とにかく描きたい!同人作家さんインタビュー

初期投資は大きいが消耗品を意識せず何度でも描き直せるデジタルに

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第42回 絶牙さん 後編

同人まんが道では、インディーズコミックで活躍中のクリエイターをご紹介します。 作品の裏話や、普段どんな風に作品を制作しているかなど、気になる疑問をインタビューでお聞きします! これを読んでからもう一度作品を読んでみると、より一層楽しめることまちがいナシ!
今回は、【集めて英雄ショクガンナー!】、【夏だね!】、【ナイト!】作者である絶牙さんにインタビューしました。

絶牙(ゼッガ)さん 絶牙(ゼッガ)
関西で生まれ、関西で育つもさほどコテコテでもない関西人。
成人後に創作の道に足を踏み入れ、死に物狂いで技術とセンスの習得に励み現在に至ります。
「明るく・元気に・前向きに」をコンセプトに作品を創り続ける今日この頃です。

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絶牙さんにインタビュー

――1ページあたり、どのくらいで仕上げていますか?

厳密に計った事はないので、よくわからないのですが...下描き~ペン入れ~トーン等の仕上げ、の工程でなら6時間くらいでしょうか。まあ、遅筆であるとは断言できるかと(汗)。

――画材は何を使っていますか?

ネームから完成まで全てパソコン上、コミックスタジオで行っています。カラー作業はペインター、フォトショップです。 創作の道に足を踏み入れる際、どの画材を自分の主武器にするかを考えた時、 初期投資は大きいですが、消耗品の費用を意識する必要はなく何度でも描き直せるので、 躊躇無く練習もできると言うところから、デジタル(PC)を自分の画材に決めました。(もっともPCも消耗品ですが...) とは言え、アナログな作業を全然やった事がないわけではありません。 環境を整えるまでは、紙の原稿用紙にペン入れしたり、トーンを切り貼りしたりといった 作業も経験はしておきました。 今も、時々スケッチブックに絵を描いたりはしています。

――これは便利だ!と思うオススメの道具はありますか?

ペンタブレット、コミックスタジオ、ペインター、フォトショップ...全部便利だと思います(笑)。
私みたいに技術のない人間でも、マンガや絵を描けるんですから。

――マンガを描くときの作業工程など教えてください。

テーマを探す→のた打ち回る→ネームを考える→部屋の掃除がしたくなる→下書きをする→胃液が逆流しそうになる→ペン入れをする→もがき苦しむ→トーン作業→無性に叫びたくなる→完成する→快感に打ち震える

――技術向上の為に何かされていますか?

私は「結果としてマンガが仕上がるなら(人道に外れなければ)経緯は問わない」と言う考えで無我夢中でやってきてますので、マンガを技術で語れないのですが(汗)。 あえて言うなら、マンガを描く事です。結局、描かなきゃ話になりませんし、描いていれば上手くなると思います。あとは、意識する事でしょうか。仕上がった作品を振り返って何が駄目だったのか次はどこを改善すべきかを自覚する事です。
人に言われてやるより、自分で気付いて改善する方が数倍効率が良いですし、考える事、実行する事が、すべてにおいて技術向上に繋がると思います。

――絶牙さんがマンガを描くときの○秘テクニックをこっそり教えてください!

私が知りたいくらいです(笑)。
テクニックとは違うかもしれませんが、やはりマンガを描くにあたって大事なのは、「考える事」と「実行する事」だと思います。 例えば、こういうシーンを描きたいんだけど、どうやっても上手く描けない...と言う場合とにかく考えます。どうすれば描けるのか、他に良い表現があるのではないか等など。 そして、考えついた事を実行に移して結果に出します。これを繰り返せば、作品は完成するはずで、私自身、それでとにかく完成させてきています。
作品の稚拙さを悔やんだり、へこんだりするのは完成させてからの話で、途中でそれを認めて挫折する事を繰り返していたら、何も前進しませんから。1作品仕上げた結果が、自分の作家性の全てを決定するわけじゃないですし。
前に描いた作品より、今描いてる作品を、今描いてる作品より次に描く作品を良いモノにしようと努力すれば、いつかは良い作品を描けるようになる...と、私は信じています。

――新しいソフト、道具、マンガに関する情報など、最近気になっていることはありますか?

高嶺の花なんですが、液晶タブレットがすごく気になってます。ショップのお試しコーナーでは、毎回立ち寄って落書きして使い勝手を調べてるんですが、 やはり、手元に描いてる映像が映ってると描き易いかなと感じます。
前(モニター)を向いてペンタブレットを動かすのにも慣れましたので、液晶タブレットがないと駄目というわけでもないため、贅沢な道具ではあるんですが...。 でも、デジタルで作業してる人間には憧れですよね(笑)。

■絶牙さんの作業工程をご紹介!

