ビッグ コミックスの漫画1535作を新刊順であわせて読みたい特集と著者関連作も(47ページ目)

己の鋭敏な記憶力と洞察力を武器に、依頼人の失われた過去、とり戻したい過去を探す異色の探偵・原重悟。感涙の人間模様を紡ぐ本格感動巨編！！

国際情報誌『SAPIO』に連載された「業田良家のTip　off　シアター」をまとめたコミックス。1993年から1998年初頭までの政治的な出来事を網羅。各ページごとに解説記事が載せてあり、4コマ漫画で笑った後にこの記事を読めば、当時の記憶がよみがえってくることでしょう。――橋本龍太郎、ビル・クリントン、ボリス・エリツィン、江沢民、金日成…彼らの業績を覚えていますか？　他にも、池田大作や麻原彰晃までもが登場。鬼才の政治風刺4コマ！

次々起こる難事件!! 解決へのヒントは手品のトリックにあり!? ▼第1話/マジデカ登場!!▼第2話/転落▼第3話/誘拐▼第4話/自白▼第5話/陽炎▼第6話/仮面劇▼第7話/迷宮氷解 ●登場人物/布袋種彦(警視庁一ツ箸署勤務の刑事。なぜか手品好き)、新庄タケシ(自意識過剰気味の若い刑事。警視総監の甥)、礼子(不良少女から更生し、女性刑事に。時折その片鱗が…)、島課長補佐(自らの欲望に忠実な中間管理職) ●あらすじ/警視庁一ツ箸署に赴任してきた少々自意識過剰気味の刑事、新庄タケシ。やる気満々の彼のもとに早速事件が舞い込んだ。現場はホテルの一室、人気漫才師が殺されたうえ、所持金が盗まれていた。新庄は、最近頻発しているホテル荒らしの仕業だとにらむのだが……(第1話)。▼人気作家、御影京華を育てた小山田という辣腕編集者が窓から転落、生きるか死ぬかの重傷を負った。捜査会議でこれは事故であるということに決まりかけたのだが、デビュー以来支えてくれた小山田の事故に平然としている京華を見て、約1名これに反対する男がいた……(第2話)。

死別した前妻との子供がいる夫。「子供とは成人するまで会わない」という夫の言葉を信じて結婚した妻。だが夫は、10年経った今になってその子供を引き取るという。だが、不安は時間とともに消えていき、タカシは家族に愛を教えてくれた。

建設会社のリフォーム課に勤務する太田夏子は、日々仕事に励んでいた。だが、美しい部屋を自分の手で作りたいという気持ちから建設会社に入ったものの、部下の面倒を見ようともしない上司や、人の噂話に花を咲かせる同僚や後輩に辟易し、半ばあきらめにも似たような気持ちを抱いていた。そんな夏子に、ある日、幹部候補として社の期待を背負う才媛・野島ことりが近づく…。太田夏子・野島ことり・鴨下ミキの3人は建設会社を辞めて、食器販売会社を起業した。さまざまな障害を乗り越え、がんばる彼女たちに声援を！！

バンタムズのスカウト部部長・小川完太郎、通称サッチモはチームの最下位確定で首になるどころか、監督になってしまう。野球を愛する気持ちは誰にも負けないサッチモが、持てるすべてを賭けて戦いに挑む。

坂本大樹は八州製鉄柔道部員。学生柔道選手権で優勝した日本柔道界のホープだ。彼は喫茶店で大学時代の先輩・高木を待っていた。高木はかつて一本背負いでならした名選手だが、現在はなぜか柔道から身を引き、神奈川県警の一刑事として生活している。大樹との約束をうっかり忘れていた高木は、6時間後に待ち合わせの場所に行き、ずっと待ち続けていた大樹の素直さに驚く。一本背負いという技にこだわる大樹は、自分の柔道を世界に通用するレベルに引き上げるため、高木にコーチを依頼する。高木はリスクの多い“一本背負い”に執着するなと諭すが…。

