ネコ好きじゃなくてもハマる【猫が脇役でいい味】な猫漫画45作(2ページ目)

作品紹介

一匹の猫を助けた主人公ハルが、なんと！恩返しとして猫の国の王子と結婚させられることに！

大変ハタ迷惑な恩返しをうけ、ファンタジックな冒険に出ることに。
とっても楽しいラブコメファンタジー。

実は？「猫の恩返し」の主人公は吉岡ハル、でもバロン男爵の存在感が圧倒的でした。
そしてもう一匹の猫を忘れてはいけません。バロンと一緒に「耳をすませば」「猫の恩返し」両方に登場しているのがムタちゃん。

あのでっぷりしたフォルムと、切れ長の目、ちょっと憎たらしい感じがかわいらしい。たくさんの個性的でかわいらしい猫ちゃんが何匹も登場する中でこちらの存在感もしっかりありました。

映画「猫の恩返し」が漫画「バロン～猫の男爵」としてコミカライズされています。これは宮崎駿監督の依頼で、柊あおい氏が書き下ろした原作漫画。

とにかくキザなバロンがカッコイイ！
紳士的で冷静沈着なわりに、映画とはちょっと違った茶目っ気があるのが原作版バロンの魅力。映画とは違う黒っぽいタキシードに身を包み、華麗にステッキを操るその姿は、ハルでなくても惚れてしまいそう！こちらもおすすめ！

作品紹介

ブラック企業に勤めるOL・佐伯ハルカ。ある日、45連勤から帰宅すると飼い猫のキクチヨが人間? になっていた!?　そして、ハルカのために世話を焼こうとするキクチヨなのだが…。さらに、他にも人間? な猫が続々と加わっていき!? 日々の疲れにイケてる黒猫はいかがですか?　イケメンブラックキャット×ブラック企業OL。ほっこり和やか♪ 黒猫コメディ!　(アマゾンより引用-リンクは表紙画像から)

作品紹介

作者の草川為さんは「ガートルードレシピ」や「十二秘色のパレット」、「龍の花わずらい」など、どの作品も独特の世界観で最初から最後まで飽きさせないストーリー展開がいつも素敵な作家。
今回はちょっと不思議な猫の世界を描いてます。
この世界（九生の猫社会）では猫達は9つの命を持つことになっている。
残りの命の数に応じ名前を与えれている。

9つのうち、命を一つ落とした場合は名前が変化していきます。
その名前変更の申請を地域のボスに報告しなければならない。
更新を怠ると大猫になり狂って暴れることになる。
そうならないように更新を促していくのが主人公・八潮の仕事。

かつて八潮は九曜という名前の時に三雲を助けて、1つめの命を失ってます。（ここで九から八に名前が変わりました）
そんな命の恩人の八潮になんとか恩返しをしたい三雲は八潮の仕事を手伝うことに。
とはいえ、八潮の仕事は時に狂ってしまった大猫相手に戦うこともある危険な仕事。（三雲の名の通り、あと命は三つ）

何だかんだと八潮の邪険にされながらも役に立とうと頑張る三雲。
偏屈な性格をしている八潮が時には優しさも見せる八潮とちゃっかりとした愛らしい三雲のやり取りが読んでいる人の心をほっとさせてくれます。

少し変わった世界観ですが、違和感なくスーっ読めます。一話完結ながらも徐々に物語は進んでいき、二人の距離も徐々に近づいていきます。物語も恋愛一色に偏ったりしていないあたりも良いところかも。
偏屈クールな八潮とキュートで健気な三雲のコンビはとっても楽しめる女子漫画ですよ。

作品紹介

じゃりン子チエの飼い猫の小鉄は無敵だ！腕っ節が強く、当然のように人間に勝つ！さらに人語も理解してなんと！漢字も読める！ホルモン焼き屋店を切り盛りするチエの絶対的なパートナーだ！

作品紹介

猫の世界には箱がある。この作品は、ふんわり癒されたいならかなりお勧めの作品。

タイトルからするとシュレディンガーの猫を思わせてなんだか小難しそうな話に感じるけれど、中身は正反対。単身赴任の中年である主人公の生活を描いていて、その主人公が住む周辺にたくさんいる猫たちの観察日記という感じ。

ただ、猫を観察しているとなぜか周囲の人たちのストーリーと関わっていくことになるという感じで話が進むので、人間ドラマ的な内容もあって、かなりまったりと、そしてじんわりと優しくなれるような柔らかさがある。

本当に主人公のキャラクターもよくて、こんなおじさんなら知り合いになりたいと思えるような、リアリティがありそうでなさそうなそんなところもお勧めで、安心感を持って最後まで読める作品。

連作短編風なのも、時間があまりない人にも良くて、ちょっとした合間の時間で少しずつ読み進めることができてかなりおすすめです。

作品紹介

半野良猫のフルットと半飼い主の鯨井先輩を中心に、ゆるい日常を描いた2ページのショートギャグマンガ。

フルットは自分では野良猫のつもりでいるが、鯨井先輩に定期的にエサを貰ったりして、野良猫になりきれていないし、鯨井先輩は小銭が入ったらギャンブルに使ってしまってしまうような人で、そのダメっぷりがいい。

一話が2ページにまとまっているので、さくっと読むことができるしゆるい日常を作者ならではの意外な視点で描いて人によってツボが異なりいろいろ楽しめる作品。

何か読みたいなという気分のときにおすすめでもあり、トイレやお風呂で推奨したい。

基本的にフルットを中心とした猫パートと、鯨井先輩を中心とした人間パートで構成されているが、どちらのパートもいい味を出しまくり。『それでも町は廻っている』の亀井堂静が出ていたり、鯨井先輩が紺先輩に似ていたりと「それでも町は廻っている」を読むと何倍も楽しめます。

残念女子とシュールな猫のナンセンスな日常が何気なくシュールでいい感じでクスッと面白い！

作品紹介

不良に憧れる高校生・十倉鉄成は、くしゃみをすると猫に変身する魔法にかかってしまった。

なんとか魔法を解こうとしている鉄成が出会ったのは5匹の野良猫。
なんと猫になり、その5匹の属する世界に触れた鉄成は衝撃を受けた。

そこには鉄成がいつも憧れていた不良の世界「男と男の熱い闘い」があったのだ。

アメコミ調で大変テンポよく、擬人化された猫達も格好いいし、可愛い。
鉄成が求める男の世界がどのように実現するのか？
とことん楽しめる作品。