『潰国のユリウス』感想スタンプ・評価点数でどこが面白い？良い点は？関連作もまとめて紹介！

ストーリー性
キャラクター性
画力
読後感

人生はちょっとしたことで【歯車】が狂う。軍神と呼ばれた元帥ユリウスも気がつけば100万人を溶かす潰国（くに・人をえぐる）反乱戦争を始めることに。

それは天才ゆえの悲運なのだろうか。

軍人になった理由は、ただ生活が出来れば良かった。

自分の周りの人たちが幸せを感じ、笑顔になるならそれで良かった。

気が付かないふりをすれば何も起きなかった。


自らの命で戦争責任を贖う間も無く部下に慕われ、逃され、無様に生き延び、流れついた土地は自分の知識から推定すると300年ほど文明が遅れた未知なる異世界。

戦争という人を千・万単位のバルクで溶かす（損耗率を計算）仕事をしてきたユリウスが一人の少女に救われる。
一人の少女の願いで100人程度の村を山賊から救う知略を練るユリウス。
一人の村人を救うために走り、自らの手で守ろうとするユリウス。

そんな矛盾を抱えたまま生き永らえたの知略の天才ユリウスの決して戦いから逃れられない生き直しにワクワクが止まらない。

ストーリーは大変テンポ良くそしてクスッっと笑いを交えながら展開されていく。
世界観も除々に明かされていくのがいい感じで設定良し。続刊が気になる作品。