雰囲気満点!教会をリフォームした福島県南会津郡 漫画図書館-青虫
掲載日:2007.09.10
教会をリフォームして開設された開架式漫画図書館
今回のマンガ紀行は、福島県南会津郡只見町にある開架式漫画図書館「漫画図書館青虫」へ行ってきました。
漫画図書館青虫は、マンガコレクターの高野行央さんが30年以上かけて収集した3万冊ものマンガの中から1万数千冊を厳選し、只見町の廃屋になっていた教会をリフォームして開設された開架式漫画図書館です。
ちなみに、青虫という名前の由来は、『月刊ガロなどの出版社である青林堂の「青」と、手塚治虫の「虫」を合わせ、田舎の雰囲気に合うよう名付けた(公式サイトより)』とのことです。
只見線の美しくて、のどかな風景と合わせてご紹介いたします。
新潟駅から信越本線~上越線を乗り継ぎ、更に小出駅から只見線へ乗り換え只見へ向かいます。
取材した日は30度を越す真夏日でしたが、旧式の列車なので冷房がついておらず(扇風機のみ)、車内はホントに暑かったです。
列車のスピードが比較的ゆっくりなので、美しい風景を堪能できます。
絶景です。All Aboutでは、 「冬限定の車窓風景・絶景の雪見路線ベスト1」に只見線が選ばれています。
只見駅に到着。新潟市の会社から3時間半かかりました。
只見駅から撮影した線路。のどかな風景がとこまでも続きます。
只見駅側にある只見地区センターにはSLが展示されていました。
駅から7分ほど歩くと青虫に到着です。玄関は、呼び鈴代わりに「鐘」を鳴らすようになってます。
次ページは、館内を紹介
壁一面に広がる本棚
館内へ入ると、両方の壁一杯に本が納められています。その数、1万冊以上!!
貸本マンガや絶版本などを、直に本棚から探し出して閲覧できるのが当館の特徴です。ホントに貴重な物ばかりで本棚を眺めているだけでも何だかドキドキしてます。
入り口から撮影した館内。
こちらは手荷物入れ。赤塚不二夫氏、近藤ようこ氏、勝川克志氏などの色紙が飾られています。
入り口右手が受付になります。後ろにはアトムのブリキと鬼太郎夜話のポスター。
長椅子は教会だったころの物をそのまま使用されているそうです。
こちらはセルフ喫茶コーナー。コーヒー、紅茶、緑茶など自由に飲めます。
正面の壁には、手塚治虫氏のポスターが飾られています。
漫画図書館青虫 後編をみる
------------------------------------
■漫画図書館 青虫
所在地:福島県南会津郡只見町大字只見字田中1085(google map)
開館日:金・土・日・月曜日(4月下旬~11月上旬まで)
開館時間:12:00~17:00(ただし、入館受付の最終時間は、16:30まで)
休館日:火・水・木曜日(ただし、祝日の場合と8月の旧盆時期は、開館します。)
11月中旬~4月中旬までは休館
入館料:1時間毎に、大人(18歳以上)は、500円 小・中・高生は、300円
1日は、大人が2,000円、小・中・高生が1,000円です。
(飲み物付き セルフサービスで、温かいコーヒー・紅茶・緑茶・玄米茶を飲み放題)
アクセス JR只見線「只見」駅下車、徒歩7分
壁は一面本棚。3万冊の所蔵の中から、1万数千点がこの図書館に置かれています。
壁の端から端まで勿論全てマンガ。
天井までビッシリ埋め尽くされています。
表紙を向けて置かれている本が多数あります。これは、「絵柄が見えたほうが新しいマンガとの出会いがある」と、高野館長の粋なはからい。
カバヤマンガブックの「宇宙少年」。「カバヤ文庫」は、カバヤキャラメルに付いてくるの点数カードを集めるともらえるもの。
この「アルプスの少女」は、なかよしの付録。
中には、当時の愛読者カードが挟まったままの本も。当時は5円切手で送れたみたいです。。
「イソップ物語」巻頭には、大学教授ら推薦文が。「寓話を子供達にも判りやすく漫画にしたのは素晴らしい」といった内容が載っていました。
次ページでは、館内の中でも更に貴重なコレクションを紹介
館内の中でも貴重なコレクションを紹介
入り口右手奥は、展示室になります。こちらはガラス戸の棚に入っており、閲覧はできません。
展示されている本は、館長のコレクションの中でも特に貴重な作品群。
河島光広作の「ビリーパック」。マンガ「金魚屋古書店」でも紹介されていたので是非一度読んでみたかったです。
こちらの棚には手塚治虫作品がズラリ。サイン入りの物もありました。
更に奥の部屋は、漫画関連書籍と資料などが置かれている部屋です。
四畳半ほどのスペースですが、両壁にビッシリと本が陳列されています。
以上、簡単ですが漫画図書館青虫の紹介となります。
ご年配の方には思い出の一冊が、若い方にとっては、初めて見るマンガとの出会いがきっと見つかると思います。冬季は大雪で営業が出来ない為、開館期間が4月末~11月までと短いですが、是非一度自然に囲まれながら、一日中マンガを読みふけるという贅沢な時間を過ごしてみてはいかがでしょうか?
