『OPEN MIND』感想スタンプ・評価点数でどこが面白い？良い点は？関連作もまとめて紹介！

ストーリー性
キャラクター性
画力
読後感

心の病院のはなしです｡
別に｢ブラックジャックによろしく｣みたいに堅苦しい話でなく､主役の先生が天然入ってるので笑いありでサクサク読める｡
でもすがすがしい気持ちて読み終わることができる｡
この話の中で学ぶことは結構多い｡まず心の病気は誰にでも起こり得るということ｡
これは全編の話を読んで思ったのだけど、日常の何気ない事で起こってたので｡また、人に抱えている事を話した方がかかりにくいってこと｡
その点で主人公の先生は初対面でも長話できるからバッチリなんですね｡
など他にも色々学ことある｡その中で気になったのは読み切り｡
海外出張で心の病にかかった会社一筋の人に対しての先生の問いかけ｢自分が望んでいることをきちんと心に問いかけたことがあるか｣が印象に残っている｡
他の人に従う事が多い私にはｻﾞｸﾘとした｡
そういう人もかかりやすいってことらしい｡
その後にわかりやすく説明もあった｡他の方々にもｻﾞｸﾘとくるようなストーリーがあると思います｡
サブカル的なマンガでもあるのでお勧めです｡

ストーリー性
キャラクター性
画力
読後感

簡単にまとめてしまうと、こころの病気になってしまった人々をこころの病院にいる千鳥先生が治療するという、とても奥が深いテーマを扱った漫画である。

昨今、うつ病患者の数は急増していて、誰でもうつになる可能性がある・・・などとニュースで取り上げられているのを見ると、もし、自分がうつ病になってしまったらどうすれば良いのだろうと思うととても恐怖に感じていたものだった。しかし、このOPENMINDの千鳥先生は、あっさりとうつに対する恐怖を無くしてくれた。
この漫画に出てくるこころを病んでしまった登場人物たちは、そのまま３次元の世界に置き換えて読める程にリアルな心理描写がされている。
それは、激務による疲れからであったり、仕事上のトラブル、トラウマからであったりと、実に様々なパターンで、中には思春期のこころの変化からくるストレスを取り上げていたりもする。 ちなみに私は「しあわせストレス」というものがある事を、この漫画で初めて知った。
人間は、悪いことには用心して取りかかれても、いい事には無用心だから驚きが過ぎてこころのバランスを崩してしまうこともあるという。
千鳥先生いわく、「いい事の時でも、その前後にちょっと気をつけて」おけば大丈夫とのこと。特に理由が見当たらない、むしろ今自分はとても幸せなはずなのに、調子が悪いという人は、この「しあわせストレス」かも。

うつ病と診断された人、うつ病になりそうな人、うつ病って何だろうと理解したい人にはうってつけの本。千鳥先生がとっても分かりやすく教えてくれる。
また、普段何かと忙しい人には、時間の合間にでも是非読んで頂きたい一冊である。自分の心と向き合える機会を与えてくれる漫画だと思う。