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『ディエンビエンフー』感想スタンプ・評価点数でどこが面白い?良い点は?関連作もまとめて紹介!

漫画『ディエンビエンフー』の面白さをみんなのスタンプ評価点数とおすすめ感想レビュー、良い点・悪い点の点数評価からtwitterでの口コミや類似漫画、関連作品を徹底紹介。  ディエンビエンフーは「名作完結漫画」と「戦争ドラマ」と「美少女バトル漫画」と「戦記漫画」と「ディエンビエンフー」と「アクションコミックス」と「西島大介」特集にランクインしています。 さらに各社の無料試し読みサービス比較表付き。そしてこの漫画へのあなたの評価を30秒で簡単にSNSシェアできる!【感想スタンプ点数評価】ができます。 この作品を面白いと思う人のために最新刊~完結情報までしっかり紹介♪ 動画配信(動画配信各社の比較付き)・予告動画・声優・出演者・監督の関連情報も随時紹介! コミックス最新刊は『ディエンビエンフー : 6 (アクションコミックス) 』です。

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『ディエンビエンフー』

更新日:2024年02月23日
第1巻公開日:2013年12月16日

[ディエンビエンフー] について
  • このマンガがすごい!2008 オトコ編 第16位
作品紹介

1965年、南ベトナム。従軍カメラマン・ヒカルは、地獄のような戦場で恐るべき身体能力を持つ少女と出会う。少女は次々と米兵を殺戮し、ヒカルは少女の姿を追いかけ…。世界一かわいく、世界一残酷な戦争漫画。

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この漫画のスタンプ評価の最高点数

  • 絵が上手い 97
  • 元気♪もらえる 87
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この漫画のみんなのスタンプ平均評価

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  • 共感!ツボ♪ 84
  • トキメキ♪ 84
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 4  [ストーリー性 4 | キャラクター性 4 | 画力 4 | 読後感 4]

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ディエンビエンフーのオススメ感想レビュー

戦場への新しいアプローチと速度感

ディエンビエンフー (10) (IKKI COMIX)

ストーリー性
キャラクター性
画力
読後感

 『ディエンビエンフー』を読んで、「こんなの全然リアルじゃない」と言うのは簡単だ。右往左往しながら死んでいくかわいい3頭身のキャラクター、超越した強さのヒロイン・プランセス、指揮官を簡単に殺してしまうグリーンベレー…確かにリアリティはない。でも、僕はこの作品が好きだ。

 舞台は混乱のさなかのベトナム。主人公は米軍の新米戦場カメラマン・ヒカル。敵ゲリラでありながら、舞うように戦い、ヒカルの命を幾度も救うプランセス。プランセスを追うグリーンベレーの“野良犬たち”。ヒカルとプランセスの関係を縦軸に、プランセスと野良犬たちや米軍との戦闘を横軸にしながらストーリーは進んでいく。

 『ディエンビエンフー』がリアリティを捨て、かわりに得たものは何なのか。それは戦場への新しいアプローチと速度感なのではないか、と個人的には思う。

 戦争に行ったことの無い僕には、戦場の空気は分からない。ただ戦場に放り込まれた人間が、どのように考え、どのように行動するのか、想像することは出来る。漫画家は、状況と照らしながらキャラクターの心理をなぞってリアリティを設定していく。西島大介氏は、その「予想の感情」の表現をあえてせず、あえてリアリティの無い要素を重ねて描くことで、「戦場での混乱」という状況を描こうとしているように僕には思える。感情面からではなく、混乱する環境を描くことで戦場とは何なのかを示そうとしたように思える。

 速度感については、プランセスと野良犬たちの死闘を一読してもらえれば説明の必要はないだろう。3頭身にディフォルメされたキャラクターだからこそ得られる躍動感。なるほど。横長のコマの多い漫画の中で、縦長の人物像は動かないのだと、気付かされた。

 『ディエンビエンフー』は、他の戦争漫画とは明らかにアプローチの違う漫画だ。賛否はあるかもしれない。しかし、見てみる価値はある。その表現は漫画の先端の一辺を担っている。

