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漫画『魔女-五十嵐大介』は面白い?かんたんスタンプ評価・みんなの感想・レビュー・関連情報もっと見る

『魔女-五十嵐大介』をおすすめ!  魔女-五十嵐大介の面白さを感想レビュー、みんなの評価点数と口コミ関連情報で紹介。  魔女-五十嵐大介は「IKKI」と「ヒロイン漫画」と「ダークファンタジー漫画 2000年代」と「異世界ファンタジー漫画」と「五十嵐大介」とにランクインしています。  このページでは魔女-五十嵐大介の作者・五十嵐大介先生の他の漫画や魔女-五十嵐大介が好きな人のためにテーマ・ジャンルでの類似漫画、お気に入りの漫画家の他の作品(過去作)、同じ掲載誌などからの面白い漫画も探せます。さらに各社の無料試し読みサービス比較表付き。  そしてあなたの評価を30秒で簡単にSNSシェアできる!【スタンプ点数評価】付き。  この作品を面白いと思う人のために最新刊~完結情報までしっかり紹介♪  魔女-五十嵐大介の最新刊は『魔女(2) (IKKI COMIX) 』  動画配信(動画配信各社の比較付き)・予告動画・声優・出演者・監督の関連情報も随時紹介!

公開日:2004年04月30日
更新日:2022年07月29日

作品紹介

3年前・アジア西端の小国。その首都に滞在する英国人の少女ニコラは、バザールで働く青年ミマールに恋するが、結局は彼に振り向かれることなく帰国した。だが、自尊心の高いニコラは屈辱をずっと忘れず、富と名声、そして“世界の秘密”を手に入れた後、“力”を使いバザールの相談役たちを怪死させる事件を引き起こす。ニコラの復讐の魔の手は、ミマールの愛する孫娘・ハセキへと…

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 4  [ストーリー性 4 | キャラクター性 4 | 画力 4 | 読後感 4]

魔女-五十嵐大介のオススメ感想レビュー

「これは無理がある」と全く思わせない幻想奇譚

魔女 第2集 (IKKI COMICS)

ストーリー性
キャラクター性
画力
読後感

見た途端に、まさかの「ジャケ買い」。この一線を画したような、吸い込まれそうな眼が光る表紙に、タイトルが真ん中にドカッと『魔女』。静謐でいて力強いオーラを放つ、書店の片隅にあったこの2冊に自然と手は伸びてしまっていた。まさに一目惚れだった。

買って読んでみて直感、これはきっと「タダじゃ済まされない作品」だと。そして2周目にして実感、これは「そう簡単に売れるなんてものじゃない」と。勿論、最大級の褒め言葉。面白いとか楽しいとか、そういった括りで評価が出来ない幻想的大作……これに出会えたか出会えなかったかで、マンガ読みとしての自分のあり方に大きな差が出来たのだろうなと、本気でそう思った20歳の春。

まず圧倒させられるのは、五十嵐大介氏の描く世界の緻密さ。『SPINDLE』では、下手な旅行の写真よりもよっぽど現地の市に生きる人々の息遣いが伝わってくるようだし、『KUARUPU』では、その鬱蒼とした森の描写が読んでいるこちらにまで湿り気を運んでくる。そして、何よりも「眼」。描かれる魔女達の「眼」。極論、この眼を見るためだけにこれを読んでも全然アリだとさえ言ってしまえる。

そしてやはり何が凄いって、一見とっつきにくそうな幻想奇譚であるにも拘らず、読んでいて「これは無理がある」と全く思わせないところ。説得力で満ち溢れている、というわけでもないけれど、この物語たちに疑問を挟むような余地は少しも残されていないように思われる。心が赴くままにこの連作を読んだ時、明らかに今までの自分とは違う自分になってしまったような、そんな浮ついた奇妙な感覚を受けてしまった。大自然の中にこの身を置いてけぼりにしてしまったような。正直な話、とてもそういう意味では「怖い」作品なのだとも思う。本当に良い意味で、読み終った時に「これは何なんだ?」と思えれば、きっとその読者の中で『魔女』は生き続ける、そんなようにも感じられる。

