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ディエンビエンフー・西島大介の話題作を漫画家自身が電子レーベル化

~ディエンビエンフー・西島大介が話題作を漫画家自身で電子書籍レーベル化発売~

最終更新日:2023年10月31日公開日:2019年11月16日

西島大介氏による「セルフ・パブリッシング」の新たな試み!
全12巻電子刊行『ディエンビエンフー 完全版』の特徴

1.双葉社の新装版では未収録だったエッセイ・コミック「アオザイ通信」を完全収録
2.カバー裏面や折り込み部分もフルカラーで収録
3.スクリーンショットなどによる本編画像の引用や改変を著者自身が許可
4.令和元年の「文化庁メディア芸術クリエイター支援」に採択された『世界の終わりの魔法使い』など、様々な作品を電子刊行予定

【関連情報リンク】
*バーチャル・ユーチューバー「ヒカル・ミナミ」によるバイリンガルによる作品解説が公開中!
https://youtu.be/fs1sUBctb6E
*『ディエンビエンフー 完全版』全12巻電子書籍リリースに関する覚え書」としてリリースに至る経緯を公開
https://note.mu/dbp65/n/nc9715320f861
*個人電子出版レーベル「島島」設立経緯や、電子出版の制作方法を、作家としての悪戦苦闘を綴った手記の連載がスタート
https://www.pixiv.net/fanbox/creator/43814856
*島島公式サイト
https://daisukenishijima.jimdo.com/
*島島ツイッターアカウント
https://twitter.com/dbp65


dien-bien-phu

ディエンビエンフー T

世界一かわいく、世界一残酷な戦争漫画『ディエンビエンフー』を、漫画家・西島大介が自身が電子書籍レーベル化しました。その名も「島島」レーベル。約50の電子マンガストアに一斉配信されます!
著者渾身の漫画ながらも、掲載誌の終了に伴い2転3転した話題作ディエンビエンフーを、その関連漫画・も含めて紹介!ディエンビエンフーでおすすめの人気作品を探せる! ディエンビエンフーが気になるあなたにおすすめの代表作の無料試し読み、関連の漫画、動画配信情報(アニメ化・TV化・ドラマ化・映画化等)も紹介。『魔法なんて信じない。でも君は信じる。』-西島 大介,大谷 能生、『ディエンビエンフー 完全版』-西島 大介、『ディエンビエンフー TRUE END』-西島大介、『ディエンビエンフー』-西島大介、『ディエンビエンフー 0』-西島 大介など、全5作品を最新のランキング別にて紹介。
さらに「あわせて読みたい」コーナーでテーマやジャンルでの類似漫画や同じ掲載誌からもあなたが気になる面白い作品を次々紹介!巻数別、ジャンル別、新着順を簡単に絞り込み!そのうえ、気になるマンガ家の関連作品にも出会えます。

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ディエンビエンフー・西島大介が話題作を漫画家自身で電子書籍レーベル化発売

平成最大の漫画原稿紛失事件の顛末を克明に記録‐‐ 第1位‐‐魔法なんて信じない。でも君は信じる。

作品紹介

『ディエンビエンフー』シリーズで知られる西島大介が、出版社に67ページもの原稿を紛失された経緯を詳細に描く。なかなか際どい内容だが、出版社側の対応などから漫画業界全体を取り巻く状況が見えてくる貴重なドキュメンタリーになっている。

西島は全てアナログ作画。当然ながらフルデジタルの漫画家に原稿紛失事件は起こらない。紛失された原稿は『世界の終わりの魔法使い』シリーズ・第3弾の第1話と第2話。描きおろし作品だが五月雨式に送稿し、編集部が保管していたようだ。いよいよペン入れも完成し、担当編集者に「序盤の一部を描き直したいので、1話と2話の10ページ分を打ち合わせ時に持参してくれますか?」と頼むも、当日、忘れられてしまう。

けっきょく後日発送するという段になったのだが、いつまで経っても到着しない。嫌な予感がして担当に電話すると、「とっくに送りました」とのこと。しかも気をきかせて頼んだページだけでなく1話と2話を全て発送したため、全67ページ分がどこかへ消えてしまったのだ。コミックス全184ページの約3分の1である。

