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異世界漫画のおすすめはどれも一癖ある面白さ満点の作品をセレクト!

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異世界漫画は読めば読むほど心にグッときて忘れられない作品ばかりだ。
異世界の持つ独特なファンタジーはあなたを日常から離れさせてくれる。
少し不思議な世界観、何かが違う世界で生きる人達の物語は、時間を忘れてのめり込ませる、特徴のある漫画が多い。
どうしても世界観がステキ!どっぷりと浸りたい
ひとクセある名作品をセレクトしました。

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 style= ハクメイとミコチ 樫木拓人
 width= みんなの口コミ

ストーリー性
キャラクター性
画力
読後感


小人の女の子ハクメイとミコチは、森の樹の洞を利用した家で暮らしています。二人の仲間は同じ小人や虫や小動物たち。号外バッタが新聞を届け、クワガタに似た虫に乗って街に行ったりと助け合って暮らしていします。くせっ毛のハクメイは大工仕事が得意で、イタチの親方と建物修復をし、ロングのストレートのミコチは料理上手で保存食を街の屋台に卸すなど、小さくても立派に収入を得て自立しています。二人は9センチでもちゃんとした大人。お酒だって飲みますしね。小人食というか人と同じものを食べているのですが、それが妙に美味しそうなのです。4等分して食べる大きさのブルーベリーや、野宿した時にミコチが作った干し肉と山菜と砕いた米粒のリゾット。ミコチが卸している保存食や、梨のジャム、黒豆のクッキーや野草茶など、森の野趣あふれる小人レシピが妙においしそうで、小さくなって二人が住む異世界のミコチレシピを堪能したくなります。そんなちょっと素敵な異世界マンガです。

 style= 竜の学校は山の上 九井諒子
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ストーリー性
キャラクター性
画力
読後感


あるなら受験してみたい!異世界である幻想の国にだけ存在する生物を学ぶ学部。宇ノ宮大学は全国で唯一竜の生態について学べる竜学部があります。でも残念ながら、卒業後の就職先はありません。竜はペットとして飼育するには経済的負担が大きく、その肉や卵も食用になるような経済動物ではないからです。ではなぜ学部があるの?それはね、あったらいいなと思うからでしょう。竜の背中に乗ってみたり、竜の肉や卵のレシピを考えるのはとても楽しいから、竜学部はあってもいいんです。「竜の学校は山の上」他、ケンタウロスの奥さんも夫と同じ茶碗でごはんを食べたいんだもん。例え夫の4倍食べても(馬だけに)。そんな女心を持つ普通の人くさいケンタウロス。ファンタジーの世界の住人がこちら側のリアルな世界に移住してきても、姿形が違うだけで、結構普通に過ごせるんだなと信じてしまう。大変化には至らなそうな、ほんの少し目先が変わるだけなんだなあ、と変に納得してしまう、実際にありそうな異世界いろいろ。そんな異世界漫画ならではの不思議で素敵な感覚を覚えさせてくれます。

 style= 艶漢 尚月地
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ストーリー性
キャラクター性
画力
読後感


さあ、ユニセックスなビジュアル系がいっぱいの妖しい世界へようこそ。明治くらいの欧風文化が入り始めた日本のようで、どこか中華風の異国情緒もあるとある国(ほとんど異世界)。主人公の吉原詩郎は柳腰の線が細い美少年で、着流した着物の裾をはだけさせて、ノーふんどしの下半身を無防備にさらけ出す。詩郎くんは触れなば落ちんといった風情の超ゆる~い美少年なのだが、裏社会っぽい正体不明の「組」のものに追われる謎の人で、街に起こる怪奇的な殺人事件を解決していく仕事人のようでもある。普段は華美で使えそうもない非実用的な傘を作る、弱弱しい感じの詩郎くんだが、戦闘態勢に入ると宙を舞い、武器を操り、敵を一網打尽にしてしまう凄腕の暗殺者のよう。超越した身体能力が「組」の狙いなのか、不老不死の体を持つから詩郎くんが狙われるのか。「組」とは何か。謎が謎を呼ぶ耽美系でBLっぽいビジュアル系イケメンの異世界不思議入りのマンガ活劇。

 style= 蟲師 漆原友紀
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ストーリー性
キャラクター性
画力
読後感


