とにかく描きたい!同人作家さんインタビュー
何十回もコマやシーンを切り貼りしてネームを納得するまで直します
スポンサーリンク
第44回 銅 リコさん 後編
同人まんが道では、インディーズコミックで活躍中のクリエイターをご紹介します。
作品の裏話や、普段どんな風に作品を制作しているかなど、気になる疑問をインタビューでお聞きします!
これを読んでからもう一度作品を読んでみると、より一層楽しめることまちがいナシ!
今回は、【ゴーゴー・ゴーグル】、【トニとあらた】作者である銅 リコさんにインタビューしました。
銅 リコ
ちょこちょことイラストレーター、テンペラ画制作、漫画アシスタントをやってます。
そこらへんこなせる作家を目指しています。
絵も漫画も少女とエロスをテーマに制作。女の子描くの大好き。
時々はっちゃけたの描きたくなる、エロで根暗方面の漫画描きです。
漫画SNSマンガ読もっ!銅 リコさんのページ
銅 リコさんにインタビュー
――1ページあたり、どのくらいで仕上げていますか?
ページにもよりますが、大体2日...ぐらいです。
すごく遅いんです~。
――画材は何を使っていますか?
全部デジタルです。ComicStudio EX 3.0。
――これは便利だ!と思うオススメの道具はありますか?
PC...でしょうか。
PCが壊れたら創作物の殆どが死亡します......。
――マンガを描くときの作業工程など教えてください。
まずネームきっていきます。
プロットとか文章にはしなくて、直にコマきって絵を描いていきます。
そしてここが一番大変なんですが、ネームを納得するまで直します。何十回もコマやシーンを切り貼りして。
運がよければそこから普通にペン入れ→トーン→仕上げです。
――技術向上の為に何かされていますか?
ひたすら絵を描く。ひたすら納得いくまでネーム直しをする。
それのみ。
――銅 リコさんがマンガを描くときの○秘テクニックをこっそり教えてください!
そんなすごい技なんて...。
しいて言うなら
コピー&ペースト。
――新しいソフト、道具、マンガに関する情報など、最近気になっていることはありますか?
ComicStudio4.0が欲しいです。それ様のデジタルトーンも。
■銅 リコさんの作業工程をご紹介!
銅 リコさんコメント:
モニタが横長なのでレイヤーやチャンネルが隠れなくて快適です。
銅 リコさんコメント:
レイヤーはかなり作ります。
いつも同じ所にカラーパレットやレイヤーがないと落ち着かないです。
銅 リコさんコメント:
ネームも全てコミスタ。これは人に見てもらえるように文字をいれたものです。
絵ははかなり簡潔。
銅 リコさんコメント:
コミスタでの作業はほぼペン入れまで。
指定を入れて後はフォトショップで仕上げます。
これからのWeb漫画に期待しています
――編集社へ持ち込みをしたことはありますか?また、したいと思いますか?
あります。担当さんがつきましたが、色々あって音沙汰なくなりました。
そろそろまた出陣します。
――同人誌即売会などへは参加していますか?また、参加してみたいイベントはありますか?
中学校以来全然ないです。
中学の時はいっぱしにオフ本作って売っていました。
――休日は何をして過ごしていますか?
買い物やお茶しに行ったり。
土日どちらか外に行かないと喚きます。
――マンガ以外で好きなものを教えてください。
ファッションイラストを描く事。元々イラストレーターを志していた時がありました。
――影響を受けたマンガなどあったら教えてください。
日渡早紀先生の「ぼくの地球を守って」、後やまだないと先生の「王様とボク」です。
――どのあたりに影響を受けましたか?
「ぼくの地球を守って」は、少女漫画なのに人間ドラマがすごくて、小学生の頃だったんですがそれまでに読んだことないぐらい面白い!!とはまりました。
主に人間の弱さを描いていたりする所にすごい影響されたと思います。
やまだないと先生のはもう雰囲気にやられました。
雰囲気がすごく良くて、最後までそれを貫きとおして完成させてる所がすごいというか、とても真似できなくてくやしくて衝撃的でした。
私の描きたかった事を全て描かれてらっしゃるので、ああもうどうしようかなと(笑)。
でもそこから自分の描きたいものと今後の方向性が見えてきた気がして、思い悩んだら一度先生の漫画に目を通す事にしています。
――もし、憧れの作家さんに会えるとしたら、何を訊いてみたいですか?
短編一本どのぐらいで描けますか??
――最後になりますが、銅 リコさんにとって同人マンガとはなんですか?
私はコミケに行かないので同人マンガというとあまりピンとこないのですが、ネットの中では一個人が簡単に漫画を発表出来、誰かがそれを読んでくれる。
ありがたい事に感想や細かな指摘をしてくださる方もいる。
もうプロの漫画家じゃなくても表現者として充分だと思ったりするんですよね。
これからこういう場を提供していただいた事によって新しい漫画の世界が広がっていくようで、その一端にいるという事がすごく嬉しいです。そしてそれを本当に楽しんでる感じがします。
紙面で活躍されてる方だけが漫画家というわけじゃなく、これからは力あるインディーズの作家さんたちがどんどんこのネットの世界を面白くさせてくれるんじゃないかなー、とこれからのWeb漫画に期待しています!!
――銅 リコさんありがとうございました!
スペシャルイラスト
同人まんが道(後編)いかがでしたか?
今後もどんどんインディーズコミックで活躍されている方をピックアップ致します。次回もお楽しみにっ!
« 一度持ち込みに行った編集の人に「描きたいものは絞ったほうがいい」と言われ
『伝える』が一番難しい!子供向きに見えてしまう悩みにどう向き合うか »
スポンサーリンク