いばらの冠は面白い？評価点数・レビュー・無料の有無をチェック

ストーリー性
キャラクター性
画力
読後感

あの！「花より男子」の神尾 葉子の悪魔付きファンタジックドラマ！？

子供の頃から、不思議なモノが見えてちゃう深海のばらは、周囲から「いばら」と呼ばれ、孤立している女子高生。
ストーリーのはじまりは、プチいじめシーンからってことで、イジメの泥沼ものかと思っていたら、展開は驚く方向に...！！。

なんと、イケ面悪魔と女子高生の微妙なカ・ン・ケ・イがスタート。
いや～～ハマりました！

「映画でも　現実でも　本当の悪人は善人の仮面をつけて現れるもんだよ（引用/いばらの冠）」

など名言チックな言葉にあふれた名作。

人間ってなに？善悪って何？そんなことをじっくり考えたくなる学園ファンタジック系少女漫画です♪

２巻でサラっと終わってしまうんですが、是非是非書き直して長編として再出発して欲しい漫画！

ストーリー性
キャラクター性
画力
読後感

表紙の女の子に悪魔の羽が！なにこれ好み！と思って「いばらの冠」をジャケ買いしてから気づいたのですが、「花より男子」の作者さんだったんですね。
ちょっと個性的で冷めた感じの女の子が主人公です。
古い洋館に一人暮らしで幽霊が見える、両親とは別居、学校で孤立しているなど、ちょっと暗めの設定のある子ですね。
雰囲気は逆ですが、なんとなーく牧野つくしと似ているような感じがします。

閉鎖された学校空間で、主人公が学生の頃思ったような下らない人間関係やコミュニティーに毒をはいているのがすっきりします。
実際にはできないことへのあこがれみたいなのもあって、主人公がなかなかすてきに見えました。
絵柄もくどくなく、軽く読めます。

最初の方に出てくる「脇役」に甘んじている女の子が主人公の言葉から、表舞台へと這い上がって（？）くる話があります。
男の子を誘惑する悪女のような人に変わっていくのかとドキドキしていましたが、雰囲気を変えてあか抜けて明るく変身というくらいで、そんなに内容も重くなかったです。
２巻で完結と短めなので、さらっと気軽に読むことができていいと思います。