--------------------------------------------------------
■漫画図書館 青虫
所在地:福島県南会津郡只見町大字只見字田中1085(google map)
開館日:金・土・日・月曜日(4月下旬~11月上旬まで)
開館時間:12:00~17:00(ただし、入館受付の最終時間は、16:30まで)
休業日:火・水・木曜日(ただし、祝日の場合と8月の旧盆時期は、開館します。)
11月中旬~4月中旬までは休館
入館料:1時間毎に、大人(18歳以上)は、500円 小・中・高生は、300円
1日は、大人が2,000円、小・中・高生が1,000円です。
(飲み物付き セルフサービスで、温かいコーヒー・紅茶・緑茶・玄米茶を飲み放題)
アクセス:
JR只見線「只見」駅下車、徒歩7分
本コンテンツは引用部分を除きマンガナビが独自に制作しています。出版関係・他の事業者(広告主)がコンテンツ内容・ランキングの決定に関与することはありません。。スポンサー等の依頼による広告にはプロモーションを表記します。また本コンテンツはEC・ASPサイト等から送客手数料を受領しています。詳細はマンガナビについて-制作・運営ポリシーを御覧ください。
<< 聖地巡礼 日本マンガ紀行<< 一覧へ戻る
"聖地巡礼 日本マンガ紀行"新着記事
-
- 唐津ゲストハウス『少女まんが館saga』に行ってきました2023.10.22 更新NEW
- 唐津少女マンガ館 通称じょま館に行って来ました。 https://jomaka
-
- 「アミューズメント性」と「動き」のある展示を-宮城県石巻市「石ノ森萬画館」2008.07.12 更新NEW
- 石ノ森萬画館 今回の日本マンガ紀行は、宮城県石巻市にある「石ノ森萬画館」をご
-
- 宮城県登米市中田町石森の「石ノ森章太郎ふるさと記念館」2008.07.03 更新NEW
- 石ノ森章太郎ふるさと記念館 石ノ森章太郎氏は高校2年の時に「二級天使」でデビ
-
- 宮城県塩竈市東「月刊漫画ガロ」初代編集長[長井勝一漫画美術館2008.05.29 更新NEW
- 長井勝一漫画美術館 長井勝一氏は、出版社「青林堂」の創業者で、白土三平や水木
-
- 江東区森下文化センター内「のらくろ」の作者田河水泡先生ゆかりの田河水泡・のらくろ館2008.05.22 更新NEW
- 田河水泡・のらくろ館 今回のマンガ紀行は、江東区森下文化センター内にある「田
-
- 50年の東映アニメの全てを見る!東映アニメーションギャラリー2008.04.17 更新NEW
- 東映アニメーションギャラリー 東映アニメーション大泉スタジオは、1956年に
-
- セルアニメの仕組み,富野由悠季氏の机,アフレコや彩色体験!杉並アニメーションミュージアム2008.04.10 更新NEW
- 杉並アニメーションミュージアム 東京都杉並区は、日本全国にある約600のアニ
-
- 秋葉原,アニソンカラオケ専門店カラオケパセラ 秋葉原店2008.03.17 更新NEW
- カラオケパセラ 秋葉原店 今回のマンガ紀行は、秋葉原にあるカラオケボックス「
-
- 福井県敦賀市 敦賀駅前 12体のモニュメント「宇宙戦艦ヤマト」2008.02.28 更新NEW
- 敦賀駅前モニュメント「宇宙戦艦ヤマト」 先週の「銀河鉄道999」に続き、今週
-
- JR敦賀駅前商店街銀河鉄道999」モニュメント群2008.02.22 更新NEW
- 今回のマンガ紀行は福井県敦賀市にやってきました。 JR敦賀駅の駅前商店街