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美麗イラストレーター藤ちょこさん

掲載日:2009.04.21

藤ちょこさん

クリエーターインタビューでは、商業誌で活躍中のクリエーターや同人誌で活躍中のクリエーターなど、みんなが気になるクリエーターを毎回お一人ずつご紹介。
作品の裏話や、普段どんな風に作品を制作しているかなど、気になる疑問をインタビューでお聞きします!
今回は、ファンロードやスモールエス、pixiv girls collectionへのイラスト提供などで活躍されている藤ちょこさんを紹介致します。
月刊インディーズコミック増刊号 Indies Comic Plus 2008 #3』にも作品が掲載されています!

藤ちょこ 藤ちょこ
今年4月から大学生活を開始。美術系大学なので、そこで学ぶことをイラストや漫画にも生かせたらいいなと思案中。細部まで描き込んだ絵や広大な空間を感じられる絵が好き。
ちょこれとろ。

藤ちょこさんの事を教えてっ!

――こんにちは!今日はいろいろお伺いしますのでよろしくお願いします!

こちらこそよろしくお願いします!拙い回答になってしまいましたが、少しでも楽しんでいただければと思います。

――絵を描き始めたきっかけは何ですか?

きっかけらしいきっかけは特にありません。物心ついたときには既に絵を描いていました。

――初めて描いた絵はどんな絵ですか?

母の話によると、2歳ころにおもちゃのまな板に落書きしたのが初めらしいです。棒人間のようなのが描いてあったとか・・・

――何か一貫したテーマを持って絵を描いていますか?

強いて言うのであれば「空間」です。背景を描くにしろキャラクターを書くにしろ、画面の中に手を伸ばせそうな、そんな空間がうまく出ている絵が描きたいです。

――作品のアイディアはどうやって考えていますか?

音楽を聴いている時にアイディアが浮かんでくることが多いです。

――絵を描くうえで、何に一番苦労しますか?

いかに描いた空間を自然に見せるか。想像上の建物を描くことが多いので、光や影、パースを駆使してなんとかリアル感が出るように頑張ってます。

――今までに描いた絵の中で特に印象に残っているものはありますか?

「アヒルちゃんと少女」というタイトルの絵です。好きなものが沢山描けたので、描いていてとても楽しかったのですが、やたらと時間のかかった絵でした。制作時間が長い絵は、その分思い入れも強くなります。

――キャラクターを描くときのこだわりを教えてください。

そのキャラの生い立ちとか、生活環境とか、趣味趣向とかをちょくちょく考えながら描き進めます。

――ついつい描いてしまうキャラクターのパターンなどはありますか?

セーラー服、学ラン、着物はかなりの高確率で描いてしまいます。ファッション雑誌に載ってるようなおしゃれな服とか描けないんです・・・精進します・・・。髪はストレートなサラサラヘアーが好きです。クセっ毛は滅多に描かないですね。

――今後描いてみたいジャンルや、挑戦してみたいことはありますか?

服にこだわったイラストとか描いてみたいです・・・!む、無謀...。

藤ちょこさんの描き方を教えてっ!

――1作品あたり、どのくらいで仕上げていますか?

モノクロ作品は1~2日、カラーは4日~7日ほどです。

――画材は何を使っていますか?

「COMIC ART CGillust4+」というソフトです。

――これは便利だ!と思うオススメの道具はありますか?

羽ぼうき。消しカスを一網打尽にしてくれます。

――これがないと描けない!というものはありますか?

「COMIC ART CGillust4+」・・・というか、これ以外のソフトを使ったことがないので他のソフトを使いこなす自信が無いのです・・・。

――絵を描くときの作業工程など教えてください。

1.ラフを2、3個描いて絵の構図や雰囲気を決める。

2.紙にシャーペンで下描き。線が密集しすぎて構造が分からなくならないように、人物部分と背景部分は別の紙に描くことが多いです。

3.描きをスキャン。そしてペン入れ

4.とにかく描いてある人物・背景を一度全て塗る。 この時、レイヤはかなり細かく分けています。(「人物(髪)」「背景(一番手前の建物)」等)

5.各レイヤの濃度を下げたり、上げたり、色味を変えたり加えたりして徐々に画面に遠近感を出していきます。

6.光源がどこなのか意識しながら影を描きます。光の強くあたっているところは、加算レイヤーなどを使って明るくします。

あとは5、6の作業を繰り返し、徐々に完成に近づけていきます。
仕上げにハイライトを飛ばして完成!

――技術向上の為に何かされていますか?

とにかく枚数を重ねること。

――絵を描くときの○秘テクニックをこっそり教えてください!

ええ・・・っ そんなものがあるならむしろ私が知りたいくらいです・・・すみません・・・。

藤ちょこさんにとっての描くとは...

――商業でのお仕事経験はありますか?または、初めてお仕事をもらった時の心境を教えてください。

少しですがあります。初めて頂いたお仕事は、ほんの小さなイラストカットだったんですが、自分の絵に対してお金が支払われるということが信じられないのと、嬉しいのとでご依頼のメールを何度も何度も読み返してしまった記憶があります。

――自分のアピールポイントはなんだと思いますか?

色彩・・・でしょうか・・・。カラフルなのにまとまっている、そんな色使いが理想です。

――将来こうありたい!という願望はありますか?

なにかしら絵に関係するもの、絵のそばにいられる仕事に就けたらいいなと思います。純粋に絵を描くことで食べていけたら一番良いのですが・・・厳しい業界ですからなかなか難しいかなあと思ったり。

――休日は何をして過ごしていますか?

絵を描いています。

――絵を描くこと以外で好きなものを教えてください。

本を読むこと、人の絵を見ること、展覧会・美術館に行くこと、買い物・・・ぐらいでしょうか。普通すぎますね(苦笑)

――影響を受けた作家さんなどいたら教えてください。

数え切れないくらいたくさんです。そういえば小学生のころは、専らCLAMP先生の漫画の模写ばかりしていましたから、それが私の絵の基盤になっていることは確かです。恐れ多くも。

――どのあたりに影響を受けましたか?

キャラクター造形・衣装や小物のデザインの巧みさ。「カードキャプターさくら」の可愛さは幼心に衝撃的でした(笑)実は初めて全巻揃えた漫画がコレです。

――最後になりますが、藤ちょこさんにとって描くとは何ですか?

呼吸することと同義です。

――ありがとうございました!

藤ちょこさん 作品紹介

アヒルちゃんと少女

アヒルちゃんと少女



憂鬱アリスと女王様

憂鬱アリスと女王様

藤ちょこさん 作品紹介2

ART GIRLwith season

ART GIRLwith season



1946年、春。

1946年、春。


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