傘寿まり子は面白い?評価点数・レビュー・無料の有無をチェック
『傘寿まり子』をおすすめ! 傘寿まり子の面白さを感想レビュー、みんなの評価点数と口コミ関連情報で紹介。 傘寿まり子は「講談社コミックス(kcx)」と「ヒロイン漫画」と「人気漫画」と「BE LOVE」と「黒猫漫画」と「」と「おざわゆき」と「」と「KCデラックス」とにランクインしています。 このページでは傘寿まり子の作者・おざわゆき先生の他の漫画や傘寿まり子が好きな人のためにテーマ・ジャンルでの類似漫画、お気に入りの漫画家の他の作品(過去作)、同じ掲載誌などからの面白い漫画も探せます。さらに各社の無料試し読みサービス比較表付き。 そしてあなたの評価を30秒で簡単にSNSシェアできる!【スタンプ点数評価】付き。 この作品を面白いと思う人のために最新刊~完結情報までしっかり紹介♪ 傘寿まり子の最新刊は『傘寿まり子(16) (BE・LOVEコミックス) 』 動画配信(動画配信各社の比較付き)・予告動画・声優・出演者・監督の関連情報も随時紹介!

公開日:2016年11月11日
講談社
2016/11/11 発売
作品紹介
ベテラン作家の幸田まり子は自分の家で息子夫婦、孫夫婦との間で住居問題が勃発。老人の自分には居場所がないことを感じ一人家出を決意。街中のネットカフェで暮らし始めるが……?(アマゾンより引用-リンクは表紙画像から)
一花・二乃・三玖・四葉・五月の五つ子達が
ゲームに登場!
「五つ子ちゃんはパズルを五頭分できない」
4.4
[ストーリー性 5 | キャラクター性 4.5 | 画力 4 | 読後感 4]
傘寿まり子のオススメ感想レビュー
お元気で矍鑠と頑張っている80歳ヒロイン?それだけじゃありません
傘寿まり子(5) (BE・LOVEコミックス)
ストーリー性
キャラクター性
画力
読後感
こちら『傘寿まり子』さん、まさかの80歳ヒロイン。
まり子さんは年金暮らしでもありますが、かつての売れっ子小説家で、今もエッセイの連載を持っている文筆家です。
お元気で矍鑠と頑張っている80歳ヒロインと言い切ってしまうのは簡単だけれども、その背景には 現在の余裕のなさから来る高齢者への風当たりの強さの描写が、第1話から強烈です。
「私たち 早く死ねばよかったの?」
家族世帯で孤独死した友人の葬式で孤独死を責められる家族に対して
「自分でもつらいのよ。どうせこの先 長くない人間なのに まだ生きててごめんなさいって もし 生前の彼女が思っていたなら 許してあげてください」
というまり子さんの慟哭の叫びは、誰の心にも突き刺さるこの先の問題です。
冒頭から逆境で始まるまり子さんですが、自分抜きで自宅の改築の話が進められていることを知って、こっそり家出します。
そこからのまり子さんの冒険が素晴らしい。
老人の住宅問題、ネカフェの利用、胸キュン、恋愛。そして新しい友人、新しい挑戦。文筆家としてできること、そしてパソコンとネットの世界。
状況に振り回され、次々と逆境に見舞われながらも、さらに次々と新しいことを体験しながら現状をなんとかしようとし続けるまり子さんを、応援せずにはいられません。
ちゃんと胸キュンで小説家のサクセスストーリーでもある80歳ヒロインの活躍を読む
傘寿まり子(1) (BE・LOVEコミックス)
ストーリー性
キャラクター性
画力
読後感
長い間、少女漫画っていうのは少女がヒロインで、大人の女性は対象外に見えていたと思うのです。
30代40代の女性というと「ヒロインのサポート役」または「ヒロインの敵役」としてしか登場しない時代が長かったので、ついつい読者としての女性陣も「ヒロインは10代から20代の恋愛適齢期じゃなきゃダメ?」と思わされておりました。
でも『きょうは会社休みます』がヒットすれば30代で処女なのも良くある事だし、『東京タラレバ娘』がヒットすればアラサー女子の夢と不安と胸キュンは当たり前のことだし?
そして西炯子先生の『娚の一生』あたりから普通に綺麗なアラフォーヒロインによるステキ少女漫画が描かれ始め、少女漫画界の読者層の多様化を思わせてワクワクした・・・気がしました。
夢中で読みました。
ちゃんと大人女子で仕事してて胸キュンで面白かったし。
その後の入江喜和先生の『たそがれたかこ』のたかこさんなんかは、ちゃんとオバちゃんの風貌をしていて決して過剰に美人には描かれなかったけれど、
逆に稚野鳥子先生による『月と指先の間』のヒロイン『御堂アン先生』は55歳なのに少女漫画の風貌そのもので20代にも負けない美人さん。
もちろん少女漫画ですから、各ヒロインの前途には色々と問題はあるわけで、世間の目線や、無神経な男性もそうじゃない男性もいて、お仕事漫画としても読み応えが凄いです。55歳です。
本作『傘寿まり子』はヒロインがまさかの80歳!
これが青年誌だと「真面目な問題提起型マンガ」になっちゃう所ですが、そうじゃない。
本作もちゃんと胸キュンで、80歳小説家のサクセスストーリーでもあるんです。
読んでワクワクする所はやっぱり少女漫画です。
『傘寿まり子』のレビューとしては不適切かもしれませんが、少女漫画のヒロインの多様化というか、女の生き方の多様化にワクワクできるダントツの作品ですよ-?
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