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戦場への新しいアプローチと速度感

ディエンビエンフー : 6 (アクションコミックス)

ストーリー性
キャラクター性
画力
読後感

『ディエンビエンフー』を読んで、「こんなの全然リアルじゃない」と言うのは簡単だ。右往左往しながら死んでいくかわいい3頭身のキャラクター、超越した強さのヒロイン・プランセス、指揮官を簡単に殺してしまうグリーンベレー…確かにリアリティはない。でもこの作品は名作だ。

舞台は混乱のさなかのベトナム。主人公は米軍の新米戦場カメラマン・ヒカル。敵ゲリラでありながら、舞うように戦い、ヒカルの命を幾度も救うプランセス。プランセスを追うグリーンベレーの“野良犬たち”。

ヒカルとプランセスの関係を縦軸に、プランセスと野良犬たちや米軍との戦闘を横軸にしながらストーリーは進んでいく。

『ディエンビエンフー』がリアリティを捨て、かわりに得たものは何なのか。それは戦場への新しいアプローチと速度感なのではないか、と個人的には思う。

戦争に行ったことの無い僕には、戦場の空気は分からない。ただ戦場に放り込まれた人間が、どのように考え、どのように行動するのか、想像することは出来る。漫画家は、状況と照らしながらキャラクターの心理をなぞってリアリティを設定していく。

西島大介氏は、その「予想の感情」の表現をあえてせず、あえてリアリティの無い要素を重ねて描くことで、「戦場での混乱」という状況を描こうとしているように僕には思える。感情面からではなく、混乱する環境を描くことで戦場とは何なのかを示そうとしたように思える。

速度感については、プランセスと野良犬たちの死闘を一読してもらえれば説明の必要はないだろう。3頭身にディフォルメされたキャラクターだからこそ得られる躍動感。なるほど。横長のコマの多い漫画の中で、縦長の人物像は動かないのだと、気付かされた。

『ディエンビエンフー』は、他の戦争漫画とは明らかにアプローチの違う漫画だ。賛否はあるかもしれない。しかし、見てみる価値はある。その表現は漫画の先端の一辺を担っている。

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バカみたいに律儀にベトナム戦争を描く

ディエンビエンフー 3 (3) (IKKI COMICS)

ストーリー性
キャラクター性
画力
読後感

「2つのディエンビエンフー~あらかじめ失われたハッピーエンド」
ナイフを持ったお姫様とカメラを持った王子様が出会うベトナム。 「ボーイ・ミーツ・ガール」の極北にして、ひょっとすると究極の愛のカタチを描いた ベトナム戦争マンガの傑作「ディエンビエンフー」。

2つのバージョンを持つ(作者によるセルフリメイク)この作品は、いずれも1973年の、アメリカ軍が撤退しようとする混乱のサイゴンから始まる。
新旧どちらの「ディエンビエンフー」でも、爆死した恋人達の「互いに握り締めたまま切断された手首」から 幕を開ける。

いや、普通に考えれば、おそらく主人公たちの手首なのだろう(違ったら本気で笑う)、1965年に始まる2人の物語の 結末は「爆死」と、その冒頭で示されてしまっている。
そして舞台は1965年のアメリカ軍の本格介入が始まった時期に戻ってくる。つまり、この作品は「8年間」というベトナム戦争のクライマックスからエンディングまでを律儀に描写するつもりなのだ。

一体、どんな壮大な物語を「西島大介」は描くつもりなのだろうか?
例えば生井英孝の「ジャングルクルーズにうってつけの日」、例えばキューブリックの「フルメタル・ジャケット」、例えばティム・オブライエンの「カツィアートを追跡して」。
いずれも、数年分以下(もしくは数ヶ月、数週間以内)のスパンでしかベトナムを描写していない。(あと、ちなみにお姫様の設定にはオブライエンの短編「ソン・トラ・ボンの恋人」の影響もうかがえる)

