イタズラなKiss 10巻
ミナトプロ/エムズ
2019/08/01 新巻発売
ストーリー性
キャラクター性
画力
読後感
~これまでの人生を後悔!?少女漫画名作と呼ばれる作品を初めて読んだ時の感銘を忘れない59点~
公開日:2018年10月23日最終更新日:2022年07月09日
何で今日まで少女漫画名作と呼ばれるあんな作品、こんな作品を読まなかったのか!これだけあちこちで推薦されているのに!本当に後悔しかない!そして今度は読んだら読んだで、読後の感動のインパクトの凄さときたらもう・・・。諸先輩達が語り継ぐ理由はこれだったのかと思える。これはさすが忘れようにも忘れられない。
少女漫画名作でおすすめの人気作品を探せる! 少女漫画名作が気になるあなたにおすすめの代表作の無料試し読み、関連の漫画、動画配信情報(アニメ化・TV化・ドラマ化・映画化等)も紹介。全59作品を最新のランキング別にて紹介。少女漫画の名作は懐かしいだけじゃない!名作少女漫画はいつも読む度に私をドキドキさせてくれる。ずっと読んでいたい、いつ読んでも変わらず胸に突き刺さるセリフと名シーンが私を勇気づけてくれる。そんな素敵な名作少女漫画はいつも私を幸せにしてくれる。この中で読んでない漫画があるなら、あなたは幸せな人です!各名作をゆっくり、たっぷり味わってください。さらに「あわせて読みたい」コーナーでテーマやジャンルでの類似漫画や同じ掲載誌からもあなたが気になる面白い作品を次々紹介!巻数別、ジャンル別、新着順を簡単に絞り込み!そのうえ、気になるマンガ家の関連作品にも出会えます。
ミナトプロ/エムズ
2019/08/01 新巻発売
ストーリー性
キャラクター性
画力
読後感
「頭の悪い女は嫌い」とバッサリ切り捨てられた所から始まる、めげないヒロイン琴子のドタバタラブコメディです。
最初こそ不可抗力で始まる同居生活ですが、一生懸命で真っ直ぐな行動力が裏目に出る琴子のおかげで周囲は大混乱!
そのたびにフォローしたり、逆にフォローされたりしているうちに、お相手の入江君も琴子について見直す事に・・・そんな数々のシーンごとに「琴子もうすぐだよ、もうすぐ両想いだよ」と精一杯の応援をしながら読んでしまいます。
入江君の弟や、琴子の友達、お父さん・・・個性的な面々もいいキャラ揃いで話を盛り上げてくれます。
中でも孫欲しさにいろいろ画策してくる入江君のお母さんのキャラクターがとにかく強烈で最高!!
トラブルメーカーの琴子を巻き込みながら右斜め上を行く行動力がもう素敵です。
作者が亡くなってしまって、未完なのが本当に悔やまれますが、それでも十分楽しめます。
しいて言えばこの琴子と入江君のストーリーがサザエさんのようにずっと続いて欲しかったことです。
続きが一生気になる、少女漫画界の名作中の名作。イタズラなkiss最高!!
いつもラブコメでは必ず上位にランキングされる名作!ぜひ!
