少女漫画が面白い！上手い設定のキャラ、雰囲気抜群の人気作品を厳選

　第0位　萌えカレ

この少女漫画の展開は最高だ！

池山田剛のコミックスもっと見る

ストーリー
キャラクター
画力
読後感

初めてのキスを知らない少年に奪われたひかる！
それまでは恋に恋する少女だったのに・・・。

この恋愛漫画にキュンキュンする！という表現がありますが、まさにこの作品のためにあるような言葉。

恋している時にに読むと自分も頑張ろうと思え、恋していないときでもこんな男の子と出会えたらなぁとどちらにせよ自分の恋愛モードのスイッチをすぐに「オン」にしてくれる刺激的な作品。

池山田剛先生の描く漫画はいつも変わらずストーリーがとてつもなく面白く、絵柄がつやつやしていて可愛い、さらに読み手の予想を超えた右斜め上展開の恋愛が驚きがあって最高なのです。
ホントに胸キュンします！
その驚きの展開のせいか、もう読んでいるだけで、ヒロインひかるみたいな女の子になりたいなぁと思えてしまうくらいに魅力的。

そんな乙女モードでキュンキュンさせれられつつ自然と恋愛に必要なたくさんのことを感じることが出来てしまうところがこの作品の素晴らしさでもあります。

さらに当然、ひかるがドキドキしているシーンはこちらまでドキドキしてしまって、甘酸っぱい気持ちで本当に胸いっぱいになる。

また、一途なはずのひかるの気持ちが揺れ動き葛藤するシーンは「えっ、どうして？」と思わずに、ひかるの悩んでいる様子がビシビシと伝わってきて読んでいる自分までその恋の葛藤に胸が締め付けられるような気分になる。

池山田先生の作品はもうどれもが気がつくと主人公の女の子と同化させられてしまうのがとっても不思議で気持ちいい。恋愛中の方も、恋休中の方にもぜひぜひおすすめの一冊です。

　第17位　いばらの冠

上手い設定と世界観、読み応抜群の雰囲気がある作品ばかり

神尾葉子の
コミックスもっと見る

ストーリー
キャラクター
画力
読後感

あの！「花より男子」の神尾 葉子の新作は悪魔付きファンタジックドラマ！？

子供の頃から、不思議なモノが見えてちゃう深海のばらは、周囲から「いばら」と呼ばれ、孤立している女子高生。
ストーリーのはじまりは、プチいじめシーンからってことで、イジメの泥沼ものかと思っていたら、展開は驚く方向に...！！。

なんと、イケ面悪魔と女子高生の微妙なカ・ン・ケ・イがスタート。
いや～～ハマりました！

「映画でも　現実でも　本当の悪人は善人の仮面をつけて現れるもんだよ（引用/いばらの冠）」

など名言チックな言葉にあふれた名作。

人間ってなに？善悪って何？そんなことをじっくり考えたくなる学園ファンタジック系少女漫画です♪

２巻でサラっと終わってしまうんですが、是非是非書き直して長編として再出発して欲しい漫画！

お
す
す
め

いばらの冠-の【関連情報】【みんなの評価】【著者のその他の人気作品】

　第16位　【急募】村長さん

上手い設定と世界観、読み応抜群の雰囲気がある作品ばかり

藤原規代の
コミックスもっと見る

ストーリー
キャラクター
画力
読後感

求む！人間の村長さん（爆）
ってことで、な、なんと妖怪が、村長さんに！
ええええ！？マジ、妖怪になんかよ～かいなんちゃって...

