鉄楽レトラは面白い?評価点数・レビュー・無料の有無をチェック
『鉄楽レトラ』をおすすめ! 鉄楽レトラの面白さを感想レビュー、みんなの評価点数と口コミ関連情報で紹介。 鉄楽レトラは「佐原ミズ」と「スポーツ漫画で完結済名作」と「泣ける漫画」と「ダメ男漫画」と「ゲッサン少年サンデーコミックス」と「」と「」とにランクインしています。 このページでは鉄楽レトラの作者・佐原ミズ先生の他の漫画や鉄楽レトラが好きな人のためにテーマ・ジャンルでの類似漫画、お気に入りの漫画家の他の作品(過去作)、同じ掲載誌などからの面白い漫画も探せます。さらに各社の無料試し読みサービス比較表付き。 そしてあなたの評価を30秒で簡単にSNSシェアできる!【スタンプ点数評価】付き。 この作品を面白いと思う人のために最新刊~完結情報までしっかり紹介♪ 鉄楽レトラの最新刊は『鉄楽レトラ 6 (ゲッサン少年サンデーコミックススペシャル) 』 動画配信(動画配信各社の比較付き)・予告動画・声優・出演者・監督の関連情報も随時紹介!

公開日:2013年07月12日
小学館
2013/07/12 発売
作品紹介
自分に自信のもてない少年の片想い。
そして相手の少女も別の男に片想い中…
花火大会とともに近づく人間関係の結末は…!?
切なく眩い青春譚――第4巻!!
一花・二乃・三玖・四葉・五月の五つ子達が
ゲームに登場!
「五つ子ちゃんはパズルを五頭分できない」
3.8
[ストーリー性 4 | キャラクター性 3.5 | 画力 3.5 | 読後感 4]
鉄楽レトラのオススメ感想レビュー
繊細な絵とストーリーに心温まる
鉄楽レトラ 5 (ゲッサン少年サンデーコミックススペシャル)
ストーリー性
キャラクター性
画力
読後感
中学時代に挫折をした、主人公の「守られている事も知らずに自惚れてる自分は・・・もう嫌ですっ!!」というセリフが突き刺さった。
とりわけ中高生の頃は、葛藤を抱いて悩み苦しむことは誰にでもあるだろう。
考えてみるに、それは年齢に関係なく、多かれ少なかれあることだと思う。
葛藤と挫折。人はこれを繰り返しながら生きていく。
その辛さを初めて知るのがちょうど思春期。
挫折から立ち直るには時間がかかる、逃げたくもなる。
主人公とその仲間がそれぞれ無様さを晒しながら動き始める。
そのプロセスがとても丁寧に描かれていて胸に突き刺さる。
読後は心の手入れが届かない場所が癒されているから不思議だ。
登場人物たちが挑んでいくフラメンコの活動は、2巻目以降から本格的に出てくる。
刊行される都度、変わっていく表紙絵の主人公の表情にも注目したい。
「挫折を知る人間は強くなれる」!?それ本当なの?の、その先を見せてくれる
鉄楽レトラ 5 (ゲッサン少年サンデーコミックススペシャル)
ストーリー性
キャラクター性
画力
読後感
傲慢になっちゃった、とか傷つけちゃった、とか、三人三様の理由で学校内で孤立していた少年達。
主人公がスペイン舞踊に出会っていき、その他の二人も巻き込まれていく課程で、友達と自分の役割を手に入れていく。
弱気ダメ少年ヨロヨロ奮闘記、みたいなお話。
義務的に目立たないように息を潜めて高校生活3年間を過ごそうとしたら、それは苦行みたいになるけど、努力できる方向を見つけただけで、学校が苦行の場所じゃなくなっていく。
自分が傷を知っているだけに、他人の傷やもっと別の立場の人を思いやることだってできてしまう。
1巻の少年達と4巻の少年達は、相変わらずダメな感じだけど、変わらないけど何か違う。優しさが違う。
ダメ主人公のダメダメ描写が具体的で過不足なく、それぞれのキャラが勇気をもって他人に関わるたびに、少しずつ自分に対して肯定的に考えられるようになっていく過程は、少年マンガにはモッタイナイほど繊細。
「挫折を知る人間は強くなれる」とか「優しくなれる」なんて、挫折だけじゃ絶対にウソで、挫折したら弱くなって卑屈になったりして優しくもなくなるのが当たり前だと思うけれど、
ちょっとしたキッカケでほんのちょっと勇気を出してみるだけで、少しずつ毎日が楽しくなっていくなら、自分もちょっと頑張れたらイイな。
読むとそんな風に思える、優しい漫画です。
挫折が人を強くする時、そうじゃない時、そして誰かを信じたい時
鉄楽レトラ(4) (ゲッサン少年サンデーコミックススペシャル)
ストーリー性
キャラクター性
画力
読後感
失敗、挫折を経験することは人を強くすると世間ではよく言われる。
これは言葉が足りないと思う。確かに心が強い人はそうなのだろう。
でも多くの人はそうではない。
失敗、挫折から再び人が立ち上がるには、少しずつでもいいからキッカケ、行動、時間、ささやかな周囲からの支援(暖かく見守ってくれるも含む)が必要なのではないか。
このストーリーはフラメンコの赤い靴に偶然出会ったちょっと自信を無くしている男子高生が少しずつ、少しずつ勇気らしいものを出したり、ひっこめたりしながら前に進む。
その過程で彼を取り巻く環境や何かが少しずつ変化していく。
主人公や次々出てくる登場人物達にもどかしさと自分がどこかで求めていたかもしれない優しさ感じる時がある。
でもそれは登場人物の誰かの心の動きに自分を見出すからなのだろうか。
誰だって弱い面を必ずもっている。それを自然に支えてもらった時のうれしさは何とも言葉にはできないと思う。
自分の存在を許せること、誰かに必要と思ってもらえること、言葉にしてしまうとツラいけど、そんな大切な何かをトツトツと繊細な描写で表現してくれるこの作品は心にスーと入ってあなたの涙腺をゆるめてくれます。
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