『兄友』感想スタンプ・評価点数でどこが面白い？良い点は？関連作もまとめて紹介！

ストーリー性
キャラクター性
画力
読後感

美人なのにどこか所帯じみていて、どこか恋愛に鈍感な女子。そんなまいがカリスマ・兄のはからいでちょっと気になっていた兄の友達・西野さんと付き合うことに・・・。

二人とも恋愛慣れしていなくて、二人でいるとじれ恋気味で、二人だけだと全く話が進まなそうだけれど、兄のドＳ的なお節介（気遣い）のおかげもあって二人の恋に刻々と進展が見られます。

このまいの兄は頭の回転、気の回転、状況判断も良く、イケメンで人気者。ただし彼を身近で知る者は彼は実は変わった感覚の持ち主で、根は優しいけれど抹茶好きでカリスマ性のある暴君というドSキャラ。そしてそんな彼にいつの間にか支配されてしまうことを身を持って知っている。

この兄が要所、要所でものすごく良い味を出しています。

さらにこの兄だけでなく、まいのお母さんもとってもドジなところとか、西野の妹のオタクな感じとか、周りもなかなかの濃いキャラ揃い。

西野のことを好きな子、まいのことを好きな子も登場してきて、特にまいを好きな加賀くんは動物にもとっても好かれるという変わったキャラクター。

所帯じみてるヒロインらしく、まいのテキパキとした主婦的な感じが面白く、マイナス思考なところには共感できて、本当に可愛らしくてニヤニヤしてしまいます。
刊行数巻でアニメ化が決まったのも頷ける面白さです。
外さない面白さがココにあります！

ストーリー性
キャラクター性
画力
読後感

「兄の友達」がお相手な少女マンガ。この設定だと間に立つ「お兄ちゃん」が強烈に応援してくれるのかー。いいなー。というたいへん羨ましいマンガです。

主人公の『まい』と兄友の『西野さん』が、どちらも恋愛初心者でピュアピュア＆あたふたしてるのが微笑ましく笑えます。

本誌花ゆめ派としては「え？これが映画化＆ドラマ化なの？もっと派手なの有るよね？」とちょっと意外だったんだけど、どうも本作は男子の食いつきが良いというか男子安心のおすすめ少女マンガらしい。

ヒーローポジの『西野さん』がイマドキ少女マンガに多い系→あり得ないイケメン強気エロ俺様キャラじゃないって点も、男子的にも感情移入できるキャラなのだそうです。
それちょっとわかる。

兄の部屋と妹の部屋を仕切っている壁はたいへん薄くて、兄の部屋の会話がヒロインに常時つつ抜け♪　悶絶♪♪　というドタバタっぷりも思えばドラマに向いているかも。

主人公二人のピュアピュアっぷりもホッコリできて楽しいけど、二人それぞれの兄妹ってのがまた主人公よりもよっぽどキャラが立ってて大変イイ味です。

そして最初から登場している友人たちも、モブかと思いきや巻を追う毎に背景が描かれていって、なかなか奥深い展開がまってます。

「爆笑に次ぐ爆笑！」というワケではないけれど、程よく邪気無く笑えて、安心してオススメできる。王道型少女マンガかも。