一部。まだまだ在庫が4Fにたくださんあります。
仮面の忍者 赤影が表紙の別冊サンデー。お値段は3,000円。
ケースに収められた貴重な商品も販売されています。
以上、簡単ですが現代マンガ図書館のご紹介となります。
読みたいけれど、すでに絶版になった本や、書店やマンガ喫茶では扱っていない本など、きっとココにくれば読むことができるんじゃないかと思います。
是非一度、足を運んでみてください。
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■内記稔夫氏プロフィール
1937年 東京神田に生まれる。
1955年 貸本屋「山吹文庫」を開業。
1978年 「現代マンガ図書館<内記コレクション>」を設立。
1995年 全国資本組合連合会理事長就任。
1997年 現代マンガ図書館の設立と運営に対して第1回「手塚治虫文化賞」特別賞を受賞。
2001年 日本マンガ学会理事就任。
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■現代マンガ図書館(google map)
住所:東京都新宿区早稲田鶴巻町565 ビルデンスナイキ2階
開館時間:午前12時~午後7時
休館日:毎週火・金曜日・年末年始
入場料:一般300円/中学生以下200円 ※友の会会員は無料
閲覧量:1回1冊につき100円(但し、1970(昭和45)年以前に発行された古い
出版物の閲覧は、蔵書の傷みが激しいため友の会会員の方のみと
させていただいております。
現代マンガ図書館友の会:
一般会員 6,000円(年会費)
賛助会員 一口10,000円(年会費)
アクセス:
東京メトロでお越しの場合
・有楽町線江戸川橋駅1-b出口を出て左手に直進。 徒歩5分
都営バスでお越しの場合
・高田馬場駅から九段下行き(飯64)、または上野公園行き(上69)に
乗り、鶴巻町バス停で下車(バス停の向かい側)。
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