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工夫された設定のマンガレシピ漫画『ヒーローめし』

掲載日:2018.03.14

元々母親がいない男3人家庭の、その父親が急死。
残されたのは大学生の主人公と小学生の弟。
この弟が食が細くて、親父の葬式以来ほとんど食べてくれない。

大学生の主人公は何とか弟に食べて欲しくて試行錯誤した先に、その弟が反応したのが「ヒーローめし」だったという設定で、アニメやら特撮やらで描写されるあのメニューとかあの食事風景とかを、何だかんだと工夫して二人で再現して食べる。
という設定の、料理系日常ほのぼの漫画です。

heromeshi.png
主人公は元々料理なんかしたことない。包丁もおぼつかない。
ただし、ヒーローめしのレシピは探せばあちこちにあるのです。
何故なら亡き父親はアニメ制作会社の演出を30年やっていたという人で、アニメやら特撮やら、その手の映像が部屋に山ほど残されている。

上手いなーと思うのは、主人公の方はそのアニメをちっとも見ていない。 逆に弟の方が(一時引きこもったこともあり)よく見ていて、よく知っています。

主人公は弟と生きていくために、大学の友達やら幼馴染やら、乱入して来るアニメ研の部長(コスプレ美女!)やらに色々と教えてもらいながら、何とか弟と二人でヒーローめしを食べて生きるんだ! という泣かせる設定なのです。

第1話の「ヒーローは食べるんだ!元気がないとヒーローでいられないだろ」から始まり、「日常が一番難しい」「美味しいねってみんなで笑えたらそれがヒーローの味だっ!」「たいがいのことは やり直せる」などなど、名言もいっぱいです。
自分たちで作り始めると料理の大変さがわかって来るので「毎日人のために給食つくる人もヒーローだ」って話したり、「毎日ラピュタパンじゃ飽きるー!」(そりゃそうだ)ってなってからは、二人でレシピを工夫し始めたり。

カリオストロのミートボールスパゲティは絶対食べたい! とか999の「ビフテキ」が出て来るとは・・・とか、ヲタクが読めば多重に楽しめる設計にもなっています。
ムフフ。

ルフィーの宴会肉はまだかなー? 2巻まだかなー?


―――作者プロフィール―――
●著者:石田敦子
漫画家、アニメーター、イラストレーター。
8月9日生まれ。広島県出身、東京都在住。
アニメーターとしての代表作に『勇者特急マイトガイン』『勇者警察ジェイデッカー』
『魔法騎士レイアース』など。
漫画家としての代表作に『球場ラヴァーズ』『アニメがお仕事!』など。 広島東洋カープファン。2014年には新語・流行語大賞「カープ女子」の受賞者として
表彰式にも出席している。




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