あぁぁ何かが崩れて
白泉社
2016/08/10 新巻発売
ストーリー性
キャラクター性
画力
読後感
美術大学に通う男女五人の日常と恋模様を描く甘酸っぱい青春恋愛漫画、それがハチミツとクローバー。読めば読むほど新しい発見ある素敵な漫画でもある。
ポップで可愛らしく、けれども繊細な画風が、若々しい学生たちの、甘くほろ苦い日々を元気に描き出している。
特に恋愛面においての甘酸っぱさや主要登場人物全員が片想い?というまれなる恋愛漫画でもある。
作品の随所に散りばめられた笑いのセンスは明るい気持ちを、胸がぎゅっと絞られるような切ないモノローグは読む人の心に潤いを与えてくれる。
読めば元気いっぱいになることは請け合いなのだけれども、舞台が美術大学ということもあり、単なる明るい青春だけに留まらないのがハチミツとクローバー良さでもある。
才能に溢れた人間と、そうでない人間の対比や苦労、双方が抱えるそれぞれの悩みといったものも、きちんと描かれている。
全体を通して、キャラクターの心理描写やストーリーテンポが素晴らしく、流れるような台詞、懐かしくなるような心温まる風景の描写、モノローグの数々に知らず引き込まれ、いつの間にかキャラクターたちや作品が大好きになっている。
個人的には「自分探し3級」で教授達と盛り上がるシーンが何だか身につまされ忘れられない楽しいシーンの一つになっている。
読んでない方は幸せ者です!本当です。
白泉社
2016/07/20 新巻発売
ストーリー性
キャラクター性
画力
読後感
女子高生なのに事情もあって一人テント暮らしをしていた主人公・透が、偶然学校で人気で、名家の一族であるイケメン男子の家に居候をすることに。
この展開はいかにも少女漫画らしい雰囲気だけれど、肝心なのは、居候先の家には誰にも知られてはならない「異性に抱きつかれたら変身してしまう」とんでもない隠された秘密(呪い?)があったということ。
一見ファンタジー・不思議っぽいけれど、実はこの隠された秘密というのがなかなかに重いもので、フルーツバスケットという明るいタイトルとは裏腹に、登場するキャラクターたちは各人、それぞれ逃れ難い暗い影を背負っている。
そんな暗さを伴った名家の一族たちに、透の素直な気持ちが注がれると
毎回はっとする新しい展開が巻き起こります。
透の心から相手の幸せを願う素直な気持と行動が、いつしかそんなキャラクターたちの暗い影に光を差し、心を和ませていきます。
そのプロセスが何とも切なく、うれしいのです。そして読み手の心も涙で浄化してしまう・・・。(ホント、タオル必須です!)
主人公の透はは全く普通の女の子で、特別にこれと言った取り柄も持ち合わせてはいません。唯一の取り柄とも言えるのが、常に自分よりも他人を優先させてしまうこと。
その掛け値のない優しさ。
自分が損をすることもあるその性格に対して、傍に居るキャラクターたちが怒ったり悲しんだり、愛おしさを感じるのを見ていると、こちらまで一緒に温かい気持ちになってくる。
泣ける漫画のベストで必ず上位にランクインするこの作品。
見た目もストーリーの出だしもいかにも少女漫画ですが、そんなことは気にしないでください。
男女問わず、心がどこか固まってしまっているときに最高の癒やし漫画になります。
ただ、泣けるのではなく、優しい気持を心地良く刺激してくれます。
<(^O^)テレテレ
集英社
2014/02/18 新巻発売
ストーリー性
キャラクター性
画力
読後感
矢沢あい先生の作品を1度でも良いなと思ったことがある人には絶対Paradise Kissも読んで欲しい、絵もすごく綺麗でおしゃれで登場人物のファッションも全部参考になる。
どこを切ってもまさにお洒落な矢沢ワールド全開の作品。
ストーリーは進学校に通っていて毎日つまらないと思いながら過ごしている主人公のゆかりが、ファッションデザイナーになる夢をもったミステリアスな譲二とその仲間達に出会ったことで、色あせた毎日がどんどんめまぐるしく変わっていく自分に気づいてしまう。
その結果、ゆかりはうれしいことや悲しいことで感情の起伏も激しくなり少しずつ生きていることの楽しさを感じ始める。
いつも心の中では変化したがっていたゆかりから時々でるグチが毎日ただ生きているだけの自分にも突き刺さりドキッとさせられることも度々。
登場人物それぞれの心情にも感情移入するくらい細やかに描いてあるのが作品の魅力の1つ。
理想を追って綱渡りで生きていくのか、現実を見てちょっとくらいつまらなくても堅実に生きていくのが幸せなのか?何を考えているのか分からないけど一緒にいるとドキドキする男性といるのがいいのか?
