『春と嵐』感想スタンプ・評価点数でどこが面白い？良い点は？関連作もまとめて紹介！

ストーリー性
キャラクター性
画力
読後感

高校２年生の主人公・つぼみは絶賛先生に片思い中です。誕生日に手編みのマフラーをプレゼントしようとするのにはビビったけれど、不思議ちゃんが少し入った天然なので本人は疑問ナシ。

しかも、同じクラスのイケメンの矢吹くんが先生のイトコと知り、なんと橋渡し役をお願いするのです。怖いものナシ？！なのかと思ったら、恋愛経験ナシゆえの突っ走りでした。

矢吹くんはモテメンだけどけっこうキツイ性格なので、自分が無理だと思ったら別れてしまう冷たいところもあったり、傷つきたくないとか、無理かもとか、頭で考えて恋愛してる人が多い中、「可能性あってもなくても、100%ムリでも、それでも好きになっちゃうのが恋だと思ってた」というつぼみに、矢吹くんも魅かれたんじゃないかなと。

クールな矢吹くんはふだんはツンツンなんだけど、実は優しいツンデレ男子なのです。最高かよ！と読んでて胸が熱くなりました。

ストーリー性
キャラクター性
画力
読後感

1年生のときに担任だった三宅先生。優しくてみんなの人気者。そんな先生にに片想い中のつぼみ。
つぼみは特別に美人というわけではないけれど、要領が悪いけど一生懸命に頑張る姿がとってもキュート。
図書室で眠ってしまってふにゃっとなっているところや恋の妄想の延長で寝ぼける姿がとても可愛いい。

一方先生絡みで声をかけた同じクラスのモテモテの矢吹くん（先生のイトコ）は、他の女の子にそっけないのに、つぼみの純粋さを見てなんだかんだ世話をしてあげるところがとっても優しくて萌えます。さらに的確なツッコミやツンデレな感じも良いのです！

先生へのバレンタインに間に合わなかったマフラーを7月まででも編み続ける根性に疑問を持ちつつも一周回って応援したくなります！
だってつぼみの恋の妄想の暴走化があまりにも真っ直ぐで可愛すぎるから。

恋をしたら一途なのは最近の敬遠されがちだけど、本当に好きな人に「好き」を伝えたい気持ちは大切にしたいと思わせてくれます。
「可能性があってもなくても、100％ムリでも、それでも好きになっちゃうのが恋だと思ってた」のつぼみの何気ないセリフが胸に刺さりました。

モテ男子の矢吹くんとの絡みのシーンも良い感じでストーリー展開もテンポが抜群。
王道ど真ん中の恋愛漫画。爽やかでピュアで、こういう高校生活を送りたかったなぁという憧れを感じさせてくれました。
とってもかわいい二人なので2巻で完結は残念。
恋する気持を大切に描いてくれた良い作品。