カメラマンの氷室耕太郎は自分の写真集の授賞式に出席するため、アフリカから日本へ一時帰国する。授賞式の席上、元妻の恵利子と再会した耕太郎は娘のあやを一度アフリカに連れていきたい、と彼女に伝えるが恵利子は取り合わなかった。数日後、耕太郎は恵利子にあやからと思われる数枚の写真とあやは今、行方不明だと告げられる…。

▼第1話/復活のマリア▼第2話/45歳の挑戦▼第3話/清潔な部屋▼第4話/頑ななネジ▼第5話/ホーリーナイトにぬくもりを▼第6話/華の装い▼第7話/LAST DANCE ON OLD SOUND▼第8話/ウエディング・マスク▼第9話/ペンとミシン
●主な登場人物/五島英次(「テーラー五島」の店主。素晴らしい仕立ての技術を持つ)
●あらすじ/6年もの間、「テーラー五島」を留守にしていた英次が帰ってきた。最初の客はイタリアの著名なテノール歌手、カルロ・ヴェルヴィッチ。彼が13年前に初来日したとき、英次の父が燕尾服を仕立てたのだった。当時のカルロは実力もあり、自信に満ちあふれていたが、現在ではまったく精彩を欠いて世界の舞台から締め出されている。彼の転落ぶりに疑問を持つ英次は、カルロが今までに歌ったすべての曲の記録を見るうち、あることに気が付く(第1話)。▼ある日、英次のところを若い女性客が訪れる。彼女は、ある事情から今はいない自分の父のために、背広を作って欲しいと注文する。採寸は、彼女の幼いころの記憶だけが頼りだったが、英次はこの困難な仕事に挑戦することを決める。そんな折、その女性の母親がやってきて、「私たち母娘(おやこ)の間立ち入らないでほしい。娘の依頼を断って欲しい」と言う……(第2話)。
●その他の登場キャラクター/英次の父・磯次郎(第1、2、9話)

<ご注意>希少本ですので、「在庫あり」の場合でもs-book.comのみの販売となりますことをご了承ください。また、ご注文できた場合でもお手配できない場合や、装丁等が汚れていたり、交換等も難しくなります。

▼一番勝負から二十一番勝負まで、全21話収録
●登場人物/徳盛亀之丞(80歳の高齢ながら行司の最高位である、立行司を務める相撲界の至宝?)、徳盛鶴太郎(父が引退しないため。なかなか立行司になれない亀之丞の息子)
●あらすじ/80歳の高齢ながら立行司を務める徳盛亀之丞は、もう引退したほうが身のためだと陰口をたたかかれながら、今日も大相撲の土俵へ上がる。しかし、自分の軍配に絶対の自信を持つ亀之丞は土俵の上だけの軍配では我慢できず、ある時は「プロレス」のリングで、またある時は「紅白歌合戦」の舞台に出没し、自慢の神器の軍配をふるうであった!
●その他のデータ/お役立ち情報満載の特別企画[両国の歩キ方~玄人(プロ)流~]“相撲伝統”編(一)、“こだわりの食”編(二)も収録。