多少つまらなくても自分を大事にしてくれる男性と生きていくのがいいのか?など、自分だったらどっちが良いのかも考えさせてくれる作品でもある。
登場人物だったり出来事が他の矢沢作品ともリンクしているので読んでいて繋がりを発見すると何だか得した気分になれてうれしい。
また何度読み返してもいつも新しい発見と気づきを与えてくれ、不思議と飽きないところが改めて矢沢作品のすばらしさを感じさせてくれる。ぜひおすすめに少女漫画。
集英社
2013/05/24 新巻発売
●あるテーマに沿ってオムニバス形式で描かれていく、読み進んでいく中で読者をオッと驚かせ、とっても素敵な読後感をくれる素敵な作品。
●感情の彩りが豊かに描かれていてとっても素敵!最後の最後までどの話も面白く読了感が心地良い。
●安藤ゆきさんの「町田くんの世界」が気に入った人は是非こちらも!画力やストーリー展開はこちらも秀逸。
●恋する女の子がとあることをきっかけにどんどん綺麗になっていく、よくある話だけれど安藤さんが描くとこうも素敵になる!
“不可視な存在故、己が瞳にも投影不可。そして色を失った私の恋物語。 初告白の返事は「あんた、鏡見たことあんの?」その晩、鏡を見てみると眉毛はつながり、うっすらと…ヒゲ? 久々に見た自分の姿に田辺さんは一念発起するのですが…。 ほか注目の読みきり4編収録 【収録作品】そこは注文の多い料理店/透明人間の恋/マトリョーシカ/勝手な2人/drops.(アマゾンより引用-リンクは表紙画像から)”
あこっこ
落ちこぼれが集まる高校にて、眼鏡の優等生・佐条利人と明るくおバカな草壁光が、まったく違うタイプながら惹かれあう。
高校生、男同士ということで戸惑いや衝突もありますが、少しずつ抱きあったりキスをしたりで思いを深め合う過程が、とにかくキュンキュンします!
とくに利人の表情が色っぽく、眼鏡好きにはたまりません。
ジャンルはBLですが、先入観抜きで手に取って欲しい作品。
しかも中村明日美子先生にとって、本作は初めてのBL作品だそうです。 このことはBL業界にとっても驚きのクオリティとして大絶賛されました。
しかも一度本作を読めば、続編の『卒業生』や当て馬キャラ・ハラセンによるスピンアウトの『空と原』など、次々と関連作を読みたくなる可能性大なので、そこも含めて心して読んでくださいね!
集英社
2020/11/25 新巻発売
ストーリー性
キャラクター性
画力
読後感
小桜ののかは小さい頃みた年末のカウントダウンでのカップルの姿に憧れている。高校生になれば、自然と彼氏ができると思っていたが、できないまま12月を迎える。あせって彼氏作りのため出かけた合コンで桐山直也と出会うが、この男は冷静で何を考えてるかわからない失礼キャラ。
話が進むにツイてれ彼は実はさりげない気遣いの人なのかも?直也は、彼氏作りにがんばるけれど少しずれているののかのことを面白がって、カウントダウンまで見守ることに。ののかに「素敵な彼氏」ができる日はやってくるのか?
年末のカウントダウンまでに何としても彼氏がほしい小桜ののかは「ヒマだから」といってイベントにつきあってくれる桐山直也と友達としてだいぶ仲良く。
なのに直也の幼なじみで元カノの恵里葉が出現!! 恵里葉はののかに直也のことを聞いてきてとても心がザワザワします…。ただの「友達」である直也の存在がののかの中で大きく育ってるのは確か。でもののかの「素敵な彼氏」の姿はまだみえない…みたい…。(アマゾンより引用-リンクは表紙画像から)
白泉社
2014/10/20 新巻発売
ストーリー性
キャラクター性
画力
読後感
美人な姉を持っていて、平凡な自分が姉と周りから比べられることでコンプレックスを抱き、ずっとツライ感情を持ち続けている普通の女の子である月子。
出だしこそ、主人公・月子曰く、「白雪姫やシンデレラ、眠れる森の美女、どのおとぎ話もお姫様が全員美しい姫。それなら当然王子様達もも振り向くでしょ」という主人公・月子のちょっとひねくれた言い分からストーリーが始まっていきますが、そんな月子の前に現れたのは・・・王国の慣例に従い「妻となる女性を探し」に来ていた満天国という国の半犬半人のちょっと変わった王子・ジン。
ジンとの変な出会いは月子の運命を変えます。
そしてジンの生き方も。
パートナーを得ることで自分も成長せねばならないことを自覚していくことで月子が地に足をつけながら、相手にふさわしい女性になろうと一生懸命変化していく異世界ファンタジー。
半分人間で半分犬の異世界からきた王子ジンのキャラクターもおもしろく二人が出会ってからは、ストーリーはどんどんジンの暮らしていた国を中心に展開されていきます。
満天国の王子であるジンの立場は決して万全ではなく、二人の前に様々な困難が訪れます。
時に無理やり引き裂かれたり、試されたりします。
一緒にいてもいなくてもお互いがお互いを信じてなんとかそれらを乗り越えていくシーンはなかなか感動させてくれます。
最初は満天国では異質な二人だったのが、徐々に味方も増えてきて・・・。
この作品はただの恋愛ファンタジーではなく、二人の成長ストーリーでもあります。コンプレックスや弱点を抱えている二人が一生懸命頑張っている姿を読むだけで本当に勇気づけられる作品です。
ちょっと前の作品にはなりますが、今読んでも全く問題なく本当に楽しめる素敵な作品です。
ぜひ!