まぁ、とにかくホノボノ感たっぷり。心が癒されるお話です。
しかもホノボノの中にも過疎問題とか行政のうんちゃらとか、ちょっとリアルな設定をチラ見せしてくれるのでワクワク読んでしまいす！

妖怪とか人間とかって、昔は本当に近い存在だったはずだったんだよね～～（遠い目）。

と改めて...感じることができるのもイイです。

「すぐれる」って漢字はな、「優しい」って読むんやで（引用/急募　村長さん　　）
...マジ、名言ですね。心がジーンと来ました。

そして、ラストは涙なしでは語れません！ほのぼのハートフルストーリーを読みたい時にはおすすめの漫画です。

お
す
す
め

【急募】村長さん-の【関連情報】【みんなの評価】【著者のその他の人気作品】

　第15位　KATANA

上手い設定と世界観、読み応抜群の雰囲気がある作品ばかり

かまたきみこの
コミックスもっと見る

ストーリー
キャラクター
画力
読後感

一見、ふつうの高校生の滉は、刀の本来の姿（魂魄）が見える特別な能力があって、その力ゆえに事件に巻き込まれていきます。

とはいえ、バトルがあるわけではなくて、刀が持つ業みたいなものを救いあげていくというファンタジー。　滉の所にもたらされるそれぞれの刀にまつわる物語が1話読み切り形式で展開されます。

絵柄も幻想的で、次々と登場する刀が擬人化した姿（魂魄）がどれも素晴らしく魅力的。　なので彼らの登場がほとんど1巻だけなのがもったいないです。　もっと滉と一緒に活躍したりすれば良いのに･･･

刀鍛冶の滉は学校ではうまくやれなかったりするけど、だんだんと変わってく様子もあって成長譚として見ても微笑ましいです。

お
す
す
め

KATANA-の【関連情報】【みんなの評価】【著者のその他の人気作品】

　第14位　囚獄のヴァニタス

上手い設定と世界観、読み応抜群の雰囲気がある作品ばかり

秋月壱葉の
コミックスもっと見る

ストーリー
キャラクター
画力
読後感

明治～昭和初期の香り立つ舞台で、次々起こる怪奇事件に立ち向かう、若手刑事と謎の少年を描いた幻想怪奇ミステリー。

ファンタジー要素を落とし込んだホラー＆ミステリーがお好きな方。明治～昭和初期の雰囲気がお好きな方。

難事件に立ち向かう若いイケメンのコンビがお好きな方。はい、この作品を手に取って後悔することはまずありません。ご安心ください。

　物語の舞台となるのは、怪奇殺人が頻発する街・東都。　

この街で刑事をしている九鬼が、ある日の事件現場で、人ではない"何か"を見てしまうことから物語は始まります。

連続する怪奇殺人の元凶は、妄執の化物・醜惡。

その姿を見ることができる九鬼と、醜惡そのものに興味があると、事件現場に度々姿を表す少年・笘篠がコンビを組み、謎の存在だる醜惡の正体へと迫ってゆきます。

　熱血漢だけれど知らないことが多く暴走しがちな九鬼と、ミステリアスで扱いにくいけれど頼りになる笘篠。

その性格や見た目の違いもさることながら、生意気な少年に振り回される年上という構図がなんともグッと来ます。

　またストーリーはファンタジーを落とし込んでいるため割りと自由度が高いのですが、どの事件も因果関係がきっちりと整理されており、目新しさは無くとも「読める」物語になっているとこもポイント。

ミステリアスでグロテスクな雰囲気の中で運ぶ、読み応え抜群の怪異バディ・ミステリーです。

お
す
す
め

囚獄のヴァニタス-の【関連情報】【みんなの評価】【著者のその他の人気作品】

　第13位　天使1/2方程式

上手い設定と世界観、読み応抜群の雰囲気がある作品ばかり

日高万里の
コミックスもっと見る

ストーリー
キャラクター
画力
読後感

ほのぼのとしてとっても可愛い王道の少女マンガです。
あまりにも可愛らしく少女マンガらしくキラキラしているので、久々に少女マンガを読む方には最初ちょっと抵抗があるかもしれませんが、慣れてくれば登場人物達が上手く描かれていてキラキラと動き出す日高ワールドの虜になります。

