『ひらひらおちる』感想スタンプ・評価点数でどこが面白い？良い点は？関連作もまとめて紹介！

[ひらひらおちる] について

• 生徒の松浦に求められ、過去を語った牧。
• 牧というろくでなしな教師の過去が明かされる。
• 牧と牧が傷つけて自殺未遂に追いやった後輩・永田。
• それでも牧を心底慕う剣道部の生徒の松浦。
• 執着をずっと捨てきれず、牧を脅し、松浦を犯す永田。
• 過去の恋愛も関係してくるドロドロの三角関係、執着や愛憎といった負の感情を描くことで純粋な愛情が浮き彫りになる展開が大変うまく表現されておりストーリー展開。
• 「日陰蝶」という作品の続編にあたり、登場人物のその後が描かれている。
• 前作では分からなかった登場人物の心理がこの「ひらひらおちる」で解き明かされる流れになっており、続けて読むと過去の因縁などが理解しやすい。
• 高校の剣道部が舞台となっていて、顧問の教師と生徒の禁断の恋愛が描かれておりドキドキする。
• 全体に倒錯した隠微な雰囲気が漂っており、絡みのシーンもエロティックで魅力的。
• 内面の描写が文学的であり、生徒の純粋な恋慕の感情にだんだん揺れ動いていく教師の葛藤が読ませてくれる。
• 生徒の純粋さと教師の屈折した感情の対比もよく、キャラクター造形がうまい。
• 何を考えているか分からない教師のキャラクターに、読者も翻弄される気分を味わうことができる。
• 本当の愛はどこにある！
• 独占欲にまみれた異常愛は泥沼化していく…。
• （「前作・日陰蝶」）をぜひ読んでからどうぞ。。