白泉社
2016/12/20 新巻発売
ストーリー性
キャラクター性
画力
読後感
住む家を失い土地神の座を無理やり押し付けられたヒロイン・奈々生。
そこには狐の神使巴衛をはじめ妖怪やら沼の神様やら、女子高生にはちょっと手に余りそうな問題が次々と・・・
奈々生も最初こそ悪あがきするけど、神使の巴衛をなんとか手なずけて、少しずつだけど神様の仕事をこなしていけるようになっていくシーンは冒険に満ちていて読んでいて爽快!
そして、人間・土地神である奈々生元にいろんな仲間?達も集まってきて・・・。
猫耳イケメンの巴衛が大人気だけどそれだけじゃなく、 奈々生の奮闘ぶりとそれを手助けする巴衛の関係が良い感じ...。
さてこのままラブかなと思っていたら、予想外の壮大な展開に。
なんと!巴衛と奈々生の縁を解き明かす過去編がスタート!
もう過去編はなんとも切ない山場がたっぷりでまたまた楽しませてくれるのです!
もうそのストーリーはいつも予想外で、ファンタジーにして恋愛漫画の王道な展開に感涙・・・!
最後の最後まで飽きさせない盛り上がりです!
この作品を一気読みできる人は幸せものです。
キュンキュン
白泉社
2014/06/05 新巻発売
ストーリー性
キャラクター性
画力
読後感
始まりは何かを暗示するかのように唐突。そして時代が変わって『夫探しゲーム』が展開される。
えっこれ何?と思っているうちに真っ直ぐに育った少女・花鹿の前に様々にひとクセもふたクセもある色気満点の訳あり美形イケメン達が次々登場。
そんな彼らと真っ直ぐで迷いがない花鹿と彼等との会話のやり取りやいっしょに巻き込まれるトラブルの解決法が見事。
あれよあれよと面白く魅力的に展開され、読んでいてと一気に引き込まれてしまう。
ストーリーは様々な伏線を張り巡らしながらテンポ良く展開される。どのシーンを切り取っても素敵であり、何気ないセリフの一つ一つにドキっとさせられたりハっとしたりする。
前半の盛り上がりはクセもふたクセもある登場人物達それぞれが一筋縄ではいかない思いや悩みを抱えていて、不思議な少女・花鹿と接することで、いつしかそのトラウマが溶かされ、花鹿と信頼関係を築いていくシーンはどれも秀逸。
リーレン、ユージィン(ムスターファ)、ルマティ、カールの誰が一番好みかって盛り上がって、まさに「花咲ける」って感じで盛り上がったことを思い出し、よりどりみどりな花鹿がちょっと羨ましい。
まだ読んでいない美形好きなあなたは今日、色気のある素敵な宝石を見つけました!最近のイケメンたちとはまた違った骨太な素敵さが魅力的です。
後半にかけて恋愛あり、政治的陰謀あり、サスペンスな冒険あり、と話が大きく広がっていきます。
ただの少女漫画なら話を拡げるだけ広げてポシャっとなってしまいますが、この作品(樹なつみさん)は違います。すっきりと筋道を通していて読者を置いていかない。
絵が上手く色気があるので美形面ばかりに注目が集まりがちですが、政治的陰謀や冒険シーンなど手に汗握るシーン、泣けるシーンもしっかり描かれており、上質なエンターテイメント作品でもあります。
特徴ある登場人物たちのその後のストーリーも上手に回収されており読後感の味わいも良いのです。この世界一度浸ったらなかなか現実に戻れません。でも大丈夫!特別編が出てます。
NHKでもアニメにてオンエアされたので映像で声優付きでも楽しめますよ。ずっと楽しめる少女漫画の名作です。