▼第1話／巣立ち饅頭▼第2話／ブランド▼第3話／コネクション▼第4話／ここ一番▼第5話／課長の送別▼第6話／世間知らず▼第7話／迷惑な奴▼第8話／箸にも棒にも▼第9話／ファイト！　全国行脚（あんぎゃ）　　●登場人物／野々山希望（東都大学就職課課長・野々山希望）、中里祐美子（東都大学職課で野々山の直属の部下）、宮本肇（地方出張の多い野々山に代わって、何かと課内をしきりたがる東都大学職課係長）　　●あらすじ／学生達の間で「その座った跡に座ると就職の希望がかなう」との縁起担ぎの言い伝えがあるほど、就職指導の名人として名高い人物、野々山希望。だから、東都大学就職課に勤務する野々山希望（のぞみ）のもとには、大学に在学する学生だけでなく、卒業生や学生の親までが相談にやってくる。今日もまた、様々な悩みを抱えた就職志望者が就職課のドアをノックする……　　●本巻の特徴／就職先のことで親と衝突する学生（第1話）、小さな頃からの夢だったアパレル系の会社を志望する学生（第2話）や、野々山と古い付き合いのある大手の会社の人事課長が定年する際の話（第5話）、そしてアナウンサー試験に何回落とされても諦めない学生の話（第9話）など。人それぞれの就職や職業を通して、人生の一断面を描く。　　●その他の登場キャラクター／古沢聡（ゲームソフト会社志望の学生）（第1話）、島田大輔（東都大学の卒業生）（第2話）、今井真由（アパレル会社志望の女子学生）（第2話）、長倉（政治家の事務所のバイトをする学生）（第3話）、吉村（相撲部び所属する学生）（第4話）、坂井（野々山とは古い付き合いのある「新東洋電機」の人事課長）（第5話）、久保（就職先が決まらない女子学生）（第6話）、大山清（宮大工志望の理工科の学生）（第7話）、小沢由紀夫（温泉ホテルの跡取り息子）（第8話）、木下麻美（アナウンサー志望の女子学生）（第9話）

大作家を夢見てひたすら頑張るライター、杉苗みのりの奮闘記 ▼第1話/会社辞めます!▼第2話/家なき子▼第3話/成仏の男▼第4話/カヌーと焼肉▼第5話/母きたる▼第6話/文章の神様▼第7話/つらいぜライター PART1▼第8話/つらいぜライター PART2 ●登場人物/杉苗みのり(28歳、独身。大作家を夢見て、弱小出版社を辞めたフリーライター) ●あらすじ/弱小出版社を辞めてフリーライターになったみのり。ところが仕事もないし、お金もない、おまけにアパートまで追い出されるはめになってしまう。そこに、みのりが結婚すると勘違いした母フサから婚礼家具が届く(第1話)。▼みのりは、織田出版から貰った初めての原稿料と妹からの借金とで、どうやら家を借りることができた。ところが引越屋のトラックがいつまでもこない。そして雨まで降り出してきた…(第2話)。▼三か月前に別れた男と再会したみのり。別れた時と全く変わらず、愚痴と言い訳しか言わない彼に怒りを感じたみのりは、酒をぶっかけて帰ってしまう(第3話)。 ●その他の登場キャラクター/ミストラルのママ(第1、3話)、織田功(第4、6、8話)、望月卓也(第6、7話)、渡辺臣伎(第7、8話)

妻、娘、仕事…毎日が淡々と過ぎていくかにみえた男の前に突如ユーレイが登場？さらに会社の部下とも怪しい関係になり人生は一気に波瀾へ。

▼第1話/ミノタウロスの皿▼第2話/権敷無妾付き▼第3話/やすらぎの館▼第4話/劇画・オバQ▼第5話/コロリころげた木の根っ子▼第6話/分岐点▼第7話/▼第8話/ぼくの悪行▼第9話/老年期の終り▼巻末特別インタビュー/平山隆(『小学一年生』編集長)、藤本正子(藤子・F・不二雄婦人)▼藤子・F・不二雄プロフィール▼掲載誌一覧●登場人物/オレ(故障した宇宙船の乗組員。地球型の惑星に不時着する)。ミノア(“本年度ミノタウロスの皿”の栄誉に輝く少女)。(第1話)▼男(やり手の会社社長。毎日の激務の中で胃を壊し、ガンではないかと疑っている)。医師(男の友人。男の疲労ぶりを見かねてアドバイスする)。(第3話)●あらすじ/乗っていた惑星間航行ロケットが故障し、生き残ったのはオレ1人。水、食料ともに底をついたが、救助艇がくるのは23日後だという。やっとの思いで不時着した地球型の惑星。そこには低い段階ながらも文明があり、ミノアというかわい子ちゃんとも出会うことができた。ところが、その文明というのが実は……(第1話)。▼会社ではやり手の社長として、頼りない専務の息子にいらだちつつ乗っ取りの陰謀と戦い、家では学生運動で留置所から帰ってきた息子を叱りとばし、愛人宅では大金をせびられる。男の神経は極度に張りつめて、疲れ切っていた。相談を受けた医師である友人は、男に一度「やすらぎの館」へ行ってみることを勧める……(第3話)。▼遅筆で知られる小説家・大和のもとへ、原稿の催促にやってきた新米編集者の西村。外で偶然に出会った2人だったが、大和の家に着くなり、大和は妻を殴り飛ばした! 実は、大和は編集者の間でもうわさの家庭内暴君だったのだ。そして大和の妻は何 もいわずに、それに耐えているのだったが……(第5話)。●本巻の特徴/巻末のインタビューでは、当時すでに児童マンガの第一人者だった藤子・F・不二雄氏が、初の大人向け作品『ミノタウロスの皿』(昭和44年『ビッグコミック』掲載)を執筆する経緯が語られている。