日高ワールド最高傑作「世界でいちばん大嫌い」の主役である万葉と真紀の子供たちである次世代編のお話。

今回はまずマナちゃんがとっても可愛くてカッコイイです。

また、このストーリーに出てくる異性のマンガ友達もなんだかうらやましい...。

そのうち秋吉家六人姉弟にも会えるのかなぁ。とっても楽しみです。

お
す
す
め

天使1/2方程式-の【関連情報】【みんなの評価】【著者のその他の人気作品】

　第12位　なんて素敵にジャパネスク

上手い設定と世界観、読み応抜群の雰囲気がある作品ばかり

山内直実 の
コミックスもっと見る

ストーリー
キャラクター
画力
読後感

平安時代のお姫様は、御簾の後ろでずっと微笑んでる...というイメージを見事に壊されます。

摂関家の流れをくむ家柄なのに、瑠璃姫のぶっ飛んだ行動は、人々から物の怪付の姫と揶揄されることもしばしば。

勇敢で勘が鋭く、正義感も強くて、何か問題があれば探偵のように自分で行動してしまうのです。

平安時代の姫らしからぬ行動をするけれど、瑠璃姫本人に会うと（さほど美人ではないのに）必ず皆が好きになってしまいます。

幼馴染の公達も想いを寄せているし、平安時代の皇太子・東宮様までも虜に！風変りな姫がいろいろな事件を解決していく平安コメディーです。

お
す
す
め

なんて素敵にジャパネスク-の【関連情報】【みんなの評価】【著者のその他の人気作品】

　第11位　うせもの宿

上手い設定と世界観、読み応抜群の雰囲気がある作品ばかり

穂積の
コミックスもっと見る

ストーリー
キャラクター
画力
読後感

失くしたもの、見つけたい大切なものは何ですか？　　迷い込むように古宿「うせもの宿」に来たお客さんは、探してたものが見つかるという不思議体験をします。

宿に来るお客さんは老若男女問わず。 見つけた時のそれぞれの反応と結末に寂しさや切なさ感じずにはいられません。

そう、「うせもの宿」は死者のために、最期に持っていきたいものを見つけてくれる宿なのです。

ファンタジーと呼ぶにはリアルで人間くさすぎる。　かと言って霊界モノのようなオドロオドロしさとも無縁。
日常にありえるかもしれない秘められた謎感覚がこの作品の魅力です。　

お
す
す
め

うせもの宿-の【関連情報】【みんなの評価】【著者のその他の人気作品】

　第10位　ちょっと江戸まで

上手い設定と世界観、読み応抜群の雰囲気がある作品ばかり

津田雅美の
コミックスもっと見る

ストーリー
キャラクター
画力
読後感

平成の江戸?！ん...なんともヘンテコな設定。
でも、そのまったり感がとってもほっこりしてイイ感じなんです。

オトメン系若様と超ハンサムなソウビさん（♀）
このふたりの微妙な関係がとってもほのぼのしていて、ついつい全巻読破...さらにもう一度、今度はセリフを噛みしめて読破。

刺さるセリフが多くて、なのにほのぼのと展開していくお話に飽きが来ないんです。
作品の雰囲気の良さに何度も返し読みしちゃいました。

そのくらい素敵なお話なのです。

江戸をベースにしているってコトで、一応は江戸のルールにのっとりお話しは展開！･･･してるハズだけれども所々反則技が入ります。
そこがまたユニークでちょっと勉強にもなります。

ラストシーン、最終話でのソウビのセリフに胸キュン♪

全編を通して若様のセリフはとってもカッコイイのも魅力です。
さすがは津田雅美先生！！さて、、もう一回読み直しますか!!!