 だが、ベトナム戦争の本質とはそんなものではない。

ダラダラと・・・フランスとの戦いから数えると、実に30年近くダラダラと続いた、不毛で皮肉な 「日常化」こそが、この戦争の本質なのだ。(さらに皮肉なことに、現在のベトナムは 社会主義を捨て、経済活動に邁進しつつある。たとえばイラク戦争に参加するPMC=民間軍事会社のオペレーターたちが愛用する装備品メーカー BLACKHAWK社の工場はどこにあるかといえば、これがなんとベトナム。皮肉としか言いようがあるまい)
では、どうすれば、この戦争の本質にアプローチ出来るのか?
簡単だ(方法論としては)。

少なくともアメリカが介入してからの8年間を延々と描写すればよいのだ。 無論、そんなことは、普通は思いついても誰もやらないだけなのだが。
だが、恐ろしいことに現在、連載されている「ディエンビエンフー」は、その手法で、 バカみたいに律儀にベトナム戦争を描いている。
それだけでも、どれだけ真摯に、どれだけ覚悟を持って、西島大介がこの作品に向き合っているか判ろうかというものだ。

個々のエピソードをここで語ることは不毛だし、文字数の制限もあって、あまり意味が無い。
だが、この手法を選んだことこそを意識して読むことで「ディエンビエンフー」は、その姿と表情を変えるはずだ。

巻末に掲載された年表を見て「30年」もしくは「8年」という時の長さを今一度考えてみてほしい。

そして、最期に、もし可能であるならば、個人的に作者にお願いしたいのは『トリポッド』の完全漫画化である!これこそ、未来の全人類にとっての「ベトナム戦争」の物語なのだから!

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 「かわいい」という言葉がこれほどよく似合う表現もないだろう

ディエンビエンフー (2) (IKKI COMICS)

ストーリー性
キャラクター性
画力
読後感

「世界一かわいいベトナム戦争」

 こんなキャッチコピーのつけられた「ディエンビエンフー」。
 しかし、実際に描かれているのは「世界一リアルな戦争」だと、私は感じた。

 主人公の戦場カメラマンは一人の少女に文字通り、ハートを撃ち抜かれる。  それ以来、僻地へ飛ばされても、心此処に在らず。
 ポップで可愛げな絵柄とは裏腹に、容赦なく首や腕は飛ぶし、容赦なく周囲の人々は死んでいく。
 しかし、主人公は深い悲嘆に暮れることもなく、ただずっと少女のことを考えたり自慰行為にふけったり。
 どこか達観しているようにも見えるが、行動や思考は思春期の行動や思考そのもの。
 いや、実際は特に何も考えていないのかもしれない。

 毎日が常に緊張状態・・・それが戦争なのだろうか。
 立場的な違いはあっても、このように日常的なことをこなすのは勿論、恋だってするし、やることもやる。
 そういった意味では、この作品はよりリアルな戦争を描いているのではないだろうか。

 「『馬鹿みたいな嘘』ばかりを描いたら、意外とまともな戦争の話になるかもしれない」
 西島先生は単行本のあとがきでこう述べている。
 そんな「馬鹿みたいな嘘」として描かれている人間的な行動や思考が、戦い続ける兵士や逃げ惑う一般市民のような半ば記号化された「戦争」をメディアを通して見てきた私たちにとっては、余計に現実味を帯びているように思えてくるのかもしれない。


 私がこの作品と出会ったのは角川書店の旧版のほう。
 「かわいい」という言葉がこれほどよく似合う表現もないだろうし、またこれほどよく似合わない表現もないのではないかとすっかり魅了され、以来西島作品にのめりこむことになったのでした。

 現実のベトナム戦争はとっくの昔に終結しましたが、単行本の巻末のまるでファイブスター物語のような壮大な年表を見る限り、こちらのベトナム戦争はまだ始まったばかりの様子。

 なんたって、2人はまだお互いの存在を知らないからね・・・ンクク。

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