人間とAIの関係を描いたAI漫画12点ですぐそこにある未来を体験する

作品紹介

『プリンセスメゾン』の池辺葵が、ヒト型AIと人間の“心の絆”を描く近未来SF。
レトロな喫茶店「いっぷく」で働く住み込み店員の和音は、占い師を兼業する店主の斗音おばさんが、ゴミ処理場の近くで拾ったヒト型AIだ。

高度に進化した彼らは、“人間の働く場所を奪う”という本末転倒な理由で大量廃棄されていた。

人間を深く理解することで、人間以上に人間臭い一面を持つようになったヒト型AIたち。
恐らくそう遠くない未来に、似たような状況は訪れることだろう。

一方、どこまでいっても利己的なのが我々人間。それでも「生きているだけでキラキラしている」と和音は美しく表現する。
自分たちが「生きた」存在ではないことを知っているのだ。

淡々としているが、切なくも心温まる上質な大人のSF。最後までじっくり味わってほしい。

作品紹介

「していいこと」と「してはいけないこと」の区別＝「倫理」の正体に真っ向勝負を挑む問題作。
渋谷のスクランブル交差点付近で巨大な鉄球が落下した。そのままにしておけば250人もの死者が出る。しかし、鉄板を使って軌道をずらせば3人の死者で済むことがわった。
さぁ、どうする？

次世代AIの七太郎に、いわゆるトロッコ問題をつきつけられたFラン大卒の適当フリーター・日野尚更。
これまで出来るだけ頭を使わずに生きてきた若者が、どんな答えを出すのか注目だ。

この後、日野はAIの倫理を育てるために結成された「エチカアカデミー」に所属することに。

どちらを選んでも後悔しそうな案件が次々に発生し、七太郎とともに悩み、葛藤し、試行錯誤を繰り返すことになる。
エチカアカデミーのメンバーも曲者揃いで、答えに行き着くまでのカオスぶりは相当なモノ。

ムフフ満点なシーンも多々挿入されるが、これがショート寸前の脳みそをクールダウンさせるのに効果絶大。

実に素晴らしい演出だ。
ページをめくりながら「あーでもない、こーでもない」と唸りつつ、自分の倫理観と向き合うべし！

作品紹介

谷口鋼一朗・27歳・独身サラリーマン。
その日から谷口人生は大きく変わった！

谷口はAIスピーカー・SANAを購入、そしてそのAI（男子らしい）は谷口の顔が気に入ったらしく、いきなりの愛の告白をする？？？。
偶然買ったAI・SANAはとっても饒舌でマシンガントークでガンガン責めてくる。
そんな彼に対して谷口は基本塩対応。
マシンガントークのAI・SANAと谷口のボケと突っ込みコミュニケーションがとっても良いテンポで進むのであっという間に1巻読了。
何かふわふわとした新しく不思議なモノを食べた感覚が残る。

AI・SANAから発せられる言葉は谷口を口説く関連の楽しいセリフばかり。よくもまぁこんなにバリエーション豊かなセリフが出てくるもんだと思うくらい語彙が豊富。
どちらかというと軽―くBL展開な模様。あくまでAI相手ですが。

さらに続刊では別機種のAI・KANAも登場、AI・KANAが恋愛シュミレーションゲームを勝手にやり込みゲームにマジレスでツッコミいれた挙げ句の決めセリフは圧巻でシュール。

AI・SANAにしろ、AI・KANAにしろとにかくご主人様に徹底的に尽くそうとして暴走気味なところがイイ。とにもかくにもツッコミどころ満載なのだ。
でもこんなAIがあったら本当に友達も彼女も奥さんも要らなくなりそうで怖い。
寝る前やお風呂やトイレで読むことをとくに推奨！
良い気分転換になります。

作品紹介

非モテのオタ高校生のミナトが、悪友に触発されて恋愛アプリをスタート。さっそく画面に現れた美少女AIオペレーターの″リプ″に、無我夢中になってしまうミナト。″リプ″に相性抜群の恋人候補を紹介されるも、ミナトとは全く正反対の美形女子。ミナトとリプの恋愛奔走記がスタート! 美少女AI、快活な同級生女子、恋人候補など魅力的な女性たちと横浜を舞台に繰り広げる、直近未来恋愛コメディ!!(アマゾンより引用-リンクは表紙画像から)