もはや描き直す時間はない。他誌との合同フェアも迫るなか、版元(河出書房出版)と西島の補償額を巡るやりとりが始まるのだが、これがすこぶる面白い。漫画原稿を紛失した場合の相場は原稿料の10倍とのことだが、描きおろしなので計算が難しく、かなり安い金額をつきつけられる。ところが西島が提示額に不服をしめすと、どんどん金額がアップしていくのだ。

興味深いのは、これだけのことをされても西島が河出から著作の権利を引き上げなかったこと。紛失事件は残念だが、仕事をしてきた編集者たちには信頼を置いているのだ。だからこそ、こうやって顛末を漫画にして世に送り出すこともできたのだろう。それにしても肝心の原稿はどこに消えたのか? 最大のミステリーはいまだ残されたままだ。

『魔法なんて信じない。でも君は信じる。』の8割は【面白い】でできている
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第2位‐‐ディエンビエンフー 完全版

作品紹介

第1巻の内容紹介: 二人はまだお互いを知らないーー
1965年ベトナム戦争。米軍兵士ヒカル・ミナミは、ベトコン最強の美少女ゲリラ兵士「お姫さま」に出会い、恋におちた!

『ディエンビエンフー』IKKI版全12巻を「完全版」として電子刊行。ベトナム・エッセイ「アオザイ通信」も完全収録

アマゾンより引用-リンクは表紙画像から

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ブックライブ青年
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第3位‐‐ディエンビエンフー TRUE END

『ディエンビエンフー TRUE END』について
  • このマンガがすごい!2019 オトコ編 第43位
作品紹介

加速する戦争文学――!
西島大介の未完の大長編『ディエンビエンフー』ついにトゥルーエンド(本当の完結)へ。
米軍完全撤退直前、ベトナム戦争末期1973年。敗れたヤーボの仇を討つべく、グリーン・ベレーの美少年ティムは立つ。

【著者コメント】

「本当の完結」を宣言しスタートした本作も、既に折り返し地点を越え、物語はこの第2巻で3分の2までを消化。本巻のラストを飾る第12話の舞台は1973年2月の旧正月(テト)。角川版でもIKKI版でも繰り返し描いた「冒頭のラストシーン」まで、残り1ヶ月というところまで物語は進行しています。ヤーボ大佐の復活フラグを完璧に折って殺した1巻に続き、今回の2巻ではその息子たるティムが死闘の末に果てます。全ての登場人物が死に絶えて、ようやくこの物語は完結を迎えるはず。非情なる物語、その終焉までどうかお付き合いください。
双葉社新装版には未収録だった「アオザイ通信」を再構成したエッセイコミック『アオザイ通信完全版 #2~戦争と歴史~』も「双子のライオン堂」から発売中!(西島大介)
※電子版には西島大介が責任編集を務める地下新聞『Điện Biên Phủ Press TRUE END』Vol.1を収録(アマゾンより引用-リンクは表紙画像から)

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混乱する環境を描くことで戦場とは何なのかを示そうと‐‐ 第4位‐‐ディエンビエンフー

『ディエンビエンフー』について
  • このマンガがすごい!2008 オトコ編 第16位
作品紹介

『ディエンビエンフー』を読んで、「こんなの全然リアルじゃない」と言うのは簡単だ。右往左往しながら死んでいくかわいい3頭身のキャラクター、超越した強さのヒロイン・プランセス、指揮官を簡単に殺してしまうグリーンベレー…確かにリアリティはない。でもこの作品は名作だ。

舞台は混乱のさなかのベトナム。主人公は米軍の新米戦場カメラマン・ヒカル。敵ゲリラでありながら、舞うように戦い、ヒカルの命を幾度も救うプランセス。プランセスを追うグリーンベレーの“野良犬たち”。

ヒカルとプランセスの関係を縦軸に、プランセスと野良犬たちや米軍との戦闘を横軸にしながらストーリーは進んでいく。

『ディエンビエンフー』がリアリティを捨て、かわりに得たものは何なのか。それは戦場への新しいアプローチと速度感なのではないか、と個人的には思う。

戦争に行ったことの無い僕には、戦場の空気は分からない。ただ戦場に放り込まれた人間が、どのように考え、どのように行動するのか、想像することは出来る。漫画家は、状況と照らしながらキャラクターの心理をなぞってリアリティを設定していく。

西島大介氏は、その「予想の感情」の表現をあえてせず、あえてリアリティの無い要素を重ねて描くことで、「戦場での混乱」という状況を描こうとしているように僕には思える。感情面からではなく、混乱する環境を描くことで戦場とは何なのかを示そうとしたように思える。