作業机まわり ■作業机まわり
絶牙さんコメント:
作業は全てデジタル(PC)で行います。
メイン(右)とサブ(左)の2台体制。作業途中なので、ちょっとちらかってますが(汗)。

作業工程1 ■作業工程1
絶牙さんコメント:
デジタルは失敗を恐れなくて良い!ので、ガシガシ下書き。

作業工程2 ■作業工程2
絶牙さんコメント:
デジタルは失敗を恐れなくて良い!ので、ガシガシペン入れ。

作業工程3 ■作業工程3
絶牙さんコメント:
あとはトーン入れて色々仕上げ。
デジタルなので後から上にフキダシや効果文字を重ねる事も難なく可能で便利です。

自分の中の世界を人に見せる行為の手段の1つ

――編集社へ持ち込みをしたことはありますか?また、したいと思いますか?

地元周辺にマンガ編集部がない為、持ち込みはありませんが、投稿は続けています。 と言いますか、それが私の創作活動の主目的なので。
一番最初に「マンガを描く!」と意識して描いた作品である「ゆめぼし」と言う4コママンガを 芳文社まんがタイムジャンボに投稿して、それが新人企画に掲載されてしまった事が現状に至る発端になっています。
その後、ストーリーマンガででも挑戦してみたりと紆余曲折を経て、再び4コママンガに挑戦し、奨励賞という1つの結果に辿り着きました。 そんな中...ちょっと告知になり申し訳ありませんが12月4日に発売されました「まんがタイムジャンボ1月号」に 新たに描いた「ゆめぼし」をゲスト掲載させてもらえる事になりました。
最初の「ゆめぼし」から5年越しのリベンジとなる因縁だったりします。
もし、よろしければお近くの書店やコンビニで探してやってください。

――同人誌即売会などへは参加していますか?また、参加してみたいイベントはありますか?

地元で開催されています、オリジナル創作オンリーイベント「関西コミティア」にはいつも参加させて頂いています。
どうしても遠出しづらいので、地元以外のイベントにはなかなか参加できないのですが、関東のコミティアにはいつか参加してみたいです。

――休日は何をして過ごしていますか?

マンガや絵を描くか、それ以外でならばゲームやオモチャで遊んだり(笑)、散歩してますね。 商店街を歩いたりするのが好きなんです。老若男女、色んな人がいて喜怒哀楽が溢れている場で面白いです。

――マンガ以外で好きなものを教えてください。

いい歳して、オモチャには未だ心ときめくんですよね(汗)。 なので、散歩ついでに近所の家電量販店なんかのオモチャ売り場を覗いて 色々物色してます。最近のオモチャはなかなかにすごいんですよ。
ラジコンなんて、自分が子供の頃は高いオモチャでしたが、 今じゃ1000円もあれば、手のひらサイズのラジコンで遊べるんですから。 しかも、今じゃラジコンヘリコプターすら手のひらサイズお手軽価格なんですよ。 こりゃもう、親父が熱中するわけですよ(笑)。
あと中途半端なゲーマーなので、テレビゲームでも遊んでます。 ただ、私は「ゲームはみんなでワイワイ遊ぶもの」と言う考えなので、 ひとりでチマチマ進めるRPGなんかでは、遊ばなくなりました。 時々、友人らを集めてゲーム大会なんかやったりもします(笑)。

――影響を受けたマンガなどあったら教えてください。

幼い頃には手塚治虫先生、藤子F不二雄先生、藤子不二雄A先生らの作品に親しんできましたから、それらの影響は確実にあるとは思いますが、私が影響力を自覚したのは星里もちる先生の作品ですね。「危険がウォーキング」から「りびんぐゲーム」までの初期頃の作品が特に影響が強いと思います。それ以降の大人向け作品も好きですが。

――どのあたりに影響を受けましたか?

キャラクターの繋がりや、その雰囲気が非常に心地よくて、そういう人と人との繋がりのドラマを自分も描きたいと思っています。

――もし、憧れの作家さんに会えるとしたら、何を訊いてみたいですか?

うーん...特に訪ねたい事はないです。むしろ、向こうが積極的に話してくれる事なら、何でも聞いてみたいですね。その人が何に興味があるのかが、それでわかるわけですから。もし共通する趣味があるならば、それに関して話題を広げたいですね。

――最後になりますが、絶牙さんにとって同人マンガとはなんですか?

自分の中の世界を人に見せる行為の手段の1つ、でしょうか。
創作活動と言うのは、言うなれば自分をさらけ出す「恥ずかしい行為」だと思っています。 それを恥ずかしがらずに堂々と、胸を張ってさらけ出して、それに誰かが共感してくれたなら、ものすごく嬉しいです。
今は、それを創れる環境、発表できる環境が幅広くあるので恵まれた時代なんだなあ、と感じます。

――絶牙さんありがとうございました!

スペシャルイラスト

スペシャルイラスト

同人まんが道(後編)いかがでしたか?
今後もどんどんインディーズコミックで活躍されている方をピックアップ致します。次回もお楽しみにっ!



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