講談社
2017/03/13 新巻発売
ストーリー性
キャラクター性
画力
読後感
時は大正時代。
紺矢絣のお召と海老茶の袴姿の女子学生-花村紅緒は剣道が得意のじゃじゃ馬娘。
でも祖父母の代からの結ばれない恋を叶えるため、華族の伊集院忍(少尉)と婚約。
「時代錯誤な!」と反発するもキラキラ美形の少尉の誠実な態度に紅緒の心は次第に惹かれていくが、時代は日露戦争へ。
婚約者にすぎなかった紅緒は戦争に行き帰らぬ人となった少尉の代わりに、伊集院家を切り盛りし、雑誌の編集記者として働き、大黒柱にもなる。
「どんな過酷な状況にあっても、運命とは切り開くもの」を体現するようなヒロイン紅緒の奮闘記とも取れる本作だが、大爆笑のギャグシーンを連発しながら甘々の恋物語と戦争や震災などシビアな時代設定を盛り込み、ジェットコースターのように物語は進む。
酒乱でおっちょこちょいで、でも健気で一生懸命な紅緒の運命に手に汗握らない女はいない。
少尉もイケメンだが、青江編集長も少尉の部下の鬼島も、幼馴染の蘭丸もイケメンで、なおかつ、みな紅緒の事が好きなのだ。
読めば必ず夢中になる紅緒と少尉の恋の行方も山あり谷ありでハラハラドキドキものだが、紅緒の友人でお嬢様かつ才色兼備の新聞記者、北小路環の恋物語も捨てがたい。
会えばケンカばかりの大陸に渡った鬼島を環が追いかけていく番外編が情熱的で、胸キュンの読後感は紅緒と少尉の本編ドラマに引けを取らない。
集英社
2014/08/08 新巻発売
ストーリー性
キャラクター性
画力
読後感
「エースをねらえ」は、1973年〜1980年まで「週刊マーガレット」に連載されたかなり古いスポ根・青春・少女マンガです。
内容はよく知らなくても、タイトルだけや伝説となっているシーンの数々は知っているという人も少なくないでしょう。
情熱的なプレーのシーンがメインに描かれ、テニスの楽しみを少年少女に与えるきっかけにもなった超超超な名作です。
元祖・少女漫画という感じのエレガントに描かれている絵のタッチも昭和感をたっぷり匂わせてくれます。
そんな懐かしさ満載の中、今の若い世代には新鮮さを感じさせる場面も多いようで、一旦読み始めたら止まらない!この時代の漫画パワー凄すぎ!お蝶婦人最高!(←当然!)との評価が高い、高い。
そんなどの世代からも受け入れてもらえる超名作の一つではないでしょうか。
負けん気と根性のある岡ひろみが、美しくテニスの才能に恵まれた竜崎麗香ことお蝶夫人に憧れ、テニス部に入部します。
厳しさに耐えながらも持ち前の明るさと情熱でテニスの才能を発揮していくストーリー。
時に、部内での虐めや、お蝶夫人から突き放された態度にもメゲずにテニスに励む主人公に感銘を受ける場面が多々あります。
また、漫画の中に時折出てくる"名言"の数々も、一生心に残る素晴らしいものばかり。主人公がテニスの腕前を向上させていくことと共に、人間的にも成長する姿のどちらも見てもらいたい作品です。
レイチェル
講談社
2014/01/10 新巻発売
●不器用で、まっすぐな高校生たちが繰り広げられる学園恋愛漫画。タイトルと表紙に惹かれて買ったが、これは大正解。主人公たちからサブキャラまでとことん性格が綺麗に描き分けとっても楽しめる作品。完結したあと
「となりの怪物くん・ロス!!!」になったのは私だけではないハズ!