速度感については、プランセスと野良犬たちの死闘を一読してもらえれば説明の必要はないだろう。3頭身にディフォルメされたキャラクターだからこそ得られる躍動感。なるほど。横長のコマの多い漫画の中で、縦長の人物像は動かないのだと、気付かされた。

『ディエンビエンフー』は、他の戦争漫画とは明らかにアプローチの違う漫画だ。賛否はあるかもしれない。しかし、見てみる価値はある。その表現は漫画の先端の一辺を担っている。

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  • バカみたいに律儀にベトナム戦争を描く

    「2つのディエンビエンフー~あらかじめ失われたハッピーエンド」 ナイフを持ったお姫様とカメラを持った王子様が出会うベトナム。 「ボーイ・ミーツ・ガール」の極北にして、ひょっとすると究極の愛のカタチを描…

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バカみたいに律儀にベトナム戦争を描く‐‐ 第5位‐‐ディエンビエンフー 0

作品紹介

「2つのディエンビエンフー~あらかじめ失われたハッピーエンド」
ナイフを持ったお姫様とカメラを持った王子様が出会うベトナム。 「ボーイ・ミーツ・ガール」の極北にして、ひょっとすると究極の愛のカタチを描いた ベトナム戦争マンガの傑作「ディエンビエンフー」。

2つのバージョンを持つ(作者によるセルフリメイク)この作品は、いずれも1973年の、アメリカ軍が撤退しようとする混乱のサイゴンから始まる。
新旧どちらの「ディエンビエンフー」でも、爆死した恋人達の「互いに握り締めたまま切断された手首」から 幕を開ける。

いや、普通に考えれば、おそらく主人公たちの手首なのだろう(違ったら本気で笑う)、1965年に始まる2人の物語の 結末は「爆死」と、その冒頭で示されてしまっている。
そして舞台は1965年のアメリカ軍の本格介入が始まった時期に戻ってくる。つまり、この作品は「8年間」というベトナム戦争のクライマックスからエンディングまでを律儀に描写するつもりなのだ。

一体、どんな壮大な物語を「西島大介」は描くつもりなのだろうか?
例えば生井英孝の「ジャングルクルーズにうってつけの日」、例えばキューブリックの「フルメタル・ジャケット」、例えばティム・オブライエンの「カツィアートを追跡して」。
いずれも、数年分以下(もしくは数ヶ月、数週間以内)のスパンでしかベトナムを描写していない。(あと、ちなみにお姫様の設定にはオブライエンの短編「ソン・トラ・ボンの恋人」の影響もうかがえる)

 だが、ベトナム戦争の本質とはそんなものではない。

ダラダラと・・・フランスとの戦いから数えると、実に30年近くダラダラと続いた、不毛で皮肉な 「日常化」こそが、この戦争の本質なのだ。(さらに皮肉なことに、現在のベトナムは 社会主義を捨て、経済活動に邁進しつつある。たとえばイラク戦争に参加するPMC=民間軍事会社のオペレーターたちが愛用する装備品メーカー BLACKHAWK社の工場はどこにあるかといえば、これがなんとベトナム。皮肉としか言いようがあるまい)
では、どうすれば、この戦争の本質にアプローチ出来るのか?
簡単だ(方法論としては)。

少なくともアメリカが介入してからの8年間を延々と描写すればよいのだ。 無論、そんなことは、普通は思いついても誰もやらないだけなのだが。
だが、恐ろしいことに現在、連載されている「ディエンビエンフー」は、その手法で、 バカみたいに律儀にベトナム戦争を描いている。
それだけでも、どれだけ真摯に、どれだけ覚悟を持って、西島大介がこの作品に向き合っているか判ろうかというものだ。

個々のエピソードをここで語ることは不毛だし、文字数の制限もあって、あまり意味が無い。
だが、この手法を選んだことこそを意識して読むことで「ディエンビエンフー」は、その姿と表情を変えるはずだ。

巻末に掲載された年表を見て「30年」もしくは「8年」という時の長さを今一度考えてみてほしい。

そして、最期に、もし可能であるならば、個人的に作者にお願いしたいのは『トリポッド』の完全漫画化である!これこそ、未来の全人類にとっての「ベトナム戦争」の物語なのだから!

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