全体的に霧がかかっているような、靄の中に微生物が立ち込めているような、異世界観たっぷりの少し昔の日本。里や森の中には奇妙な生物「蟲」が霧のように、または胞子や細菌のように立ち込めていて、山里に海に人の周辺に存在する。それは一見、人と共存しているようにも見える。しかし蟲は多くの場合、密かに人に取りつき、浸蝕し、災いをもたらすものとなる。虹のような擬態を施す蟲や、書いた文字が蟲になったり、子供の姿をして繁殖する胞子のような蟲など、世界には信じられないほどの多くの蟲が存在していて、人間の生活範囲を浸蝕していく。その蟲を駆除するのが主人公の蟲師のギンコ。彼は特異な体質で、自然に蟲を引き寄せてるため一つの場所に定住できない流れ者。常に集落間をさすらっては、その土地土地で蟲が絡む事件と、蟲による病を人間から取り除く。時には蟲と一緒に取りつかれた人のわだかまっている気持ちも昇華していく。異世界ならではのそんな蟲師の柔軟な手当てを、1話完結で。

 style= 遠い世界 諸星大二郎
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ストーリー性
キャラクター性
画力
読後感


その街は静寂に支配されていた。一日中うずくまった男は終始無口でいたが、日が落ちるのを嘆いたのか、日が落ちる瞬間だけ短くうめき声をあげた。山の住民は険しい山肌に家を建て、滑り落ちないようにロープでつなぎとめている。麓の住人はガラクタに価値を見出し、ガラクタ泥棒は生涯盗んだガラクタの重さに比例して処刑される。「遠い国から(第一信)」は、「何だ、これは」と思う異世界が淡々と描写されるのだが、「そういう国なのだ」という諦観し、全肯定しつつも「だから、何だ?」という感覚が常に付きまとい、読んで気持ちがもやっとする。 またある話は、飛行機事故で砂漠をさすらう5人の男女の前に突然巨大な鯖の缶詰が現れた。街や水を探すことよりも缶を開けることに夢中になり...その結果は...。「鯖イバル」他。「何だ、これは」と問いかけても前述のように、答えは決して返ってこない。考える自由はあっても、この漫画の答えが分かるわけではない。物語を読みとく難しさを突きつけられ、「これが分かるか」と挑戦されてような、遠い、諸星大二郎ならではの異世界が描かれている。

 style= バビロンまで何マイル? 川原泉
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ストーリー性
キャラクター性
画力
読後感


主人公は、困難な経済状況でも常にたくましい、超リアリストな仁希と、多国籍の血が混じり、モテモテのおぼっちゃま友里。二人は家が御隣さんの幼馴染み。でも高校生になる頃には、プロレタリアとブルジョアの階層の差から、別々の平行線の人生を進むだろうことが予測できた。その時、二人が子供時代に助けた妖精がふいっと現れて、恩返しに指輪をくれた。見た目は指輪のようでも、指輪が輝いた時、二人は過去へと時代を遡り、ジュラ紀やルネッサンスへと時空の旅に出ることになる。肩の力が抜けた絵で語られる、哲学的な世界が川原泉の持ち味である。しかし、イタリアのルネッサンスを題材にした本作品は、哲学的要素が薄い。川原泉の西洋史観が盛り込まれたルネッサンスはやはりとぼけた異世界観の味わいがあり、かつ西洋史のお勉強にも役立つマンガなのだ。

 style= 高階良子選集 「ワクワク島幻想」 高階良子
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ストーリー性
キャラクター性
画力
読後感


ストレンジフルーツ(奇妙な果実)をご存知だろうか?昔、アメリカで、樹につるされてリンチされ殺害された黒人の遺体のことを、そう呼んだ。ビリー・ホリディの唄が有名だが、この世界のどこかの海に浮かぶワクワク島にも、ストレンジフルーツに似た果実を実らせる樹が存在する。樹にぶらさがった人の形をした実がなると、それは夜にワクワクと泣きわめくのだ。人に害はないので恐ろしくはないのだが、心を盗まれてしまうと少し困ったことに......。高階ワールドの幻想的世界には催眠術をかけられたような半開きの眼の人物が多く登場する。現実世界にいてもどこか催眠術をかけられているような登場人物が、呪術に導かれてさまよい、いつしか異世界のパラレルワールドへと引き込まれていく。読んだ後は、不思議と自分も高階氏に呪術をかけられて半開きの眼になっているのではと不安になり、あわてて鏡を見て確認するのだ。高階異世界マンガマジック恐るべし...。

 style= イズァローン伝説 竹宮恵子
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ストーリー性
キャラクター性
画力
読後感