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美しく聡明で人と同じでも人よりちょっと優れている。魔女と呼ばれる女性達の物語

魔女(2) (IKKI COMIX)

ストーリー性
キャラクター性
画力
読後感

人心や空気を読むことに長け、神に通じる。
時に美しく、そのために男を翻弄し、かつ聡明で人の心を惑わす。

点描画のような独自なタッチで描かれる魔女伝説は、懐かしいおとぎ話を読むように心に沁みてくる。  

知らずに織ったタペストリーには、ある「伝言」が紡がれていた。織った少女は愛憎から派生した騒乱前夜の街イスタンブールへと旅立つことに。(「スピンドル」)。 

宇宙から帰還した宇宙飛行士が持ち帰ったもの。そのために町はカンブリア紀へと立ち戻って、でたらめな生命が爆発的に繁殖してしまう。
普段は山奥で自給自足をして暮らす魔女は混乱状態を解決すべく行動に出る。(「ペトラ・ゲニタリクス」)。

世界中に、魔女と呼ばれる女性達が確かにいた。
それは人よりも優れた能力を持つために、人の間で目立ってしまっただけなのかもしれない。

いつの時代にも世界中で実在した、ちょっと不思議な女性(魔女)達の物語。実は異世界へ通じる道(手段)はいつも自分達の隣にあるのかもと感じさせてくれるマンガでもある。

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五十嵐さんの作品は動いている。故に音を立てている

魔女 第2集 (IKKI COMICS)

ストーリー性
キャラクター性
画力
読後感

動いているものからは音がするものだ。

先日、大学の哲学の講義でおもしろい話があった。有名な数学者ピタゴラスは自身の教団の中で、「音と数学の探求」を試みていた。彼は弦楽器の「美しい音」に秘められている「神の業」は何かを弦の長さの比を用いて解き明かそうとした。ギリシアでは古くから「音楽は人間が神から直接に授けられたもの」と考えられていた。動くものからは音がする。天体も動いている。では宇宙の音とはどんなものであるかと。「宇宙の秘密」を解く鍵は「音」であり、それを探求するために「数学」があったのだ。私たちの数学の概念とはまったく異なる、なんともロマンチックな「数学」の一つの起源である。

五十嵐さん―、私は五十嵐大介をこう呼んでいる、の作品は動いている。故に音を立てている。そしてその音は受け手に共鳴し、何かを引き出してくれる。それは例えば、幼い頃に家族は本当の家族ではなく、彼らは宇宙人だと信じていた、天井の木目が自分に笑いかけてきて眠れなかった頃の感覚。我々の忘れていた大切な感覚。自分だけが秘密を知っていた頃のこと。

「魔女」は短編からなるオムニバスである。地域、時代を超えて、呼称は「魔女」に限らずとも彼女たちは存在する。宇宙と対話し、無限の力を持つ彼女たちの「動く音」に、我々は自身を傾けずにはいられない。

また、こうも思う。五十嵐さんの作品は倖せだと。素材は彼によって丁寧に料理され、受け手にしっかり咀嚼され消化される。まるで、彼の作品に出てくる料理のように―。

 料理といえば、「魔女」では他の五十嵐さんの作品に比べて食べ物の描写が少ないが、彼の作品に登場する食べ物はとても魅力的であることを特筆しておく。

五感、ともすると「第6感」までくすぐってくるかのような五十嵐さんに、ちょっと嫉妬してしまいながら、この紹介とも感想ともつかない文章を締めくくりたい。

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漫画の絵は物語のためでなく、自身のために独立できると教えてくれる

魔女 第1集 (IKKI COMICS)

ストーリー性
キャラクター性
画力
読後感

僕は12歳の頃、ブタの鼻を「横長の楕円の中に点ふたつ」と描いていた。実際のブタを見る機会が少ない都会育ちの僕がそれを誤りと知るには、無垢な子供たちが奔放に描く落書き、或いは五十嵐大介の漫画を「視る」べきだった。