平凡だがささやかな幸福に生きたいと関東卍組から逃げ出した影は、幼いころより殺人マシーンとして育てられたヒットマン。追手をまいた影は顔に死相の現われた男を見かける。その男の頭上に鉄骨が落ちてくるがすんでのところで影が助ける。男は田中一郎という覇王建設の社員で、専務の息子正臣の妊娠した愛人を妻として押しつけられていた。影は田中一郎が命を狙われていることに気付く。

▼第1話/祇園のリンダ▼第2話/女子プロレスの資格▼第3話/山吹復活▼第4話/旗揚げ宣言▼第5話/金の卵▼第6話/オーディション▼第7話/再会▼第8話/ヨーイ・ドン!!▼第9話/一次合格者▼第10話/二次審査▼第11話/最終結果●登場人物/林田鈴(プロレス大好きの京都・祇園の舞妓、通称リンダ)、山吹涼子(女子プロレス界のスター選手)●あらすじ/リンダは“鈴太”という源氏名の祇園の舞妓。きゃしゃな外見に似合わず好きなものはプロレスで、今日もなじみの客である“キムちゃん”こと木村(会社社長)にプロレスの技を決めてしまった。しかし、その豪快な性格が魅力の彼女は、いつもあちこちのお座敷から引っ張りだこなのである。ある日、リンダは本屋で憧れの人・山吹涼子に関する記事を見つける。山吹涼子は元東日本女子プロレスのチャンピオンで、惜しまれながら引退した人物。その山吹が復活するという……(第1話)。▼心の師と仰ぐ山吹涼子の復活戦があると知ったリンダは、試合が見たくていてもたってもいられない。彼女にベタ惚れのキムちゃんが、なんとかそのプラチナチケットを手に入れようと頑張ってくれてるけど……(第2話)。●本巻の特徴/この第1巻ではリンダの生い立ちが描かれる。そこに彼女がなぜ山吹涼子に憧れプロレスが好きになったのかという理由があった……(第7話)。また、彼女は山吹涼子が立ち上げた新団体のオーディションに挑戦する(第8話)。●その他の登場キャラクター/リンダの親友で山吹組の新人・関咲子(第7~11話)、山吹組の新人・木藤忍(第8~11話)、山吹組の新人・英かおり(第8~11話)、山吹組の新人・伊村千春(第8~11話)<ご注意>希少本ですので、「在庫あり」の場合でもs-book.comのみの販売となりますことをご了承ください。また、ご注文できた場合でもお手配できない場合や、装丁等が汚れていたり、交換等も難しくなります。