お
す
す
め

ちょっと江戸まで-の【関連情報】【みんなの評価】【著者のその他の人気作品】

　第9位　明治緋色綺譚

上手い設定と世界観、読み応抜群の雰囲気がある作品ばかり

リカチの
コミックスもっと見る

ストーリー
キャラクター
画力
読後感

ストーリーの舞台は明治。　遊郭で禿（かむろ）として働いていた元華族の娘鈴は、かなり年上の呉服屋の息子・津軽に見受けされ...。

一幕、二幕と様々な事件や探し物を解決しながら華やかに舞台は展開していきます。

火事とか、闇のお遊びとか、郭とか本当いろいろありますよ！　そして、津軽のお父様やお母様のキャラがなんともいえず素敵なのです。

漫画の根底に「情とはなんだろう　強いものなのか、脆いものなのか、教えてくれないか...」と哲学する部分が多分にあって文学的。

珈琲でも飲みながらじっくり読みたい作品です。
もちろん、津軽さんが格好良いのも魅力♪

ちなみに続編があります。続いてくれて良かった！　続編になる『明治メランコリア』では、鈴ちゃんは15歳になってます。

みんな鈴ちゃんが好きなのね？わかります！　なんとも作品の雰囲気が良くて惚れちゃいますよね！

お
す
す
め

明治緋色綺譚-の【関連情報】【みんなの評価】【著者のその他の人気作品】

　第8位　Ｘ-エックス-

上手い設定と世界観、読み応抜群の雰囲気がある作品ばかり

CLAMPの
コミックスもっと見る

ストーリー
キャラクター
画力
読後感

大気汚染、環境破壊、自己の利益のために人類は地球を壊し続けている。

地球にとって人類は不要だという使命をもった7人（地の龍）と人類を護ろうとする（天の龍）の戦いが東京を舞台に始まった。

東京の有名な建物（国会議事堂や東京タワーなど）が、人類を護るための呪術的な結界石として使われていて、これを地の龍が破壊すると大規模な火災など天災が発生し、徐々に文明が破壊される。

結界や宿命、陰陽や七星など、グッと来るキーワードをちりばめながらの各種キャラ立ち美男美女による超能力戦は美しすぎて胸が痛い！

さすがCLUMP！としか言いようのない、読み出したら止まらない雰囲気たっぷりの近未来SFバトルストーリーです。

お
す
す
め

Ｘ-エックス--の【関連情報】【みんなの評価】【著者のその他の人気作品】

　第7位　大正ロマンチカ

上手い設定と世界観、読み応抜群の雰囲気がある作品ばかり

小田原みづえの
コミックスもっと見る

ストーリー
キャラクター
画力
読後感

舞台は大正。
お父さまの形見を取り戻すため、公爵家に潜入するのはこの物語のヒロイン明...。
で、公爵から形見を譲るかわりにパートナー役を仰せつかることに...。

この漫画出だしから雰囲気たっぷりでおもしろいです。
それに、アンティークに関する超オタク知識が充電されるのもGOOD。

なによりもよいのは伯爵さまをはじめ登場する殿方がとってもイケメンキュート！
胸キュン、ハッピー度も１２０％です。
主人公の明の父の経歴をめぐる暗い過去とイケメン公爵の秘密が所々で暗示されます。

ツライシーンや大ピンチのシーンもありハラハラ、ドキドキしながら楽しめます。
そのあたりのストーリーもアジがあっておすすめポイント！

お
す
す
め

大正ロマンチカ-の【関連情報】【みんなの評価】【著者のその他の人気作品】

　第6位　すくってごらん

上手い設定と世界観、読み応抜群の雰囲気がある作品ばかり

大谷紀子の
コミックスもっと見る

ストーリー
キャラクター
画力
読後感

金魚すくいに、こんな哲学が存在したのか!!!
正直、作品の奥深さに脱帽です。

舞台は奈良県大和郡山市、知る人ぞ知る金魚の里。東京から飛ばされてきた空気の読めない男香芝誠が"金魚すくい"を通して人生を見つめなおしていくというエンタテイメントストーリー。