●人に触れたい(心の部分)、人を感じたいは誰しも共通している欲望。信頼し、信頼されることの嬉しさをドタバタしながら実は丁寧に描いてくれている。
●メインキャラは当然ながら、サブキャラ達が一癖ある良いやつらばかり、とっても愛おしい!なんて素敵な作品なんだ!
“となりの席の吉田(よしだ)くんは入学初日の流血事件以来、一度も学校に来ない……。自分の成績にしか興味のなかった水谷雫(みずたにしずく)はたまたまプリントを届けたため、その吉田春(よしだハル)に勝手に友達認定されてしまう。しかも、春の純粋さを知って優しく接すると今度は告白までされちゃって……!? 冷血女子×超問題児。そんな二人が恋をした――!!? 2018 映像化の新感覚ラブストーリー(アマゾンより引用-リンクは表紙画像から)”
集英社
2016/01/25 新巻発売
ストーリー性
キャラクター性
画力
読後感
青春時代をすでに終えてしまった身としては、もうひたすらに、それこそ青空のように眩しい作品です。
落ち込みやすく、すぐに足元を見てしまうヒロイン・翼。でも、しっかりとした目標があって、ひたむきに努力します。その姿勢がとても尊くて...。
翼をいつも励まして、時には一緒に泣いてくれる大介くんのアツい男っぷりも素敵です。
どうしてこんなにまっすぐで良い子たちなの?!
落ち込んでうつむいて、励まされて、気が付いて、前を向く。
そんなことの連続だけど、ちょっとずつ確かに前に進んでいるのが読んでいてもすごく伝わってきて、涙がぼとぼと落ちてました。
とても細かく、リアルに書き込んである部活シーンも必見です。
大切に読みたい青春少女漫画の一つであり、いつ読んでも気持ちをフレッシュにしてくれ、読み手にエールを送ってくれる名作の一つです。
集英社
2004/07/15 新巻発売
ストーリー性
キャラクター性
画力
読後感
りぼんらしい可愛らしい絵柄でもストーリーは冒頭からかなりシビアな設定。
でも『神風怪盗ジャンヌ』の作家さんなので...とことん少女マンガです。
12歳のヒロインが余命1年!?そんな訳ありなんだけど、夢もありのヒロイン満月ちゃんの前にお笑いコンビ二人組の死神が突然現れて・・・。
初恋の彼との約束、あと1年の命、そして死神。
ドキドキ、ワクワク!不思議いっぱい!恋心満載!の少女漫画的三種の神器が勢ぞろい♪
シビアな面を描きながらも、純粋でひたむきな登場人物達のとても綺麗な少女漫画です。
ついでに変身シーンもあったりして、読んでいくうちに「夢を叶えたい!」というヒロインの気持ちに熱く心を打たれます。
生きるって何?死んじゃうってどういう事? 夢を叶える生き方って?
あなたはどうしても叶えたい夢がありますか? って、問いかけ続けてくれる綺麗な綺麗なお話なんです。
子供心を残したまま大人になったお方にもぴったりの作品。 子供心に帰りたい時にはお勧めです。
アニメ化もされて、現在は文庫版が手に入ります。 読了後はほっこりしますよ♪
小学館
2012/09/25 新巻発売
ストーリー性
キャラクター性
画力
読後感
死んだ兄に代わって反乱軍のリーダーとしての運命を背負わされたヒロイン更紗と、その宿敵として王族側の運命を担っている「赤の王」朱里。
2人はお互いにそうと知らずに恋に落ちますが、ヒロイン更紗が指導者として立ち上がるために、これがただのロミオとジュリエットではないのです。
戦国で生きる苦しさ。奪われる悔しさ。葛藤...、言葉の一つ一つがずっしりと響いてきます。
過酷な状況の中、互いに身分を隠して会っている更紗と朱里の恋は癒しでありつつ、本当のことが分かったときはお互いどうなっちゃうの?というハラハラ感がたまりません。
至るところに散りばめられた日本の歴史も勉強になるし、軍隊戦もあるアクションシーンは少女漫画の域を超えスペクタクル。凄い作品なのです。
日頃少女漫画を読まない男性読者を多く唸らせた本作はいつ読み返しても引き込まれちゃいます! 性別を問わず読んでもらいたい最高のエンターテイメント作品です。