●登場人物/馬久根昭一(自称バクネヤング。地球を征服することが夢らしい。)薬蓙松五郎(○×組三代目組長。馬久根に捕まる。)剃神輝一郎(大阪府警本部長。)城山秀明(馬久根の中学時代の担任。それ以来、馬久根を恨んでいる。外人部隊帰りで○×組のボディガード。)●あらすじ/バクネヤングは○×組内の芋風組を独りで壊滅させ、○×組組長の松五郎を誘拐する。馬久根は松五郎の身代金として500兆円を提示する。そのころ馬久根の卒業した中学を訪れた警官は、担任をペットのように鎖でつないでいる写真と、地球を征服する夢が書かれた作文を見る。馬久根は松五郎を連れたまま大阪城に立て籠もり、観光客の老人も人質にしてしまう。府警本部長の剃神はフランスから緊急帰国する。そして、記者の前で24時間で解決してみせるというのだった。剃神は警察内でも秘密にされている特殊班を使って乗り込むことを考える。剃神達が大阪城に乗り込もうとしたとき、自分達で組長を取り返そうとする組員達もなだれ込んでくる。●登場人物/馬久根昭一(地球征服を狙う変わり者)薬蓙松五郎(日本ヤクザ界のトップボス)<ご注意>希少本ですので、「在庫あり」でご注文できる場合、装丁等汚れていることがありますことをご了承ください。在庫がかなり少ないため、交換等も難しくなります。

▼第1話/丸い輪▼第2話/宇宙虫▼第3話/島にて▼第4話/突撃!悪魔くん▼第5話/親講談 宮本武蔵▼第6話/テレビくん▼第7話/ベーレンホイターの女▼第8話/妖花アラウネ▼第9話/やまたのおろち●あらすじ/秋の終わりの頃、少年・久太の妹が肺炎で死んでしまった。それから1か月後の冬、大雪が続いたため、久太は毎日妹の墓の雪を落としに行っていた。そうするうちに春が来て、久太が妹の墓のことなど忘れて遊んでいると、草むらで「丸い輪」がぽっかり浮かんでいた。久太がそこに入ってみると……(第1話)。▼アメリカの宇宙飛行士たちが月に行ったとき、「宇宙虫」が飛行士の卵を産みつけていた。その卵はその後、なぜか凡太の爪の間に潜り込んでいた。ある日、凡太が漫画を読み終わった時のこと、その卵を孵ったようだ。虫眼鏡で見てみると、今まで見たことのない虫が机の上にいた。凡太はこの虫を飼おうとしたが、両親に怒られ、泣く泣く池に捨ててしまった。1か月後、池に行ってみると、虫は繁殖し、生活も進化していたのだった(第2話)。▼ある生活苦の漫画家がいた。電車賃にも事欠くような生活をしていたが、1か月ぶりに原稿が完成、ようやくまとまったお金が手に入りそうであった。だが、出版社が倒産し、3か月前にもらった約束手形が不渡りになってしまう。このため、不動産屋から立ち退きまで宣告されてしまった。このことで言い争いになってしまった二人。そして話は、法廷で争うというところまで発展してしまい……(第4話)。

九州男児、暮内天馬が柔道の武者修行のためやってきた関東で大暴れ！！　真の天才の生き様と成長を青春の巨匠、吉田聡が描く脳味噌筋肉系男道譚！！

柔道部員の策略によって、編入早々天馬が重量級高校チャンピオンと戦わされる。数十キロもの体重差をはねのけて、天馬はチャンピオンと互角の戦いを繰り広げるが…。

▼第1話/ゴルゴ13〝白夜は愛のうめき〟▼第2話/ディンゴ〝ボンボヤージ〟▼第3話/追伸▼第4話/娼婦ナオミ物語〝千と九十五日目〟▼第5話/影狩り〝藤堂32万石〟▼第6話/無用の介〝牙……無用の介〟▼第7話/霧の夜は走るな▼さいとう・たかをインタビュー▼さいとう・たかをプロフィール●あらすじ/マンハッタンのバーで床に倒れ込む女。旅立ちの飛行機の中でその女と偶然再会するゴルゴ13。彼女は愛する男に裏切られ、その男を誤って殺してしまった哀しい過去を持つのだった。一夜をともにし、部屋を出ていくゴルゴの背中に、彼女は「お別れね」と淋しそうに呟く。契約を遂行すべく湖畔の城に立つゴルゴ。仕事を終えた彼の前にあの女が現れる。殺しの現場まで追いかけてきた彼女に驚くゴルゴ。彼女を撃つ銃の音が、悲しく響き渡る。ゴルゴ13は決して殺しの証拠を残さない……●本巻の特徴/出版社の垣根を越えて集められた、さいとうたかをの代表作の数々がこの一冊に。作者には珍しい短編作品「追伸」(『ビッグコミック増刊号』1971年掲載)や、時代物からハードボイルドまで、多彩な〝さいとう・たかをの世界〟を楽しめる全7編を収録。巻末のインタビューでは「成年コミックの誕生とワシ」と題して、さいとうたかを氏と『ビッグコミック』の関わりが語られている。