隣と同じように…という思いが、世界のありのままを直接捉える事をためらわせるのか。それよりは、共通の記号を使い、認識を共有した方が安心できる。 重ねられてゆく記号の模倣は、豊かな世界のありようを単純化してゆく。それらは情報量が少ないぶん飲み込むのに時間はかからないけれど、そこに本来の世界の様相は見えるだろうか。 日本漫画における記号化やデフォルメ技術は世界一だろう。それは素晴らしいことだけど、時に、子供の奔放な落書きや、美術館に飾られたファインアートを前に、ギクリとする。漫画の可能性の中で何かが置き去られていないかと。

目は最初から目、髪は髪、背景は背景として、既存の記号を模倣し、時に少しアレンジした所で、世界の豊かさ、風の匂いや土の重みは取り戻せない。 黒インクのペンを思うまま奔放に走らせれば、少し見辛くもなるかも知れない。けれど、子供の奔放な落書きが時に何が描いてあるか分からないのと同じく、それは活き活きした豊かさの証であると、僕は思う。あとは受け手が、豊かだが処理に時間のかかるものを求めるのか、貧しくとも手軽なものを求めるのかだ。

漫画の役割は様々だ。物語の説明が第一目的なら、情報の明確さや伝達の効率の良さから考えて、記号化やデフォルメはとても有効な技術だと思う。 けれど一方で、絵は何よりもまず、物語のためでなく、純粋に絵自体のために存在して良いということを忘れてはいけない。ファインアートで許される――むしろ歓迎されるそのことが、漫画ではダメ、ということは無いはずだ。 ありのままの世界を紙上に再現してみせる五十嵐大介という漫画家が、それを教えてくれる。漫画の絵は物語のためでなく、自身のために独立できると。 『魔女』は教えてくれる。行動や言葉でなく絵柄そのものが、新たな物語を、感動を、形づくると。 それは漫画という表現媒体全体の可能性を提示する。

見開きに宿る森羅万象。「視る準備はできている?」 ようこそ。五十嵐大介の世界へ!

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ここに描かれているのは魔女の話。

魔女 第1集 (IKKI COMICS)

ストーリー性
キャラクター性
画力
読後感

ここに描かれているのは魔女の話。

「“大いなる魔女”は大きな力や、ずっと昔から未来へとつながる“流れ”の呼び名。わたしはその一部にすぎない。“森”はそこにはえている木のことではなくて、そこにある全ての命、光や時間がかたちづくるものでしょう。そこにいる事に気づいたときから、誰だってその森の一部になる。それと同じ。わたしは…ただ、気づいただけ。」(「PETRA GENITALIX」)

有限の世界の住人が挑むのは至難の業であるものの、五十嵐大介は選りすぐりの言葉と全身全霊を解き放つことでなしえた描写で、奇跡的にその世界を立ち現せたのである。
ミラに「遥か別の場所で生まれたコトバが、あなたを通して語られる事もある」と教えられたアリシアのごとく五十嵐は、有限のわたしたちには触れることもできないものを語ってみせる。

「お前の役目は“古く大きな知恵”からの伝言をそのまま伝えるべき相手に伝えることだ。」(「SPINDLE」)
「僕らは小さな魂から抜けだして、大きな魂に生まれ戻るだけだ。」(「クマリ」)
「耳をすませば鼓膜が音の振動を受けとめるように、全身をすましたとき、目や腕や内臓全部。「想い」や「心」がうけとめる。世界のうたう「うた」を。」(「うたぬすびと」)

けれどもわたしたちは、大いなる流れを傍からぼんやりと眺めることしかできないわけではない。
「あなた自身のからだで…世界を確かめていきなさい。」(「PETRA GENITALIX」)というミラの言葉は、言うまでもなく、かつては無限の存在だったわたしたちにも注がれている。

そして読んだ後のあなたには、きっと世界が異なった相を見せてくれる。いや、ずっとそうであったことにわたしたちはようやく気づくはずだ。
ためらうことなく、それを祝福と呼ぼう。

投稿者 レジオ  

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