くまもんの子供
講談社
2022/02/10 新巻発売
まだ“情熱”って言葉さえ知らない、小学校6年生の千早(ちはや)。そんな彼女が出会ったのは、福井からやってきた転校生・新(あらた)。おとなしくて無口な新だったが、彼には意外な特技があった。それは、小倉百人一首競技かるた。千早は、誰よりも速く誰よりも夢中に札を払う新の姿に衝撃を受ける。しかし、そんな新を釘付けにしたのは千早のずば抜けた「才能」だった……。まぶしいほどに一途な思いが交差する青春ストーリー、いよいよ開幕!!(アマゾンより引用-リンクは表紙画像から)
you
集英社
2007/09/25 新巻発売
ストーリー性
キャラクター性
画力
読後感
身長172cmの「巨女」小泉リサと、身長156.2cmと小柄な大谷敦士の二人は、会うたびに、傍から見れば漫才のような喧嘩を繰り返す。
絶対ない、と否定しながらもリサは敦士が好きなことを自覚し......。
舞台が大阪だから関西弁でボケたらツッコむのが鉄則!
コント番組を見るような楽しさとキュンとする恋愛が同時に楽しめるので、乙女チックなのは苦手...という人にこそおすすめ。
「精神的に乳を出す」「ハレンチ列車」などダイレクトで説得力ありすぎの恋愛指南もナイス。
小学館
2014/02/26 新巻発売
ストーリー性
キャラクター性
画力
読後感
唯一の肉親であるお兄さんが死んだ。そして妹の照の手元にはかつてその兄から手渡された携帯電話が・・・。
天涯孤独になり、学校でも友達がいない照。そしてその兄からの携帯に謎のメールが届く。
「何があっても君を守ってあげる」
その謎のメールは寂しくてたまらない照を励ましてくれる唯一の心の支えとなっていった。
その人物の名は「デイジー」。
出だしから急展開で本当に楽しみながら一気にストーリーに引き込まれること間違いなし。照をツンデレしながら徹底的に守る黒崎の言葉や行動の優しさにキュン!という胸の音がしない人はいないハズ!
涙、笑い、甘い恋愛等々、息つく暇もないくらいに楽しませてくれる展開がてんこ盛り。そして、少しずつわかってくる過去の秘密の数々、さらには黒崎と照の関係の進展などもうとことんサービス満点、普通の恋愛少女マンガとは異なる次元で一味も、二味も楽しませてくれます。
この漫画作品を読んでいないあなたはとっても幸せですよ。だって一時だって待つこと無しに一気に最後まで読めるのですから。
ぷんすけ
集英社
2009/03/13 新巻発売
ストーリー性
キャラクター性
画力
読後感
未完のうちから名作呼ばわりされる少女漫画は何作かありますが、このNANAもその筆頭格。
小松ナナと大崎奈々。同じ名前=NANAを持つ少女2人が夢を抱いて上京したところから「NANA」は始まります。
いつもアヴァンギャルドなバンクファッションに身を包んだミュージシャンのナナと妄想大好きな夢見る夢子の奈々(通称ハチ)の、ある意味東京サバイバル物語でもあります。
光と影のように相対する個性が最初は警戒しながらも友情を育て、それぞれの恋愛事情に一喜一憂するふたりがとても魅力的。
ミュージシャン達のおしゃれでハイパーな映像世界をリアルに描いた甘く切ない鮮烈ラブストーリーは原作の漫画の大ヒットはもとより、映画化でも大ヒットしました。
ホノボノと少女二人のコメディドラマで始まったストーリーは、巻が進み登場人物が増えるに従ってシリアスな状況を避けて通れない展開に。
あまりにもドラマティックなのでこの先もご都合主義的な大団円は望めません。
涙なしでは読めないシーンが多くて、胸が痛むほど。
作者の矢沢あい先生が休業中なのでハラハラしながら続きを待っている身としては「矢沢あい先生復活!」の一報があれば狂喜乱舞するでしょう。
感動と衝撃のラストを待ち望まずにはいられません。
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