血縁関係のない三人の女性と家族のように暮らす平井和男の奇妙な日常。 ▼第1話/何万光年の夜▼第2話/残された者たちの朝▼第3話/クールブルースカイ▼第4話/水の星の水の家族(前編)▼第5話/水の星の水の家族(後編)▼第6話/星の降る里 ●登場人物/平井和男(通称・びんちゃん。バイク便のバイトをする21歳の大学生)、麗子(通称・姉貴。出版社に勤める26歳のOL)、おばさん(生命保険の外交員。35歳)、ママ(クラブのママ、42歳。本名・藤沢塔子) ●あらすじ/バイク便ライダーをしている平井和男は、血の繋がらない三人の女性とひとつ屋根の下で家族のように暮らしていた。それは、小さな出版社に勤める麗子。哀しい過去を持ちながらも保険外交員として明るく生きる“おばさん”。そして、みんなから母親代わりとなっているクラブのママの三人。この三人の女性から“びんちゃん”と呼ばれて家族のように暮らしながらも、彼はその三人すべてと男と女の関係を持っていた。この奇妙な生活を続けていた“びんちゃん”だったが、ある日カナと名乗る女性と出会ったことで、その生活が少しずつ変化し始める……(第1話)

あだち充が贈る、じんべえと美久の不思議な“父娘”の物語!! ▼第1話/キーパー▼第2話/ライバル▼第3話/娘2人▼第4話/夏紀行▼第5話/先の夢▼第6話/卒業旅行▼第7話/父と娘 ●登場人物/高梨陣平(死別した妻の連れ子・美久と二人暮らし。水族館に勤務している。通称・じんべえ)、高梨美久(陣平の娘。だが、血のつながりはない)、宮下(美久の実の父親。陣平の大学時代の先輩) ●あらすじ/水族館に勤務するじんべえこと高梨陣平は、血のつながらない娘・美久と二人暮らし。ある日、美久がふらりと水族館に現われた。美久が持っている紙袋を見てじんべえは、買い物のついでに寄ったものだと思っていた。だが、この日は美久の誕生日であったのだ。2日後、誕生日にようやく気付いたじんべえ。しかも、美久が持っていた紙袋は、彼女の実の父親・宮下からのプレゼントであったことにも気付き……(第1話)。▼ある日じんべえは、美久が通う高校のサッカー部のエース・寺西の練習相手になった。その帰り道、美久はじんべえに寺西から交際を申し込まれたことを知らせる。だが、じんべえの反応は淡泊なものだった。またある日、美久は見合いをしたじんべえの態度がまんざらでもなかったという話を聞く。この頃帰りが遅いこととも重なり、じんべえの動向が気になる美久だが……(第2話)。▼じんべえの大学時代の後輩・大柴が結婚した。彼らが新婚旅行に出かけている5日間、じんべえは新婦の連れ子・千里を預かることになった。血がつながらなくてもこんなに素敵な親子がいる、ということを千里に教えるためだった。血のつながらない「理想の親子」を懸命に演じるじんべえと美久だったが、千里の反応はどこか素っ気無かった(第3話)。 ●その他の登場キャラクター/美久の同級生・寺西(第1~3、6話)