金魚すくいなんか、子供の遊びだと思っていたら大間違いです。競技としての金魚すくいはまるでスポーツのようにルールまで.。

その上各種の金魚すくいのワザの数々。読みだすとその世界観にハマり先が読みたくなっていってしまいます。

もちろん、主人公の恋や人間ドラマもあり、時に涙ぐんでしまうシーンも。

金魚すくいに、煮干しを利用するシーンや恋愛を金魚すくいの重ねる点など笑いどころも満載の作品です。金魚屋店主王子クンがなんともキュート！

最後の最後まで人間味溢れた楽しくきれいな作品です。

お
す
す
め

すくってごらん-の【関連情報】【みんなの評価】【著者のその他の人気作品】

　第5位　花街鬼

上手い設定と世界観、読み応抜群の雰囲気がある作品ばかり

桜田雛の
コミックスもっと見る

ストーリー
キャラクター
画力
読後感

タイトルからお察しのとおり舞台は有名な花街の一つである吉原。

ストーリー、キャラクター共に独特な雰囲気がありとても魅力的で不思議な世界観がある大人の漫画です。

一話、一話ととても丁寧に描かれ、読めば、読むほどその世界観と魅力に溺れていきます。

蜃気楼の楼主・芭蕉さん（当然イケメン）の魅力にメロメロに...。

ふっと、一息つきたいとき恋愛の悩みを抱えたときに読みたい作品。

あと、芭蕉さんのタロットカードがとても気になります。どこかで販売されていないかなぁ。

芭蕉さんと出会ってしまう悩める人達、彼と出会うことで運命に変化が・・・・。それは吉なのか凶なのか、はたまた・・・・・・・・・。

絵に特徴がありますが、読み慣れてしまえばストーリー展開にぐいぐい引き込まれる素敵な少女漫画作品です。

お
す
す
め

花街鬼-の【関連情報】【みんなの評価】【著者のその他の人気作品】

　第4位　黒伯爵は星を愛でる

上手い設定と世界観、読み応抜群の雰囲気がある作品ばかり

音久無の
コミックスもっと見る

ストーリー
キャラクター
画力
読後感

舞台は１９世紀ロンドン。吸血鬼をはじめとした怪しいモノ達が人間と共存している？時代です。

イケメンで素敵な黒伯爵さまと人間外のモノが見えちゃうらしい働き者の花売り娘エスター。略奪婚にも近いプロポーズで一気にエスターを伯爵邸に招いた黒伯爵の狙いは？

一筋縄ではいかなさそうな二人の関係はどなってしまうのと心配しつつ、次から次へと起こる事件で気持ち良くクスクス笑いながら読んでいくことができます。

マイフェアレディチックなとこともありますが、エスターがどんなレディーに仕立てられるか？　という部分と同時進行で進む吸血鬼たちの思惑が良い感じでエスターを取り合っててワクワクです。

事件を解決する度に二人の関係が変化していく前半がとっても素敵で少女漫画らしさが満開♪　読み始めると誰もが好きになってしまうでしょう。

ニクい設定が多いので胸キュンシーンもいっぱいあって、なによりもイイのが作品に登場するとてもおいしそうなお菓子やサンドイッチの数々、イギリスの紅茶でも飲みたくなります。

