『ザ・ゲームスターズ』感想スタンプ・評価点数でどこが面白い？良い点は？関連作もまとめて紹介！

ストーリー性
キャラクター性
画力
読後感

あれ？表紙の雰囲気を変えたのかな？おお今回は渋い新キャラが登場か･･･何て思いながら「BADON」の続編（6巻）の新刊を手に取ったつもりで読み始めた。
映画のワンシーンのような始まり、何気ない出だし特有の紹介シーンと思わせておいて、いきなりの急ピッチなストーリー展開。軽く数ページパラパラと読み始めたらと思ったら一気にこの作品を読み切るまで手放せなかった。

本のタイトルを「Game star」（ゲームの達人的意味）だと思っていたら、よく見ると「The gamesters」。どうやら賭け事をする人達のことを意味しているらしい。それも　冠詞のtheがついていることから【唯一無二のとか、かけがえのない】でもと訳すとオノ・ナツメさんの今作のストーリーの雰囲気に合った翻訳になるのだろうか。

それぞれ違う異能力をもった老紳士二人。どちらもそれなりに人生を重ねた一癖も二癖もありそうな人物。そんな二人が一つの高級アパートメントを通じて出会う。
出会うキッカケはドアマンのハワード・シュルツからの仕掛け。それも人助けのために。海兵隊出身で傭兵経験がある目配り、気配りが効くハワード・シュルツ、お金持ちだが偏屈で人嫌いの住人グラント・ムーア。

普通なら人生という交差点で出会うことのない二人が異能で繋がり、人生経験の重みを感じさせながら様々な事件でコンビを組んで解決していく。
たった2話で二人の今後の素敵な関係が描けてしまうオノ・ナツメさんに脱帽しならがら次巻がとっても気になる作品になってしまった。