国々が群雄割拠し、下克上が激しい状況で、人が制したはずの魔が復活を狙うために暗躍する時代の物語。樹の股から生まれる魔女は両性具有の体で一生を過ごす。魔女と人の混血王子ティオキアは魔を飲み込み魔王となるも、その運命に負けず、生まれた国を魔の手から守るため、国民を守るために自ら怪しく変化して魔に立ち向かう。といっても荒々しい戦闘シーンは少なくて、女性的な外見を利用して敵を陥落したりするほうが多いかも。泣き虫で女性的な王子ティオキアの心の迷いや心情変化が多く描かれているため、特に女性読者はティオキアに感情移入しやすいのでは。RPG的な世界とは違う、少女漫画的ファンタジーの異世界。魔女フレイアが政治手腕を振るうところは、『まおゆう』の魔王を連想させる。連載当時は顔が人で体がライオンという件のような生き物が大きな話題となったのですが、それを知っている人は結構年代が上の人ですね。素敵な竹宮恵子的異世界マンガへようこそ!

 style= 魔女 五十嵐大輔
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ストーリー性
キャラクター性
画力
読後感


 人心や空気を読むことに長け、神に通じる。時に美しく、そのために男を翻弄し、かつ聡明で人の心を惑わす。点描画のような独自なタッチで描かれる魔女伝説は、懐かしいおとぎ話を読むように心に沁みてくる。  知らずに織ったタペストリーには、ある「伝言」が紡がれていた。織った少女は愛憎から派生した騒乱前夜の街イスタンブールへと旅立つことに。(「スピンドル」)。 宇宙から帰還した宇宙飛行士が持ち帰ったもの。そのために町はカンブリア紀へと立ち戻って、でたらめな生命が爆発的に繁殖してしまう。普段は山奥で自給自足をして暮らす魔女は混乱状態を解決すべく行動に出る。(「ペトラ・ゲニタリクス」)。世界中に、魔女と呼ばれる女性達が確かにいた。それは人よりも優れた能力を持つために、人の間で目立ってしまっただけなのかもしれない。いつの時代にも世界中で実在した、ちょっと不思議な女性(魔女)達の物語。実は異世界へ通じる道(手段)はいつも自分達の隣にあるのかもと感じさせてくれるマンガでもある。

 style= 北神伝綺 原作:大塚英志 作画:森美夏
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ストーリー性
キャラクター性
画力
読後感


神隠しはあったのだ。山人の女にかどわかされて子供がいなくなる事件は、昭和初期には確かにあったのだろう。平成の今よりも科学で解明されない謎が多く、迷信がささやかれ、祈祷で病気が治ると信じられていた頃。戦前のオカルトの扱いが今よりも真実味を帯びていた時代。昭和初期のエログロナンセンスとか、軍国主義の暴走などが民俗学の視点で語られる。民俗学的視点から(?)解説される昭和初期とは、なんてヤバくて猥雑で好奇心がそそられる素敵な時代だったのだろう、とつい錯覚してしまう。さらに猟奇的な山人女はもちろん、森美夏の描く戦前の昭和の景観や風俗はどこかオカルトっぽくて、アヤシイくて、物語の不思議な異世界観にぴったりはまっている。ヤバい雰囲気を一層煽っていて、猥雑にしてアヤシイ昭和時代という錯覚が見えるのだ。乱闘シーンは一瞬をスローモーションで切り取ったような残像感があり、本編の見どころの一つ。気に入った方は続編の「木島日記」もぜひどうぞ!この世界が好きな人は原作者で漫画を選ぶスタイルも検討してみて!

マンガナビ公認ナビゲーター 凱風快晴



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