『べじたぶるサンドイッチ』感想スタンプ・評価点数でどこが面白い？良い点は？関連作もまとめて紹介！

ストーリー性
キャラクター性
画力
読後感

バッカバカしく面白い！ハイテンションドタバタギャグ漫画。
帯に「８０’sマンガの新解釈」とありますが、まさしくそういう古クサ懐かしい感じ。

絵柄とか表情のデフォルメとかが「こう言う絵柄あったあった！」とデジャブ感に満ちておりますが、作者の斉藤万丈先生は2020から活躍の先生っぽいです。

大変暑苦しい「強くなりたい」主人公『つくし』はブリブリに不良ぶっているが逃げ足だけが超速な激ヨワ男子。
しかもご両親がマジシャンだったのでマジックが趣味と言う謎設定も追加されていて斜め上っぷりが凄い。

一方、ライオンを一撃で仕留め大のオトナを平気でノしちゃうJSぼっち少女の『わらび』はアクション俳優の娘と言う設定。

このお父さんがまたメッチャ暑苦しい！　しかも「次の役は熱血教師」との事で輪を掛けて斜め上ハイテンション暑苦しい！！
いやーバカバカしく笑わせて頂きますわー！

ナンチャッテ臭はあるが一応不良青春マンガでもあるので「友達が欲しい」と悩むわらび相手に空気読まない周囲の男達が状況を悪くさせちゃう展開なんか可哀相でキュンと切ない。

このあたりも上手く出来た伏線で、先が楽しみです。

巻末に「年齢逆転Ver」とか「男女逆転Ver」とかありますが、的ヨワJKと激強DSとか、激強お姉さんと激ヨワ小学生とかだとそれほど面白くない。フツーな感じ。

なるほど。本作のこのテンションはこの「２重にありえない感」が上手いんですね。

このテンションのままこの先がどうなっていくのか？楽しみすぎてずっと読んでいたいです。
是非長編に育って欲しい。楽しみにしています。