吸血鬼達も美形が多くほどよく幻想的。でも基本はラブラブがメイン。楽しく充実した読み応えの少女漫画です！

お
す
す
め

黒伯爵は星を愛でる-の【関連情報】【みんなの評価】【著者のその他の人気作品】

　第3位　夏目友人帳

上手い設定と世界観、読み応抜群の雰囲気がある作品ばかり

緑川ゆきの
コミックスもっと見る

ストーリー
キャラクター
画力
読後感

テレビアニメ化してその癒やし力が大いに評価され、爆発的なファンを獲得した幻想系ほのぼの癒やし漫画の最高峰。『夏目友人帳』

主人公・夏目は妖怪が見える少年。そのことで周囲から気味悪がられ、両親がいないために親戚の家に居候しています。

普段は招き猫の姿の相棒・ニャンコ先生は、図々しく愛らしいのに実は大物妖怪。

夏目のおばあちゃんが残した夏目友人帳に書かれた妖怪の名前を、それぞれの妖怪に返していくことが主なストーリーです。

登場する妖怪にまつわる物語がどれも切なくて優しくて、心揺さぶられます。

そうした妖怪や周囲の人との交流を通して、影があって頑なだった夏目少年が成長してく様子も微笑ましいです。

日本の田舎の風景も相まって、読めば読むほど優しい気持ちになれる雰囲気たっぷりな素敵な漫画です。

お
す
す
め

夏目友人帳-の【関連情報】【みんなの評価】【著者のその他の人気作品】

　第2位　7SEEDS

上手い設定と世界観、読み応抜群の雰囲気がある作品ばかり

田村由美の
コミックスもっと見る

ストーリー
キャラクター
画力
読後感

絵柄は普通の少女漫画ながらハードな設定と展開が繰り広げられ、「少女漫画は読んだ事が無い」という男子の絶賛率ＮＯ.１を誇る本作。

主人公の一人、ナツが目覚めるとそこは転覆寸前のボートの上。イキナリそこから16歳の気の弱い少女のサバイバル生活が始まるのです。

「人類の滅亡を回避するため」国がある基準に沿って７人づつ、計５チームを選び冷凍保存。隕石が落ちた後、地上に人が住めるようになった時にコンピューターによって自動解凍され、再び人類の大半が死滅した地球に放たれました。

目覚めた本人たちは知らないのです。地球に隕石が落ちて人類が滅亡の危機を迎えると予測されていたことを...。

飽食の時代、便利な時代、そんな中で生きていた子たちが、生態系の変わってしまった地球で生きることの大変さ。７SEEDSの世界では「ただ生き延びるため」だけに人間が底辺でもがいてます。

将来の地球は本当にこうなってしまうのではないかと思うくらいリアルすぎて怖いほどの設定や心理描写に目が離せません。

お
す
す
め

7SEEDS-の【関連情報】【みんなの評価】【著者のその他の人気作品】

　第1位　ポーの一族

上手い設定と世界観、読み応抜群の雰囲気がある作品ばかり

萩尾望都の
コミックスもっと見る

ストーリー
キャラクター
画力
読後感

吸血鬼－バンパネラを「殺人者」と捉えるのでは無くて「老化しない長命種」の部分にフォーカスを当て、その寂寞とした孤独感を綴った宝石箱のようなストーリー。

２００年を超える長い時間、美少年、美少女の姿のままで現れる「エドガー」「アラン」「メリーベル」の出会いと別れを、視点を替え、時に日記形式をとりながら詩のように綴られている。

学生時代にこの作品を読んで「自分もときをこえて遠くへ連れて行ってもらいたい！」と切望した少女は多いに違いない。

小説の世界でゴシックホラーという分野が確立された当初、「ドラキュラ」や「カーミラ」が発表された１８世紀終盤の頃に吸血鬼が恐怖の対象と考えられた原点は、それが人間を捕食することと、捕食された人間は捕食する側に回る--という２点だと、日本人は思うけれど、そこにキリスト教的な「神の敵になる」ことがあるのかな？
と考えさせられました。

「悪役じゃ無いバンパネラ」を定着させた原点だと思うのですが、どうでしょう？。

長いお話しだと思っていたけれど、今手に取ってみるとたったの２巻。（文庫だと３巻）

萩尾望都作品は何度でも返し読みできるスルメ漫画が多いですが、この作品をその筆頭と思っている人はとても多いでしょう。

優しさに満ち、淡々とした感もあるのに壮絶な展開。
読んでないのは人生の損です。

お
す
す
め

ポーの一族-の【関連情報】【みんなの評価】【著者のその他の人気作品】